致知 2014年1月号 特集「君子、時中す」 14050
致知 2014年1月号 特集「君子、時中す」
★★★★☆
今回、心揺さぶられたのは、ここ。
「喜びの種をまく」 中條高徳 (アサヒビール名誉顧問)
今上陛下のご指南もされた碩学・小泉信三氏が、
戦死したご子息の信吉大尉へ宛てた
手紙の一節を紹介しよう。
「我々両親は、君に満足し、
君をわが子にすることを
何よりの誇りとしている。
僕は若し生まれ替わって妻を選べといわれたら、
幾度でも君のお母様を選ぶ。
同様に、若しもわが子を選ぶということが出来るものなら、
我々二人は必ず君を選ぶ」
それほどまでに自分を考えてくれる両親の愛情を確と受け止め、
信吉大尉は前線に赴き、お国のために散っていった。
切ないほどの子への親の思い。
思わず、ぐっときた。