なかなか更新できなくてすみません。
金子兜太先生が旅立たれてから暫く投稿をする気持ちになれずにいましたが、筑紫磐井氏の「新俳句空間」のお仲間となっておりますので、そこに兜太先生への弔句を出せて頂きました。

追悼句は篠184号にも載せさせていただきます。

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写真は昨年9月に訪れたヤマブ味噌の新井武平商店で撮らせて頂きました。
今の社長の新井藤治氏も、皆野の鰻屋の吉見屋店主塩谷容氏とも兜太先生の通夜の会場でご挨拶できました。
告別式も参列したかったのですが、翌日から父の墓参で岡山に行かなくてはならず通夜に参列いたしました。
ご冥福をお祈りいたします。
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金子兜太先生を偲ぶ           辻村麻乃


風雪崩負けじと闇夜に咆哮す
夢に立つ兜太の言葉二月尽
斑雪山代々に兜太を語り継ぐ
斑雪まだ聞き足らぬ秩父の子
秋館兜太笑顔でバナナ食ぶ
狼の天を見つめる眼に涙
如月の兜太の見開く目となりぬ
人逝きてなほ電車行く春の風
兜太いま春の武甲に木霊して
斑雪山あれは兜太だつたかもしれぬ
鳥居より見上ぐる社に白き梅
傷口の泣いて二月と兜太逝く
じんじんと傷口泣いて二月尽
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実は亡くなられたくらいの時刻の私の夢枕に友人が報せにきてくれたのです。
いきいきと生きることの大切さを教えてくださった兜太先生。
どう書いたら失礼にならないか、海程など結社の方々にご迷惑とならないかを考えていたら、ブログがどうも書けなくなっていました。
引き続き岡山の岡田隆彦墓参からの旅ブログも書かせて頂きたいと思います。