お墓に敷き詰める石について
こちらの写真を見てください。
こちらのお墓は「神道」の方のお墓です。竿石が長いのが特徴ですが、お墓のサイズは決められてるので指示された大きさで建てます。お墓の周りに「玉石」が敷き詰められてるのを確認できますか？この石なんですが、一袋20kgで500～1000円程度の輸入石がほとんどです。
国産の那智石などはとても高くて使用する事はほとんどありません。
那智石とは三重県熊野市木本町から熊野川河口の鵜殿村に至る七里御浜海岸では熊野市神川町を起点として熊野川を流下した那智黒石が長い年月を掛けて太平洋の荒波に揉まれ打上げられたた丸みを帯びた黒い石です。
那智石についてはこちらをどうぞ。
那智石の価格です。
どうですか、国産の本物はこれくらいの価格はします。
研磨していない那智石であればもっと安いと思いますが、ホームセンターで売ってる輸入玉石とはぜんぜん価格が違います。「那智石」と書いてはありますが、那智石ではない場合が多く価格が20kgで1000円とか2000円とかっていう那智石は偽物でしょう。
価格が安い那智石などありません
白那智はこちらをご覧になってください。
こちらは本物とは思えません。
輸入玉石は着色してあるので黒い玉石など数年で色が落ちてしまいます。ところが本物の那智石だと色が落ちることはありません。
玉石を本物の「那智石」を使ってるのは、ほとんど見たことがありません。ごく稀に本物の那智石を見かけますが、「見えないところにお金をかける」の典型でしょう。
一般の人が見ても分からないと思いますし、色褪せたら取り替えればいいので「那智石」を使用するとはかなり贅沢な事です。