半島を出よ (上)/村上龍 15057 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

半島を出よ (上)/村上龍 15057

半島を出よ (上)/村上龍
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★★★★★

日本を代表すると言われている
村上春樹さん、村上龍さんの小説をまだ読んだことが無い。
ノーベル賞候補の話が出るたびに、
カンブリア宮殿をたまに見るたびに、
ああ、いつかは読まなくては、と思っていた。

村上龍さんはカンブリア宮殿でのツッコミがもう一つなので
正直なところあまり期待していなかったが、
読んでみれば、小説は実に真に迫り、面白い。

北朝鮮の反乱軍が博多に上陸し独立宣言をする、
など荒唐無稽、と言いたいところだが、
フィクションなくせしてノンフィクションよりもノンフィクションに感じられる。
これが「小説家」の腕なのか。

一日一冊が目標のところ、3日もかかっってしまったが、
かなり満足度が高い。

今のところ全く成す術がない日本、日本人がどのように
立ち向かっていくのか。
今のところ全く関係が無さそうな登場人物が
今後どのように本筋に絡んでくるのか。

下巻に期待。