赤ちゃんやお子さんの便秘とおなじくらい問題になっているのが
高齢者の方の便秘。
出ない ⇒ 緩下剤(で出す)
安直な(なんて書いたら)方法に走りがちです。
出ない、くるしい、なんとかしてほしい
こういった心理が働き、ストレスが増えるくため
緩下剤が誤った選択だとは思いません。
緩下剤より出ないでいることのほうが
よっぽど危険です(ときに命にかかわることも)。
短絡的に出なければ緩下剤で、
というやり方に一石を投じたいだけ。
出ない、くるしい、なんとかしてほしい ⇒ 腸もみと水分(と食事)
高齢の方は水分摂取が少なくなる傾向にあります。
トイレに行くのが億劫とか、水分が足りていない自覚がないとか、
水分不足の原因は様々です。
この水分不足が便秘を助長しているケースがあります。
水分量がすくないと意識がシャッキリしません。
お水を飲んだら、お通じだけでなくコミュニケーションまでスムーズになったということも十分あり得るのです。
あと、運動不足による筋肉量の低下。
筋力が低下して全身が動きづらくなれば、腸のうごきも停滞しがちに。
その逆も然りで、動きづらくなるから筋肉が低下する。
動きが少ないところは溜まります、よどみます。
運動が厳しければ、腸だけでも動かしましょう。
それでもダメなら緩下剤です。
認知症になると徘徊や排泄でトラブルが出てくることがあります。
水分が足りないことで、便秘や意識障害、せん妄(アタマが混乱)を起こすことも。
※全てが水分不足から起こるわけではありません
お腹をもむことはとても氣持ちのよいことです。
シンプルなことなのに、とてもリラックスできます。
お腹に手をあてるだけ、なでるだけで、わたくしたちに
安心感が芽生え、リラックスできます。
腸からセロトニンもドーパミンも出てきます。
どちらの方も食事でなんとか、というのが難しいケースが多々あります。
食事でなんとか が厳しいとき、腸もみと水分摂取を想い出してください。
相手(お腹をもまれる側)がうまく伝えることができなくても
お顔の表情や大人しく受けているか、などから伝わってきます。
腸もみ、適切な水分摂取、(できれば食事も)で
目指せるのは、PPP(ピンピンポックリ)の人生、
平均寿命≒健康寿命の人生です。
☆☆☆
今日で4月ラスト。
1年の1/3が終了♪
残りの8ヶ月をどう過ごすか。
「今ここ」を大事に、一瞬一瞬を
積み重ねてまいりましょうね。