昨日の記事でリタイヤメントは融通が利かないのでこれからどれくらいお金がかかるかわからない働き盛りの人にはオススメできないと書きました。


尊敬するテルママさんからそれに対しコメントいただきましたので、私から補足説明させていただきます。

保険についてはいろいろな考え方がありますし、それぞれのご家庭や個人のライフスタイル、貯蓄額、職業、家族構成、将来の資産状況(遺産が入るかどうか)、病歴など、本当にいろんなファクターが絡んでそれを踏まえて自分にどの商品が一番良いのかを考えるものだと思います。

ただ、終身とリタイヤメントは似て非なるもの、それぞれの性質をよく知った上で自分に合った保険を選ぶのが後悔しない保険選びだと思うので、私は今回、じいじから預かる娘の資産運用をするということもあり、いつも以上に真剣に調べてわかったことを記事にしています。




★2050年には2人が1人を支えないといけない時代、厚生年金は前にも書きましたが夫婦世帯で70歳支給10万が限界らしいです。
厚生年金だけでは無理です。


→厚生年金は自己負担と会社負担で納入するため、国民年金よりも保険料が高いです。
そのため、2050年になっても70歳で10万支給という試算が出るのだと思います。
国民年金は私のシミュレーションでは25000円、1/4です。
これすらもらえないかもしれません。なので私はゼロだと思っています。
その1段目をリタイヤメントで準備するつもりです。

また、私は厚生年金だけで老後は大丈夫とは言っておらず、政府や年金機構が支給年齢や金額を決める(自分ではどうすることもできない)1段目の厚生年金の2段目(もしくは3段目)として、(終身に比べ)融通の利かないリタイヤメントで備える必要があるかどうか、という点を書きました。

昨日は書きませんでしたが、厚生年金(=会社員)なら退職金だってもらえるでしょうし、60歳や65歳で年金がいらない可能性も大きいです。
終身だったら、もう少し寝かせて殖やして退職金が底をつく70歳から年金支払できます。
リタイヤメントはそれ以上寝かしても増えません。


★有美さんに前、「何でそれでもお子さんに国民年金払ってるの?」って聞いたら、障害年金の為」と言っていました。国民年金以上の障害年金は無いそうです。

→私もこれ大賛成です!障害年金と遺族年金(子供が18歳まで)のために払っています。


★また、ドル建て終身はいいのですが自分で年金にするタイミングを決めないといけないですよね。これ本当に難しいと思います。
私は娘は80歳からどんどん借り入れて使えばいいと思い、その為のドル建て終身ですが、娘に年金にしなさい。と言ってもたぶんしないと思います。自分の子に残そうとすると思います。
それもいいのですが、年とってボケたり寝たきり(リビングニーズが効きますが誰が請求するの?)とか、強制的に受け取るのもメリットかもと思います。


→本当に難しいです。強制的に受け取るメリットもわかります。
ただ、必要ないのに生前に受け取って、無駄に相続財産が増えたり贈与するなら死亡時に非課税枠が使える方がいいんじゃないかと思ったりします。
必要なければ終身はそのまま死亡時までとっておけば払込総額に対して数倍になります。
これは子供に対する愛だと思います。


★何年の先の話で、そんな先の話と思いますが、この間も書きましたが、私もサブプライムのようなことががあったらもちろん借り入れてドーンと、投資信託に入れますよ、底値も知っていますし
その為の、待機場所みたいな考えでもいいのでは?この運用は玄人向けなんでしょうかねぇ。


→はい、待機場所として私も考えようと思っています。
ただ、これは終身でもできるし、十分に終身に入っていればそこからも借入できますよね。
縛りの多いリタイヤメントにする必要はあるのかな?と考えます。(特に人生のイベントが控えている方は。私はもうないですが。。。)



★あれ?ドルでもらえませんでしたか?
私は60歳でもし娘がまだ働いて要らなければ
それで、また保険に入ればいいと思います。

例えば

リタイヤメント支給からのドル建て終身支払いORもう一つのリタイヤメント支払。

例えば5年分でも終身に入れてそれを80歳から使えばどうでしょう?ただ健康が、心配ですけど、昨日も書きましたが、単一的に考えると壁にぶつかりますが、色んな使い方あると思いますよ。

娘は35歳で、リタイヤメントでも元資こえて来るので、借入して教育費にも使えます。

あっリタイヤメント勧めてるわけではありませんよ。本当に難しいです。

永遠のテーマですね。(笑)



→終身もリタイヤメントもドルでもらえます。
でも60歳でまた保険に入ったら、健康面の心配もありますが保険料がすごく高いしほとんど増えません。それこそ相続の非課税控除枠を使うためにならアリですが・・・

それに60歳や65歳できちんとそれを考えて保険屋さんに連絡し、商品を選択することができるかどうか・・・
さらにリタイヤメントをドル受取にして、ドル建て口座からドル入金は結構ハードル高いですよね。
それに比べたら自分がもらいたいタイミングで終身を年金支払いにする手続きの方がよっぽど簡単に思えます。

うちの母は66ですが最近ボケてるな~と思うことが多いですあせる


子供を被保険者にする手もありますが、また贈与や税金の問題が発生します。
数十年後に契約者変更が今みたいに簡単にできるかもわかりません。


リタイヤメントでも終身でも借入はできます。
昨日の記事にもあった通り、リタイヤメントの方が保険料が大きいので借入可能額も大きくなります。
しかし、リタイヤメントも貸付利率は4%と低くはないです。(Kさん情報ありがとうございます!)
銀行のカードローンと同じでした・・・


リタイヤメントで借入した場合、老後資金としてもらえる金額は最初の計算より確実に減ります。(為替差益は除外)
↑支払総額が増えるので、年金総額/支払総額の率がさがります。

一方、終身の場合は置けば置くほど増えるので、借入しても(返済すれば)将来的には取り戻せるかもしれないですし、利率変動型なら増える可能性もあります。
もし返済できなくても死亡時にもらえる金額がリタイヤメントより大きいですしね。


テルママさんのおっしゃることもわかります。
ドル建て保険でなんといっても、一番大きいのは、為替差益だと思います。

今1ドル=約120円ですから、テルママさんが加入されたころが80円だとしたら150%の円安です。

私もその時代にやりたかった!その時代だったら、利率なんて気にしてないと思います。
為替差益だけで財産が1.5倍ですもんね。

円安に加え、今は利率も昔より下がっているので、今はじめるとしたら、縛りの多いリタイヤメントを働き盛りの方がやるメリットってそんなにあるのかなぁ?と私は考えます。
(もちろん、これからもっと円安になるとは思いますが、支払額を考えると現時点でそこまで想像するのは難しいです。)

どうせ投信の分配金だからどっちでもいいよ~と思える人はどっちでもいいです。
でも私はよく知らずに契約した苦い経験があるので、やはり、しっかり商品の知識を得てから契約するべきだと思うのです。

保険に入るなと言っているわけではなく、終身とリタイヤメントの性質が分析したいだけで、私には今、この状況ではリタイヤメントの不便さはデメリットに感じられてしまうんですね。



散々リタイヤメントは融通が利かないと悪口みたいなこと書いてますが・・・

それでも、私はリタイヤメントをやると思います!

理由
1.私にはもう人生のイベントはないから(子供もこれ以上いらないし、家も買わない)
2.終身にたっぷり入っているから(子供の学費はここから払える)
3.じいじからの暦年贈与だから
4.信頼できる担当者さんにお願いするから
5.リタイヤメントの払い済み→寝かせる方法を試したいから


↑にも書きましたが、私には公的年金がほぼないと仮定して、一段目の年金として考えています。
私の場合、2段目、3段目は円建ておよびドル建ての終身とドリームフライトです。

もう本当に、これは好き好きなんですよね。
昨日も言いましたが、良い悪いではないんです。

融通は利かないけど、一定の年齢になったら強制的に支給されるから何も考えなくてよい、楽!という考え方もあると思います。
うちの母や姉はたぶんそっちです。

でも私のブログをご覧の方はそうじゃないですよね?
ご自分でお考えになってその都度一番良い選択をされる方だと思います。

私も、調べて考えて、納得してからやりたいタイプです。
まぁ早く言えばオタクです。(笑)

終身はわりとシンプルなので皆さん仕組みはご存じかと思います。
リタイヤメントは縛りがあることで難しくなっているので、そこも理解して納得して、それでも入りたいと思ったら(=私のこと)入ればよいと思います。


私も今まであまりよく理解していなかったので今回調べてすごく勉強になりましたし、いろいろな見方ができてさらに保険に対する見識も広がりました。


テルママさん、いつも貴重なご意見ありがとうございます。