身体知-身体が教えてくれること (木星叢書)/内田 樹, 三砂 ちづる 07318 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

身体知-身体が教えてくれること (木星叢書)/内田 樹, 三砂 ちづる 07318

内田 樹, 三砂 ちづる
身体知-身体が教えてくれること (木星叢書)
★★★★☆

すっかりクセになっている内田樹先生の本。


経験豊富な武道家だからかな?

なんだかすうっ、すうっと

文章が体の中に入ってくる感じ。


本書では思いがけず、

マーケティングⅡのヒントを頂く。


矯正歯科ができたから、

出っ歯を氣にするようになった。

歯槽膿漏という「病名」をつけたから

口臭を氣にするようになった。


なのだそうだ。


そういえば、単に「肥満」というよりも

「メタボリック」という言葉が

浸透するようになって、

お腹回りを皆氣にするようになったような。


ある否定的な「レッテル」が作られると、

今まで氣にしなかったようなことでさえ

人間の行動特性として

それを避けようとするものなのかな。