こんなにも自分が好きになれるなんて | いつかのいい日のために 

いつかのいい日のために 

2008年10月、卵巣癌という気づきのチャンスを与えられてから3年
今、たくさんのキャンサーギフト(癌からの贈り物)を貰っていたことに感謝しています。
これからは【まんまるっこ天使】に手伝ってもらいながら返謝の気持ちを伝えていこうと思います 2012.3


こんなにも自分を好きになれるなんて


おもってもみなかった



こんなにも自分を好きになれるなんて


想像もしていなかった



自分を変えることばかりを考えていた


別の自分になることばかりを考えていた



いい人になりたいと思い続けていた


勝手に描いた理想の人間になりたいと


自分ではない別の自分を追い求めていた



いつもどこかで否定していた


自分のこと


いつもどこかで卑下していた


自分のこと



がんになり


手術と6回の抗がん剤治療を終え


新たな人生を歩み始めた時


いい人になるのをやめると


自分自身に宣言した



ありのままのワタシで生きていきたい


あらたな指針をみつけた


けれど


どれがありのままの自分なのか


自分をごまかし


自分を否定し続けてきた私には


わからなかった



けれど、決心してから3年たった今


自分のことが大好きなワタシがいる


ありのままの自分がどんな人間なのかは


やっぱりわからないままだけど


それでいいとおもったりもしている



多重人格でつかみどころのない


あやふやなままの自分


それもありなんだとおもったりしている



ワタシは今の自分が大好きだ



3人の子供達が


ワタシのことを好きだと言ってくれる


おバカなワタシも


まじめに真剣な話をするワタシも


弱いワタシも


ぜんぶひっくるめて


「そのまんまのお母さんでいいと思うよ・・・」


そう言ってくれる



そのまんまでいいと


認めてくれた子供達の存在


そのことがワタシに大きな自信を与えてくれた



あと3ヶ月でワタシは50歳の誕生日を迎える


自分を否定し


卑下し続けた


別の自分になろうとしていたワタシはいない



あと5カ月でがんの告知をうけて4年になる


ここに5年の生存率30%に怯えるワタシはいない



今のワタシは自分のことが大好きだから


大丈夫!!


だいじょうぶ!!



3人の子供達が揃って


新天地で新たなスタートをきった今


このことにも、きっと大きな意味があるのだと思う



結婚式で


娘さんは、どんな存在でしたか?・・と聞かれたとき


「娘は天使であり師匠でした」・・・とワタシは答えた


今・・・ここにつぶやきながら


あらためてこの言葉を強く思っている



神様が与えてくれた3人の師匠


そして


神様が与えてくれた【がん】という名の試験


いちおう一次試験は合格だろうか?



眠れぬ夜につれづれと書き始めたつぶやき


書き始めた時のタイトルを変更してしまうほど


長い・・・・自分でも思ってみなかった展開の


つぶやきになってしまったけれど


なにかとてもすっきりした気分だ


これも必然だったのかもしれない



最後に師匠であった


3人の子供達へ感謝の気持ちを込めて


このながいつぶやきを終わりたいと思う





ありがとう あゆっち


ありがとう ひろ


ありがとう シンさん



あなた達のおかげでお母さんは


自分のことを好きになることが出来たよ!



ありがとう


みんなの幸せを心から願って


これからも応援しつづけていくからね!





キャンサーギフト(癌からの贈り物)私に届いたのはまんまるっこ天使でした


大切な家族に心から感謝・・・ありがとう