身体知-身体が教えてくれること (木星叢書)/内田 樹, 三砂 ちづる 07318
- 内田 樹, 三砂 ちづる
- 身体知-身体が教えてくれること (木星叢書)
- ★★★★☆
すっかりクセになっている内田樹先生の本。
経験豊富な武道家だからかな?
なんだかすうっ、すうっと
文章が体の中に入ってくる感じ。
本書では思いがけず、
マーケティングⅡのヒントを頂く。
矯正歯科ができたから、
出っ歯を氣にするようになった。
歯槽膿漏という「病名」をつけたから
口臭を氣にするようになった。
なのだそうだ。
そういえば、単に「肥満」というよりも
「メタボリック」という言葉が
浸透するようになって、
お腹回りを皆氣にするようになったような。
ある否定的な「レッテル」が作られると、
今まで氣にしなかったようなことでさえ
人間の行動特性として
それを避けようとするものなのかな。