飲酒で脳萎縮
飲酒で脳が委縮すると危険ですぞ!
細胞のアンテナ糖鎖が体内の情報を速やかに伝達して健康へ導くことをお伝えしています。
健康意識の高い人にどんどん伝わり広がっている糖鎖栄養素ですが、今回は飲酒と脳萎縮の関係を紹介します。糖鎖の状態で危険度を検査できるのです。
オリジナルキャラ、糖鎖くん
日経新聞朝刊の記事
2008年、米ウェルズリー大学の研究結果
平均年齢60歳、男女1839人を飲酒量に応じて5グループに分けて調査したところ、飲酒量の最も多いグループに萎縮の割合が高かった。
まったく飲まないグループの委縮が最も小さく、有意な関連性が認められた。
千葉大学、10年ほど前の研究結果
日本酒換算で一日2合以上飲酒するグループの脳萎縮率38.2%
これ以下の飲酒量グループと比較して13ポイント以上高い確率
人体にはアルコールに関する2種類の酵素があります
1.アルコールをアセトアルデヒドに分解する酵素
2.アセトアルデヒドを酢酸に変える酵素
後者の酵素の強弱は遺伝子レベルで決まっていて3つに分けられます。
1.働きが強くお酒に強い人 肝臓の働きがよくアセトアルデヒド分解力が強い
※お酒は飲めるがアル中になりやすい危険因子でもある
2.働きは弱いもののある程度は飲める人 お酒を飲み習って飲めるようになった人。初めてお酒を飲んだ時顔が赤くなった人。少量のお酒で顔が赤くなる人などは該当
※実はこのタイプが一番アセトアルデヒドの影響を受けやすいので注意!
3.酵素の働きがまったくない人
※飲んではいけない人 飲めないので飲んでないことが多い
あなたのアルコール依存度チェック!
アセトアルデヒドはDNAを傷つけ細胞をがん化させる。
咽頭がんや食道がんなどになる危険性が最も高いのは「ある程度飲める人」で日本人の4割に当たる。
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そんな折、飲酒量が反映されるマーカー検索でこんなものがありました。
・検査項目アルコール関連マーカーには、
1)飲酒量が反映されるマーカー、
2)アルコールによる臓器障害の程度を示すマーカー、
3)個人のアルコールに対する感受性を規定する遺伝的素因(主としてアルコール代謝関連酵素の遺伝的多型)があります。
その中で、
糖鎖欠損トランスフェリン(CDT)
糖鎖欠損トランスフェリン(Carbohydrate deficient transferrin:CDT)は、欧米ではすでに実際の診断で使用されているが、わが国では保険収載されていないマーカーです。
習慣飲酒により引き起こされる糖タンパクの糖鎖形成不全はトランスフェリンなどにみられます。糖鎖末端に存在するシアル酸含有量が正常よりも少なくなります。CDT値は飲酒量、頻度が高いほどCDT値に異常が見られる率が高まります。
http://www.kensin-kensa.com/archives/cat51/post_217/
習慣飲酒は糖鎖形成不全を引き起こす!?
早い話が酒控えましょう、ってことですよね
それでも飲みたい人は糖鎖栄養素を補給しつつ酒量控えめにね
アメンバーさんに糖鎖詳細情報公開中
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