全優石のお墓レスキュー隊
先月28日、テレビ朝日のスーパーJチャンネルで「お墓レスキュー隊」の活動に密着した特集を放送していた。
木曜企画 ～被災地のお墓がＳＯＳ～密着！“石のプロ”お墓レスキュー隊～
◆群馬の石材店が被災地の墓復旧へと向かう！
今回「お墓レスキュー隊員」として白羽の矢が立ったのは、
群馬県の石材店「石のサンポウ」に所属する、お墓のプロ3人。
今月10日の夜、被災地・宮城県へクレーン機材を積み込み出発。
被災地でのお墓復旧活動まで密着した！
◆墓地に電車が･･･宮城県女川町の共同墓地
津波により電車の車両までもが流されてきた、女川町内の高台の墓地では、
約600基のお墓が破壊され、津波で流されるなどの被害を受けていた。
2カ月後には車両は撤去されたものの、お墓はまだ手付かずの状態。
そこで、お盆を前に一刻も早く墓を修復したいと、寺の住職が依頼、
お墓レスキュー隊が復旧に立ち上がった！
しかし、墓石の復旧には数々の問題が･･･。
「墓地が高台にあるため、重機が入らない･･･。」
果たして、墓石を復旧することが出来るのか！？
◆プロの技が光る！お墓レスキュー隊
被災した個人のお墓の修復依頼、地盤沈下により基礎が傾いたお墓。
地元石材店も人手が足りず、手が回らずの状況･･･。
ここでお墓レスキュー隊により基礎を水平に、そして余震に備え補強をして立て直す！
これぞプロの仕事。
◆瓦礫と倒れた墓石が混在する石巻市沿岸部のお墓
「瓦礫の山です。墓地とは思えない。」
お墓のプロも言葉を失う！100kg近くある墓石が津波で流出し、お骨も流されてしまった。
「津波で流されて行方不明の妻を弔うことも出来ず･･･。」
先祖や家族を弔う場所すら失った。
お墓レスキュー隊によって流出した墓石を見つけ、お墓を立て直す！
お墓レスキュー隊の活動は素晴らしいですね、いくらボランティアがいてもお墓の修理は石材店の人間でないと出来ないと思います。繁忙期が終わって少しでも人員に余裕がある石材店には応援にいってもらいたいものです。
2011年7月1日の読売新聞の記事
墓石レスキュー出動 全国１０社が修復活動…宮城
全国の墓石業者で組織する「全国優良石材店の会」（事務局・東京都品川区）は、お墓修復支援隊を結成し、６月中旬から宮城県で倒壊した墓石を修復している。
被災した会員が地元の寺院から、「お盆やお彼岸までに供養の場を整えてあげたい」と相談されたのがきっかけで始めた。被災地では、墓石などが倒れたり、ずれたりしているが、会員自らも被災するなどし、修復は順調に進んでいない。中には３０００件も依頼を抱え、対応が追いつかず苦慮している店もあるという。
そこで、同会では被災地の求めに応じ、２～３人で応援チームを組み、現地に１～２週間滞在して手弁当で作業している。現在、北海道から広島までの約１０社が応じ、今秋までに延べ１０～１５チームが現地を訪ねる予定だ。
ただ、会はあくまでも石材店の支援に徹し、寺院などからの直接の希望には、「まずは最寄りの業者に相談してほしい」としている。墓石は重く危険な作業が伴うため、一般ボランティアは募っていない。問い合わせは同会（０３・５４２３・４０１４）へ。
現在被災地に住んでいらっしゃる方から相談を受けております。
震災でお墓を建てなおさなければならないのだが、地元の信頼できそうな石材店がお墓の修理などを多く頼まれていて来年にならないとお墓を建てれないというのです。
地元の石材店は震災後のお墓の修理に精一杯でとても新しくお墓を建ててる時間などないようです。ならばお墓のレスキュー隊として全国の石材店に立ち上がってもらいたいなと思います。
今こそ立ち上がる時じゃないでしょうか。