56歳の呟き パート2 第42話 「生きる力」 | マライカのブログ

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こんにちは~!  お元気ですか~? 

 

  

ここんとこ、2か月余り前の事です。

 

大阪である男性と親しくなりまして。

 

彼との出会いは去年のことですが 


最近はわたしが実家の父の介護で大阪に


行く事が多くなったため彼とも、


たびたび会うようになりました。


(この時、私は三重県に住んでいました。)

 

あまり身の上話はしない人だったんですがね

 

最近はよく話してくれるようになったんです。

 

で、今度、その人の本を書こう・・・


と決まりました。

 

 

タイトルはもう決まっていて

 

「人生最大の誤解」っていいます。

 

 

その人は両耳と両目に障害を持っていて 


糖尿病です。

 

奥さんと離婚してからすでに7年。

 

1ルームのマンションに住んでいます。

 

一度、家に行ってみたところ、びっくり。

 

まるで ゴミ箱・・・のようでした。

 

引っ越してきた頃の段ボール箱もそのまま。

 

狭い部屋でタンスの引き出しも


段ボール箱や荷物で開けられない状態。

 

置いてあるある机や家電をはじめ 


すべては ホコリが1センチ位積もっている。

 

ところどころに見える床もホコリだらけで 


すごく不潔な状態。

 

足の踏み場もなく目が見えにくい彼にとっては

 

危険がいっぱいで何がどこにあるのかも、


分かってなかったのです。

 

彼はすごく優秀なひとで、特殊な技能の持ち主


設計やプログラムのシステムを作る仕事をして


いたそうです。

 

それらの関連部品を捨てることができず

 

段ボール箱4箱くらいもあり

 

後ろ髪ひかれて捨てることができなかった・・・


そうです。

 

技術者から独立し事業を始めて


とてもうまくいってたそうです。

 

新築も購入し・・・・家族のために30年以上


も働き続けて、すべてのものが一瞬にして崩れ去


ったある日・・・・

 

     



彼の地獄が始まったのでした。

 

    

 

その後の数年間というもの・・・


何とか・・・・彼は

 

生きる気力を奮い立たせ・・・・


頑張ってきたのでした。

 

そんなある日ある男友達から彼を紹介されたのでした。

 

紳士的でいかにもゆったりして


大らかな感じの人でした。

 

で、パソコンに詳しいと聞き


わたしのパソコンの勉強に協力してもらっていたんです。

 

両目が不自由なので、文字は大きな虫メガネや 


ルーペで、ひと文字づつ追って、読んでいました。

 

話してるときも、よく「え? え?」と聞きなおされます。

 

補聴器を使っていても聞きとれないくらい


 聞こえがよくありません。

 

 

そんな彼にパソコンのことで先生になっていただいたのでした。

 

「いつか、この恩返しをしなければ・・・・」 と 思っていました。

 

 

で、その恩返しのチャンスはやってきたのです。

  

 

「部屋を片付けましょう」と提案してお掃除することにしました。

 

あれから、やく2か月・・・・・


あの一つの部屋の中に・・・・

 

どれだけの荷物が・・・あったことでしょうか。

 

 

  

彼は明らかに自分の境遇を嘆いていました。

 

精神力も気力もなく生きる力・・・みたいなものが・・・なえてしまっていました。

 

食事もおろそかなので糖尿病も治らず

 お医者さんに 怒られる始末。

 

「お好み焼きを食べに行きましょう」とさそい、

 

ちょくちょく友人と3人で、お好み焼きを食べに行くんです。

 

また、手作りのおかずを作っては運んだりして 食事も応援しています。

 

「おいしいなぁ、ぼく、お好み焼き、大好きなんや~」と、うれしそうな顔を見てるとね

 

「この人を 手伝わなくっちゃ・・・」って思うんです。

 

「この人の病気も治さなくっちゃ」って思うんです。

 

 

   

 彼の部屋はまるっきり生まれ変わりました。

 

「え~っ!! これが僕の部屋~?ぜんぜん変わっちゃったね~」  

 

と、まるで奥さんでもいるかのような部屋に生まれ変わりました。

 

思い出の写真やトロフィーを、本棚の中に飾り 

 

お母さんの写真も飾り100均で


大きくて赤いバラの花を大きな花瓶いっぱいに 


入れてお部屋がパ~っと明るくよみがえりました。

 


 

彼は「生活しやすいし、楽しくなるよね!」っと、喜んでくれました。

 

 

あんなにも不自由な暮らしを知ってるのか知らないのか家族は・・・・

 

なにもせず・・・無関心なようでした。

 

 

知ってますか・・・・・愛・・・の反対語


は・・・・・無関心・・・であると。

 

  

 

「これからは楽しく明るく人生をやり直し


ましょうよ!!」

 


 

彼のふさぎ込んだ心に一本の灯りがさしたかのよ


うに表情が すっきりしたように見えました。

 

無表情な彼の顔に「笑顔」が現れるようになりました・・・

 

 

そして、素晴らしいことに

 

ここ数年間良くならなかった糖尿病の数が下がり

 

医者がびっくりしていた・・・・とのことで、声を出して笑っていた彼でした。

 

  

 

こんなわけでわたしの毎日はとても忙しい。

 


人の顔から笑顔が飛び出すとうれしいですね!

 

      

 

で神さまもきっと喜んでくれてる・・・・って

 

思うと・・・うれしい。

 

「人に喜んでもらえることをもっと、頑張りなさ


い」と聞こえる気がします・・・・^_^


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水の結晶   (天照大神を見せた時)