● BONAにてちょっと書く

というわけで先週末もたいしてWork outができなかった。
なんとなくのどが痛くなりそうな感じだったから、運動は控えていた。

今日もNorth Parkで飯を食っていたら使っている銀行から電話がかかってきて、
クレジットカードの支払いが2ヶ月も止まっているので、お支払いお願いします。
とか言ってきた。

なるほどクレジットカードローンがアメリカでは銀行の事業やカーローンへの
貸し渋りの次に問題になりかかっているが、そういうことの管理はさすが
外資系の銀行系のカード会社、ちゃんとやっているのだなあ、と少し感心した。

12月からそういえばカードは使うばっかりで支払いのこと忘れてた。

僕はできるだけカードで払えて手数料がかからないものは、カードで支払って、
ポイントをためているので、月結構な額使う。すると
ポイントがどんどんためるので、マイレージに換える。

電話やケーブルTV、ガソリンなど結構Web上で払えるものはある。

銀行とか最近はコンビニでも払えるみたいだけど払ったことはあまりない。
カードで払うのがいいのはとにかく支払ってしまえば、携帯でもインターネットでも
止められることはない。あとはクレジットカードの期限までにまとまった金額を
支払ってしまえば、手数料をとられることはないし、マイレージもたまる。

そういうかったるいことをしながら、Yahooニュースで野村證券の赤字の話や
不動産業界は氷河期ということを読んでいた。

この不況の波に巻き込まれない人はいないわけなので、腹を決めて自分の進むべき
道を見据えていくしかない。

ただ自分の判断の中でこれがただの不況だと思うと直感的に違うと思っている。
去年の夏から書いているが、これは基本的に世界における通貨の価値と役割をささえる
構造が変革を起こしつつある過程の経済現象だ、と。

ただ僕も仕事上他の日本人の人と 

’ぜんぜんいい話ないっすね。’

’こんな状態が年末まで続いたらみんな死じゃいますよね。’

みたいな会話をしているときには、通貨の話なんかしない。

金を少し買いましたとか、オバマさんもStimulus Packageが本気で効いてくるのは
来年でしょうか?とか、’オバマさんは本気で景気刺激策が効くとは
思っていなくて、本当の目的を達成するためのうわべの政策なんじゃないでしょうか?’
などといってもたいていの人にはスルーされるので話さない。

Newsを見ていると、アメリカのドルが逝く前にイギリスが国家破産しそうな
雰囲気で一杯だ。

イギリスは金融だけで300年も飯を食っている金融国家だけに、被害がアメリカより
ひどく、今回の破綻でBank of Englandをはじめとして早々たる
銀行が資本注入を受けなければいけないくらいひどい状況になっている。

1Pound=100円時代がすぐそこにやってきているのだろか?
EUに加盟しなかったことの付けが回ってきている感じ。

そこにきてオバマさんが8250億ドルの景気刺激策を2月末までに決定しようとしているが、
刺激策の内容についての即効性について疑問が出てきている。

金融システム安定化のための7000億ドルはもはや3500億ドルが使われたが、残りのGMや
クライスラーの追加支援にひもつきの残りの3500億ドルでは金融危機第二波
が襲い掛かってきているいまとなっては足りなくて、追加3000億ドルが当然のように
予想される。

しかし問題はそういうお金をどこにどうつかおうと穴がたくさんあいて沈みかかっている船の
船底の穴を1つずつ埋めようとして、その効果を確かめようとしてぶくぶくと沈んでいく光景を
見ているようなもんだ。

財務長官のガイトナーさんという人が ’中国が人民元を人工的に操作して不当に
安くしようとしている。それが世界の経済の成長を捻じ曲げている、という発言をしたが、
そのの主旨が問題だ。

たとえそれが本当だとしても、今それを言う意味はなんなのか?

中国が人民元を安く保つために、元売りドル買いをしているなんて誰でも知っている。
そしてその買ったドルで日本やサウジアラビアの金持ちを抜いて米国債の保有国ナンバー1だ。

アメリカは当然金融システム安定化や景気刺激策8500億ドルの元資として2,3年内に
2,3兆ドルを確保するために中国や日本に米国債を買ってもらはねばならない。

上記のような発言は当然中国内に米国債の値下がりリスクを嫌って保有額を減らすべきだ
というグループ達を勢いづかせる。
その発言後に米国債下落、金上昇、ドル下落が起こった。

要は今中国の機嫌をそこなうようなことをいって、金を貸してもらわないと国内経済を
立ち直らせるための必要な金が融資されなくなるだけでなく、ドル安、米国債安の
ダブルパンチを喰らい自らの首を絞めることになることがようくわかっている
オバマさんがなぜそういうことをわざとするのか?

考えられるのは、自らそういう国家財政破綻に導いて、すべてをご破算にしたいという
意図がある、と考えるのは僕だけだろうか?

ドイツなんかは国内に製造業があるから、以外としっかりしているけど、特にイギリス
の金融の悪化ぶりは銀行株の動きをみているだけでもかなりひどいみたいだ。

ポンド売り、ポジションをちょっとくらいはもっておいてもいいかなあという気がしている。

もう11時なんで今日はこの辺で、