真冬のリバーサイド。
川風がとても強くて冷たいので、出来れば避けたいのだが、ココロを鍛えるためには避けては通れない道。
枯れ草は、実際には色があってもまったくの無色も同然である。それくらい鬱屈もしながら川の両サイドを哀しく覆っているだけ。
しかし、その無色の枯れ草を真っ二つに切り裂くように輝きを放ちながら大河が滔々と流れで行く。
川面のキラキラがこんなに輝かしいとはリバーサイドと縁がなければ到底感じ得なかったわけである。
橋に立つことは冬場であればあるほど自殺行為である。
だが、ココロ鍛えるためにはやはり避けては通れない場所。