1 終了時のデーターいろいろ

ドイツ空軍GA69 行動可能69

ルーマニア、ハンガリー、イタリア、スロバキアGA変動なし。

ソ連空軍GA118 行動可能109

残資源ポイント

枢軸軍残60ポイント

ソビエト軍残6ポイント

ソ連海軍修理ポイント残2

結局、1ポイントも使わなかった。

枢軸軍全滅部隊

独軍

12-10装甲師団×1、6-10自動車化歩兵師団×1、8-6歩兵師団×2、7-6歩兵師団×6、6-8猟兵師団×2、4-5固定歩兵師団×1、

2-10自動車化工兵連隊×3、2-8戦闘工兵連隊×3、2-6戦闘工兵連隊×4、

2-1-10突撃砲大隊×13、2-10自動車化重AA連隊×8、0-1-10自動車化軽AA連隊×6、1-10自動車化対戦車砲大隊×5、2-1-10火炎放射戦車大隊×2、3-1-8ロケット砲連隊×4、2-3-8自動車化砲兵×1、2-3-8砲兵×1、1-2-6砲兵×1、1-2-8砲兵×1

ルーマニア軍

4-6歩兵師団×2、3-6歩兵師団×1、4-8騎兵師団×3

1-2-4要塞歩兵×1、1-2-6機関銃×1

2-8砲兵×2、2-6砲兵×1、2-3-8砲兵×1

スペイン軍

7-6第250歩兵師団

スロバキア軍

3-5歩兵師団×2、4-8歩兵師団×1、2-3-5保安師団×1

スロバキア陸軍は登場した部隊が全て全滅してた。。。カワイソしょぼん荒っぽく使ったつもりはないんだけどね。

ハンガリー軍、イタリア軍全滅部隊なし。



2-1 ルール改訂の検証

①マップについて

マップ6枚中4枚のみ使用。ノルウェー~フインランド~北極圏のマップ5B、6Aはカット。さらに、使用する4枚中の南部2枚3B、4Aは半分のみ使用する。マップ南部は、折り目のエリアのみ使用する。

ノルウェー~フインランド~北極圏のマップ5B、6Aはカットしても不都合ないように思える。試しに本プレイが終わった後、このエリアのマップのみで早指しで検証プレイしてみた。極北&補給など厳しいルールがあるのでドイツ軍、フインランド軍ともにほとんど侵攻できない。せいぜいドイツ軍がぎりぎりムルマンスク(1VP)を占領できるかどうかだ。だが、補給トラック、鉄道工兵をこの方面に回す余裕ないのでほぼムリではなかろうか?まぁJu52を回して航空補給という手があるかもしれないが。フインランド軍もヘルシンキ防衛などで多数の部隊を守備用に必要なので、コラ半島方面などに侵攻ムリに思える。補給もやはりムリだし。なので、歴史的興味以外にこの方面がなくてもプレイに支障ないと考える。よって、カットしても影響ないと思う。ゲームバランスに与える影響もあんましないと思う。

一方、南部2枚3B、4Aは半分のみ使用したが、これも「さほど」影響ないと思う。クリミア半島侵攻、スターリノ南部、ロストフがカットされてしまう。だが、これまた補給がない。鉄道工兵を回す余裕が困難なので、枢軸軍はこの方面に大規模な侵攻は難しいと考える。なので、なくても「さほど」影響ないと考える。

以上、極北マップ北2枚は不要。マップ南部2枚半分はなくてもイケルのでは。というのがワタスの結論である。

②トラック~最大のルール改正点~

「補給線表」のトラック欄削除する。トラックも「補給線表」の「陸上」と同様とする。よって、例えば天候好天晴れなら7ヘクス以内で補給下。泥ねい雨なら3ヘクス以内で補給下とする。

上手くいったように思える。全7個しかないトラックだが例えば、中央軍集団4個集めてトラックを数珠つなぎ。モスクワ目指して突進する装甲師団らに何とか補給を通すなど非常にイイ意味で緊迫したプレイができた音譜これが現行ルールだと好天晴れ3ヘクス。泥ねい雨1ヘクスでは侵攻はほぼ絶望的なのではなかろうかむっ補給切れは移動力/戦闘力半減なので、移動が遅い。ソ連軍に損害を与えられないなど史実同様ペースでのソ連領奥深く侵攻ができなくなると思う。

また、トラック個数を増やすという方法もあるだろうが、どの程度増やしていいのか加減がわからない。なので、現行の7個のままで問題ないと思う。多すぎると悪い意味で枢軸軍の侵攻がラクになりイイ意味での緊迫感がなくなるかもしれない。下記③と合わせて参照。

③0-6鉄道工兵連隊によるレール変換の問題

補給線を延長、鉄道移動できるようにするのに枢軸軍は鉄道レールを変換しなくてはならない。0-6鉄道工兵は独軍にたった6個しかない。これが現行ルールだと、好天時2MP。悪天候は4MP必要とする。正規のルールかもしれないが、これのせいで、上記②のようにトラック補給ルールを緩和しても枢軸軍の侵攻/戦線が不自然になったきらいがある。本ソロプレイでも、中央軍集団がロスラゥリ~ブリヤンスクを攻略できなかったので不自然な戦線になった。補給線たるモスクワ街道スモレンスクから延びる細長~い回廊よりモスクワ目指して突進という摩訶不思議?な戦線になった。同様に南方軍集団もゴメリ攻略を終盤近くまで実行できない。キエフ東方~クルスク方面に補給線を設定できず侵攻できないので不自然な戦線になった。これにより42年冬季雪に早くもソ連軍がキエフに迫るといういささかおかしな展開になってしまったショック!

こういった現象を防ぐ対策として、単純に鉄道工兵を増やす。鉄道工兵好天時2MP。悪天候は4MPのMPを変更するという方法が考えられる。鉄道工兵を増やすのは適正な数はわからないので難しいと考える。バランス調整が難しい。そこで、ある情報によると、本作の後発のシリーズでは、どうも好天時1MPでレール変換可能と改訂されているらしい。悪天候は2MP?どうもあるファイルにこれら情報があるらしいのだが、残念ながら私はこのファイルを開けなかった。ともかく、好天時1MP。悪天候時2MPと変更するのが妥当な解決方法なのかもしれない。次回プレイしたらこのルール改訂でプレイしてみたい。

④海上ルール

より詳細ールを持つ先発の「英国本土決戦」同様、艦艇は1航空フェイズ(=1ターン)につき「1回」でなく「3回」爆撃爆弾できるものとする。

これもうまくいったように思える。3回にしても、本プレイの場合、ソ連海軍の黒海艦隊を撃破ドンッするのに実に4ターン(2ヶ月!)もかかった。なので1回でなく3回が適当と考える。現行ルールの1回のみでは少なすぎると思う。

⑤天候決定晴れ雨雪の結晶雪

天候が「下り坂」は北から南へ波及するとある。つまりはゾーンBからCへと波及する。「1ターン遅れ」で天候が悪化すると解釈する。判定は「1種類のみ」決定~つまりは1回のみサイコロを振って判定する~とルールブックに記載あり。よって、ゾーンCは1ターン遅れで悪化すると考える。

天候「下り坂」はこの解釈いいのだろうが、問題は天候が「上がり坂」=天候回復の場合はどうなのだろうか?例えばゾーンBが雪雪から泥ねい雨になった場合など。ゾーンCの南部はやはり1ターン遅れなのだろうか?本プレイでは天候「上がり坂」でもゾーンCは1ターン遅れにしたのだが。天候が回復する場合は、ゾーンB~C「1ターン遅れ」ではなく「同時」でもいいのかもしれない。では雪雪が凍結雪の結晶も天候回復か?やっぱ天候回復?これについては皆さん考えて見て下さい。

⑥増援と補充

両軍とも資源ポイントは8がけとした。残りはマップ外で使用したと解釈した。

マップ外の極北では陸上ユニット攻撃時、航空機1ユニットを爆撃など任務させるだけで原則1資源ポイント使用する。枢軸軍は資源ポイントあまりぎみなので問題ないと思う。他方、ソ連軍は攻撃ほとんどないので実際に資源ポイント消費しないかも。ただ、航空機で防御支援する際、資源ポイント消費するので困るだろう。ソ連軍の資源は極めて少ないので実際のプレイでは極北、クリミア半島で使用しないかもしれない。だが、陸上部隊、航空機が事実上極北、クリミア半島に登場しないのでいくぶんソ連軍有利に働いてしまうので、一種の調整として資源ポイント8がけは妥当の様に思える。これが、資源ポイントありすぎるとソ連軍はさっさとモスクワ方面に多数の陣地を構築して独軍が悪い意味でモスクワに侵攻できなくなってしまうように思える。なので8がけは絶妙な調整だと思う。それでもソ連軍が不利/不自然と考える方は通常通り全資源ポイント使用とか9がけで使用でいいだろう。

また、資源ポイントは盤上で配置して陸上ユニットが運搬というルールは削除した。これにより盤上がスッキリして(本作はただでさえもハイスタックになる…)プレイしやすくなった。プレイ時間短縮にもつながった。なので資源ポイント運搬ルールはなくていいと思う。他方、敵資源ポイント鹵獲という面白みはなくなるが。仕方ないと思う。

⑦選択ルールの橋梁破壊ドンッについて

枢軸軍の侵攻を促すため。及びプレイ時間短縮のためなしとした。あってもいいのかもしれない。独軍は0-5工兵のみならず2-10自動車化戦闘工兵、2-8、2-6戦闘工兵など多数あるので橋梁破壊あってもあまり影響ないのかも。ただ、6月Ⅱの開戦直後くらいの侵攻など序盤はかなり困るのではなかろうか?このために橋梁奪取のブランデンブルク部隊いるのだが。この選択ルールを採用しなかったのでブランデンブルク部隊ほとんど活躍しなかった。何というか小林源文のz.b.vみたく活躍できる場面がなかった。

その他、ブランデンブルク部隊は戦闘の退却時に敵ゾックでも損害なしで退却支援できるので歩兵師団らと行動させればよかった。

⑧クリミア半島突破

1年12月Ⅱまでに最低限50戦闘力。うち35は独軍。これを達成しないと枢軸軍マイナス1VP。

クリミア半島などマップ南部半分ないのでこのルールを新設した。史実でのクリミア半島侵攻と一種のゲームバランス調整。実際やってみて丁度いいように思えた。もうちょと突破部隊あってもいいかな?60、40戦闘力など。突破時期が遅すぎる?例えば11月Ⅱまでの方がより適当?史実の独軍などの戦力から50、35戦闘力と推定したのだが。疑問の方は変えてもいいのかもしれません。

⑨モスクワ占領VPについて

現行ルールはモスクワ市街全7ヘクス占領して5VP。これを7ヘクス中、部分市街地2ヘクス毎占領1VP。全市街地ヘクス占領2VPと変更。合計5VPはそのまま。

これは上手くいった。やはりモスクワ全7ヘクスの占領は厳しい。補給ルールを緩和してもモスクワ「隣接」さえ難しいと考える。本ソロプレイでは下手くそプレーも手伝って(笑)たまたまモスクワを5ヘクス占領できたが、対人戦ではムリでないの?対人戦で私がソ連軍なら、他の戦線を無視してまでもモスクワ方面に陣地を構築しまくる。増援の戦車師団らは決して反撃しないでひたすら温存。独軍の戦線が延びきったトコで一斉に反撃という作戦を取る。そうすれば、独軍はモスクワに「隣接」すらできないんでないのかな?たとえ本プレイみたく補給ルールを緩和してもだ。こういった状況なので全ヘクス占領しないとVP獲得できないは妥当でない。枢軸軍は「初めから」モスクワなどリスク&攻略の可能性の低い目標は狙わないと思う。それだとロマンがない。オモロないので上記変更は妥当だと思う。

なお、レニングラードも同様に全6ヘクスについて2ヘクス毎占領1VPでいいと思う。

⑩市街地ヘクスビルの地形効果について

地形効果表にエラッタが思い切りある。これを私は

ヘクス市街地…サイの目マイナス1。AECなし。工兵、砲兵以外攻撃戦力×2分の1。

部分へクス市街地…AECなし。工兵、砲兵以外攻撃戦力×2分の1。

情報によると全市街地マイナス2。部分市街地マイナス1というのもあるみたい。

実際プレイすると、攻撃側の枢軸軍はこれらモスクワなど市街地ヘクスを攻略するのに戦力比3:1ないとかなり厳しい。3:1でマイナス1の場合で3分の2の確率で攻略成功である。例えば、本プレイでのモスクワ市街戦などで3:1にもかかわらず何度もNEを出してしまい、41年10月Ⅰにモスクワ隣接。10月Ⅱモスクワ攻略戦開始などかなり早い時期にモスクワに達したにもかかわらず全7ヘクス占領できなかった。天候雪雪に枢軸軍はさらにマイナス1修正不利に課せられるのでより攻略が困難になる。なので、上記の改訂でいい様に思えるのだが。他方、戦闘工兵5分の1以上参加でプラス1有利に修正できるのをうまく活用すれば攻略が容易ではという意見もあるのかもしれない。ともかく、ワタスとしては、ある程度の枢軸軍の侵攻をイイ意味で促すためにも上記でいいと思う。検証してみて下さい。

⑪工兵による陣地の構築について

解釈上、敵ゾック内は工兵、戦闘工兵による陣地構築は不可。構築中は中断するとした。

他方、敵ゾック内でも構築可能という情報もあった。

ゲームバランス、ゲーム進行上、敵ゾック内は不可でいいように思える。モスクワ目指し突進する装甲部隊に対して陣地がやたらカンタンに構築可能だと速やかな進撃ができなくなる。たった1個の陣地でも侵攻を妨げるかもしれない。理由は装甲AECAが使えないから。それ以上に、ただでさえも本作のシステムは1ターン2週間なので攻撃回数が少ない。1ターン1回のみ攻撃可能である。オーバーランも10:1以上で可能。これら理由により戦線突破~侵攻~ある程度史実どおりのゲーム進行が難しいと思う。なので、「侵攻側である」枢軸軍に不利である。これでは9月にようやくスモレンスクへ到達…ということも起こるかもしれない。さらにはモスクワ市街に籠城しながら陣地構築して戦闘時マイナス1修正では独軍はたまらない。ただでさえもモスクワ隣接&全市街7ヘクス攻略が厳しいのにより一層困難になる。独軍ひいきだからウンヌンではなく、ゲームバランス&ゲーム進行上やはり敵ゾックは陣地構築不可でいいように思える。

2-2 結論

本作は「現行ルールのまま」だと多くの問題があったように思える。一番の問題は、独軍9月にようやくスモレンスクへ到達の可能性など、史実とかけ離れた遅い展開になる可能性があるなど。さらには、マップ6枚と極めて広大&ユニット約3,000とモンスターゲームでプレイはほぼ不可能。プレイしても枢軸軍の侵攻が遅いので面白くない。せいぜい詳細なOBを楽しむ程度?こういったあんまし良くない評価があったのかもしれない。それが上記の変更である程度解消したように思える。ともかく、フルマップ2枚程度の大きさでプレイ可能。ゲーム展開もある程度史実どおりに進んだということで評価できると思う。むろんベストでもモアベター(byおばちゃま)でもないが。ワタスとしては、何とかプレイできる&大変面白いゲームという結論に至った。85年発売なので今から実に25年!!という4半世紀前のゲームだがサルベージできたかな。再評価できるドキドキと思います。
シミュレーションゲーム馬鹿一代記!-終了時モスクワ方面
42年3月Ⅱ終了時。北部全景。

シミュレーションゲーム馬鹿一代記!-終了時南部

42年3月Ⅱ終了時。南部全景。


多忙あせるにより久々に更新でけました。

字数制限により続きは次回。