俳句イベント「虎とぽ〜あのころ、このころ、これから〜」に行ってきました。大久保 華楽坊
中村安伸さんの『虎の夜食』と田島健一さんの『ただならぬぽ』発売を記念してのトークイベントでした。
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虎の巻では安伸さんの句を健一さん、青嶋さん、そしてご本人が選んであるものが、ぽの巻ではその逆で健一さんの句を安伸さん、青嶋さん、ご本人の選句がテキストとして配られました。茶とお菓子もある中、休憩を挟んで和気藹々。
受講者に若い方が多いのが印象的で、同年代の顔見知りも参加されていました。

このところこの二冊を持ち歩いていた私の選句は来月半ばに出来る「篠(すず)180号」で書かせて頂いていますが、この日のテキストから改めて。

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妻は風のない新幹線妻眠る
いなづまのいれずみを負ふ人魚姫
塔を空に沈めてゆく昼寝           中村安伸




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風船のうちがわに江戸どしゃぶりの
西日暮里から稲妻見えている健康
右眼から鳥になる願わくば鶴          田島健一


既に活躍されているお二人が何故今になって第1句集なのかということを今の俳句結社や俳壇の年齢層であったり、当時の傾向から話されていました。
中村安伸さんの、句集という書籍の形にすることで一人で作っていない皆で一つのものを作る責任感があるなど、気づかされることが多いお話でした。

また田島健一さんは饒舌でこの枠では足りないくらいに色々な考えを聞けて楽しかったです。
俳句は物の見方だ、音、型に入れて見てどう広がるのか。などなど。
何故、健一さんが鶴や妻を沢山詠むのかはこの辺りに秘密がありそうです。

帰りは店名は失念しましたが、四川料理のお店に。
初めての食材もあり、楽しい時間を過ごせました。
心残りは、先日長女とも食べそびれた鶏肉のカシューナッツ炒めをこの日に頼んだのに、こちらのテーブルに来なかった事です。
リベンジで翌日自宅で作りました。
句会に中華料理は良く合います。
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これは華楽坊の近くの中国のお寺。

篠の六本木句会は第3土曜日、18日
午後1時から六本木久國神社内谷箪会館。
当期雑詠5句、会員は2千円、ビジター千円です。
四月から岡田史乃も復帰予定です。
よろしくお願い致します。