CRM―顧客はそこにいる/村山 徹  三谷 宏治 09099 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

CRM―顧客はそこにいる/村山 徹  三谷 宏治 09099

CRM―顧客はそこにいる (Best solution)/村山 徹  三谷 宏治
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★★★★★
いよいよ今週末から三谷宏治さんの
「イノベイティブ・ストラテジー」が開講する。
学生間では
「三谷宏治さんのイノベイティブストラテジーは
もうやらないのでは?」
との噂も根強くあったが、
諦めずに待っていて、良かった。

DAY1の課題の一つは、この

「CRM―顧客はそこにいる」

を熟読せよ、というもの。


かなりのボリュームがあり、

内容も一遍読んだだけでは

なかなか頭に入ってこないようなもの。

速読せずに、読んでみる。


特に興味深いのは

第2章の「見る・創る・考える力」

だった。


「顧客セグメンテーション」に

相当力点を置いて書かれているが、

セグメンテーションの難しさやその落とし穴、

具体的な考え方をここまで深堀した本は

あまり記憶にない。


マーケティングの本だったか、

グロービスの講義だったか、

「適切なセグメンテーションができれば

 そのマーケティング戦略の精度がぐんと高まる」

と読んだ(聞いた)ことを思い出したが、

確かに、戦略立案上で実務上でも一番悩むのが

このセグメンテーションだろう。


じゃあ、どうすればいいの?

という問いにはシンプルな答えは当然なかったが

(業界が違えば答えも異なるのは当たり前だし)、

ちょっと氣になったのが「クラスター分析」の有用性について

何度か触れていること。


このクラスター分析、コレスポンデンス分析と同じく

分譲マンション屋時代に相当頭を悩ませた。

結局、なんだか分かったような分からないような。。。

感覚としては何となく掴めるモノのの、

他人に説明したり次のアクションにつなげたり、

とうのが非常に難しかった記憶がある。


三谷宏治さんは


 クラスター分析も意外と使える


と仰るが、どのように料理されるのか、

是非一度拝見したい。




crmマーケティング戦略―顧客と共に/三谷 宏治 09071