全脳思考/神田昌典 13009 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

全脳思考/神田昌典 13009

全脳思考/神田昌典
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★★★★★

再読。

帯には
 
 論理と感性の双方を満たす、
 クオリティの高い思考

とある。
MBAと合氣道を嗜んできた私にはぴったりの本かも。

第7章のCPS(クリエイティブ・プロブレム・ソルビング)の
ところが面白い。

CPSは、コンセプトメイキングに使えるだけでなく、
 ビジネスにおけるあらゆる問題解決に有効だ。
 困難な問題に対する答えは考えられなくても
 質問だけあれば、われわれはいくらでも思いつくことができる。
 そして、とにかく質問さえ思いつけば、
 偶有性により脳は集中・フル回転し、
 解決の一歩を踏み出せるからである。

 ビジネスに使える質問の例を挙げてみよう。
 ・半年以内に収益を倍にするための、
  見落としてしまっている意外な方法は何か?
 ・既存事業と相乗効果が高く、新たな柱として
  高い成長率を持つ事業のコンセプトは?
 ・既存の営業努力の延長で苦労せず開拓できる、
  意外な顧客ターゲットとは?
 ・検索したくなり、つい口コミ・ネットコミしたくなる、
  耳にこびりつくネーミングは?
 ・見落としてしまっている事業戦略上の、リスクは何か
 ・問題を解決するために、今なすべきベストな質問は何か?
 ・計画がスムーズに実現するための、はじめの一歩とは?

 このようなビジネス上の、
 非常に都合のいい質問について考えてしまえば、
 脳は自発的にイメージを通して、
 われわれに答えを提供するのである。


これは今立ち上げている新規事業の加速にも使えそうだ。
早速試してみよう。