3月8日 ビギナーズラック | 魔王の麻雀ブログ

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麻雀が強くなるために、日々の反省を綴る

「3人麻雀はじめたばっかの人は

ほんと、ようアガるなぁ。」


バイトのチロルチョコは、3人麻雀は初めてなのだが

とにかく、よくアガる。

一発ツモも多く、裏ドラも平均2~3枚は乗る。

 

いわゆるビギナーズラックというやつなのだろうか?

 

まぁ、メンバーのバイトをするくらいだから

腕もそこそこ。

国立大学の医学部に入るくらいだから

IQもそれなりに高いわけだ。

 

しかしながら、3人麻雀は

運の要素が強いゲーム。

IQだけで、勝てるものではない。

 

そもそも地力のあるシュガーに

ビギナーズラックを味方につけたチロルチョコ。

私が勝てるわけはなく、チップ箱は

あっという間に空になってしまった。

 

東2局、親のチロルチョコが

以下の捨て牌でリーチ

八筒:麻雀王国九萬:麻雀王国四筒:麻雀王国二筒:麻雀王国中:麻雀王国北:麻雀王国西横:麻雀王国

 

リーチ宣言牌の西:麻雀王国は、ツモ切りなので

1巡回してリーチしたわけだが・・・

 

2巡後、あっさりとツモあがり

一索:麻雀王国二索:麻雀王国二索:麻雀王国三索:麻雀王国四索:麻雀王国九索:麻雀王国九索:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国東:麻雀王国白:麻雀王国白:麻雀王国白:麻雀王国 ツモ三索:麻雀王国

 

裏ドラに二索:麻雀王国が乗って、親の倍満である。

 

西家のシュガーが

序盤に六索:麻雀王国八索:麻雀王国の塔子を外しているが

索子の下は、1枚も見えていない。

 

まるで、麻雀初心者の頃のシュン×2のような打ち筋だ。

 

「なんで、リーチなの?」

 

「いや、○○さん(シュガーの本名)が

三索:麻雀王国を持ってなさそうだったので・・・・」

 

いやいや、仮にそうでも手替わりが

いくらでもあるわけで

 

「リーチ」=「もう手替わりはありません。絶対にオリません。」

 

という理屈から言えば、リーチではない。

その後も、ビギナーズラックに乗って

多少わがままな手牌でも、しっかりツモれる展開で

シュガーと私を翻弄していったわけだが・・・

 

南1局 親3巡目

 

私は、以下の捨て牌でリーチ

七筒:麻雀王国二索:麻雀王国五索赤横:麻雀王国

 

賢明な読者なら、お分かりだろう。

そう七対子の中:麻雀王国単騎である。

 

私は、普段七対子でリーチはしないのだが

七対子ミエミエのリーチに

チロルチョコがどんな対応をするか見たかったのだ。

 

中:麻雀王国は、配牌の第2ブロックにあったので

恐らく、シュガーかチロルチョコのどちらかに

配られているはずである。

 

リーチを受けたシュガーが

 

「まぁ、七対子だろうなぁ。」と呟く

 

そして、おもむろに

 

「七対子なら、これはないなぁ」と言いながら

東:麻雀王国を切り出す

 

要するに、七対子をわざわざ、自分の風で待たないだろう。

他に字牌はいくらでもあるのだからという主張である。

 

「いずれにせよ、順番に切っていくしかないわなぁ。」

とぼやいている。

 

私は、わざとらしく

「なんで、東:麻雀王国は通るんですか?」と聞き返す。

 

その問いに対する答えはなかったが

その後、シュガーは手の内から九筒:麻雀王国の暗刻落とし

この一言で、字牌は止まったのである。

 

一方、この一連のやりとりを聞いていた

対面のチロルチョコは

その後、現物の連打。

やはり、字牌を抱えて七対子に手牌を進めている様子。

七対子の早いリーチには、七対子で対抗するのが王道

できるじゃないか!

 

ところが、流局間際チロルチョコのところで

進行がとまる。

 

恐らく、うまく打ちまわして、

七対子の初牌単騎で聴牌していたところに

別の初牌を持ってきたのだろう。

 

「もう、やめなよ。トップ目でしょ。」

 

私は、注意を促したのだが・・・・

 

私も普段、早いリーチに七対子で打ちまわして

危険牌の単騎で聴牌するも

流局間際に別の危険牌を持ってきてオリることがあるが

あのときの気持ちは何とも切ないものがあるのだ。

 

コツコツと現物で我慢して

危険牌を押さえて押さえてようやく聴牌。

もう、アガれなくても結構です。

このまま流局してください。

せめて、聴牌料だけでもください。

 

そんな心理の中

もうゴールはそこに見えているのに

なんで、ここで持ってくるかなぁ・・・

 

なかなか、オリられないものである。

 

そんな、チロルチョコの心理を見抜いた私は

 

「もう、流局だよ。オリなさいよ。」とさらなる警告

「まぁ、山ないよ。」とシュガー

 

ところが・・・ピシッ!中:麻雀王国

 

「ダメだよぉ!」

 

私は、手牌を開いたが

七対子聴牌をしていたチロルチョコ。

対子の中:麻雀王国が暗刻になってしまったそうだ。

 

実質、私のアタリ牌を3枚押さえたわけで

これは、もうファインプレーの領域なのだが

前述の心理状態に陥って

我慢しきれず放銃してしまったわけだ。

 

この一打で、ビギナーズラックは

どこかに飛んでいってしまったのだが

一見、大人しそうに見えるこの若者。

意外と頑固で、人の意見を聞かないタイプなのかもしれない。