日照の少ないダニーデン、晴れの日はなるべくお日様に当たるべく、散歩したり、庭仕事をしますが、今日は曇天でしみじみ寒いので、おこもり。 

 

 先に紹介しているコレステロールコードですが、あくまで、体脂肪の少ない人で、中性脂肪が低く、LDLーCの高い人では、カロリーによる影響が出やすいという仮説。

 

 コメント欄には前夜ヘビーメールの翌日の検査で下がったというのや、クリームたっぷりのコーヒーを飲んだ後の検査でいつもより低かったなど、またバターコーヒーで上がったというのもあり、カロリーと脂質のタイプもやはり影響するのかも、と色々と日本で実験したくなります。

 検査の前日に食べておけば、夫のコレステロールもっと低かったかも?

 ところでこの仮説の実験では糖質アップか、脂質アップ。なぜタンパク質アップはないのでしょう?

 

 インスリンの害を気にするなら、糖質は下げたまま、カロリーを上げるのが安全策だと思うのですが。

 

 タンパク質の摂りすぎは良くないのはローカーボ界で注意されていますが、最近異なる意見を良くみます。

 

 一つは治療のためにケトン値をあげる必要のある人以外、肥満とか2型糖尿病ではケトン高値を目指す必要はない、ケトン体はあくまで脂肪が燃えている証拠であり、脂肪代謝であれば良い。

なぜなら脳はブドウ糖とケトン体しか使えないが、それ以外は脂肪酸も使えるから。

 

 また糖尿病では第一人者のバーンスタイン博士は、糖尿病の人はタンパク質メインのダイエットを勧めています。あくまで肥満のない糖尿病の人。

 

 バーンスタイン博士は1型糖尿病でインスリン投与が必要ですが、それはあくまで少なくするのが重要であり、そのために1日30gの糖質摂取。しかし太っていない糖尿病の人はタンパク質は満足するまで食べて良いと言われる。インスリンの害を考慮するなら、タンパク質で血糖値が上がるから、これも最適に止めるべきとなるところがそうではない。インスリンの害より、タンパク質不足の方が問題が大きいということでしょうか。

 

 なので、我が家もタンパク質摂りすぎで老化促進は困ると思って控えめにして来たけれど、夫についてはもっと増やしても良いスタンスに方向転換します。

 

 またバーンスタイン博士は脂質は食品についている脂質だけでよいとされています。博士もケトン体は善きものと言われますが、そうかと言って、特に増やせとは言われていません。

 私も高ケトンで糖尿病が治るならやってもみようと思ったこともありますが、そんな事実はありません。

 

 メトホルミン500mg1錠寝る前では、午後には効果が薄れるのか、食欲が増すようです。こういう状況ではやはり食欲を刺激するグルテンは避けるのが懸命なようです。私でも夕方のオーツを少し食べただけで食欲が刺激されて困ることがわかり、あくまで夕食の最後に20gほどに抑えています。やはり恐ろしいグルテン。低糖質パンだからと安心して食べる方達、グルテンに刺激されてもっともっと食べたくなるんですよ、商業主義に騙されないでね。

 

 このメトホルミンとスルフォラファン、漢方の福田先生のブログhttp://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/f3778495b6ee74529bf84c2945fa6726

では競合してスルフォラファンのNrf2活性を抑制するという論文を紹介されていますが、

https://www.newscientist.com/article/2134735-5-kilograms-of-broccoli-in-a-pill-slashes-diabetics-blood-sugar/

ここの小規模な実験では、血糖値を下げるという目的では、メトホルミンはインスリン感受性を高め(糖質の取り込みを増やす)働きが強く、スルフォラファンでは肝臓での糖新生を抑える効果が強いので、お互い競合することなく、補完するのではないかと考えられるとのこと(実験のうちの3人だけの結果ですが)。なので、薬が減った分、もっとスルフォラファンを増やすためにブロッコリースプラウト栽培、しっかりやらなければ。なお、日本では楽天で業務用のお安いのがありました。もやし風栽培を勧めています。これで日本でも安心。

 

 それにしてもスルフォラファンのNrf2活性のために、がん予防に効くと言われているものが、一旦がんになればがんでNrf2活性が高まるので、抑える必要があるというのは、何とややこしいことでしょう。

 

 活性酸素は老化促進になるからなるべく抑えたい、でも抑えすぎてもだめ、またケトン食や抗ガン剤は活性酸素を高めてがんを攻撃するもの。一般に健康に良いのはがんにも効くと信じられているものが実際は反対の場合もあるわけです。

スルフォラファンは食べても、抗酸化サプリは我が家では服用しませんよ。