● はじめに、

というわけで、前回の記事を書いてまだ1週間もたたないうちに、
今日のニュースでトヨタが2-4月生産を4-5割にするという発表をした。

前回のテーマは本当に怖いのは3月が終わってから4月からで
前年の4-5割の生産台数になると損益分岐点を意識する
ことになり正社員のの雇用があぶなくなるというという風に。

今日の記事によるとトヨタの国内生産の損益分岐点が1万台で1月の1日の
生産台数が1万1千台程度だったという。実際の販売がそれを下回りそうだという
こと。
つまり損益分岐点程度を下回る生産数、前年度の半分を切りそうな生産
台数になるということ。

こうなると正社員を切らない方法は、
1)急激に円高が100円程度に戻るか、
2)正社員の賃金カットに手をつけるか、
3)販売が前年度の7割程度に回復する、

しか道は無いように思える。

トヨタがそうなら体力のない下請け、孫請けへの影響はもっとであり、当然
他の自動車会社もまったく同じ割合影響を受ける。

自動車だけがそうだけなのではなく、自動車がそうなら、他の製造業、電気とか
電子も同じだ。

そしてシティバンクとメリルリンチを買収したBank of 
Americaが2度目の資金注入を受けるが、株価が反転しない。
ようは前回の注入されたお金は国民も議員も何にどう使ったのかわからないまま
もう使い果たしてしまって、不良債権が下げまくって損が拡大しているのだ。

米の連銀のポールソン長官とかはものすごいいきおいで銀行への追加
支援を早く可決しないと大変なことになるといっている。
これはもう破綻がよっぽど破綻がそこまで迫っているし、
とはっきりいっているのだ。

ゴールドマンサックスとかモルガンスタンレーもものすごい追加損失を
抱えまくっているし、ほかには商業用不動産、クレジットカード負債
という大きな爆弾も控えている。

これらの不安要素は残念ながら導火線のついた爆弾みたいなもので
どこか一つが崩れ始めると全てがらがらと音をたてて崩れる。

為替もヨーロがさらに安くなって危ないし。

日本に限っているとそろそろトヨタのように製造各社が2-4月の生産計画を
発表する。それが前年比50%ということになると株価がもう一段
安値を更新するだろう。
単純に考えても前年比半分の売上げになれば株価は半分以下になる。
正社員に手をつけざるを得ない。

人々のマインドが恐怖でおびえてしまったら販売の回復などありえない。

僕も別にこんなことを記事にしたくはないのだが、当たり前に考えれば
起こることをあたりまえに認識している人の方が少ない。

最近フィリピンの新聞を隅から隅まで読んでフィリピンへの経済危機の
影響に書かれた記事についているが。

大体論調はフィリピンのGDP成長率は4.5%くらいとか(たしか政府の
発表は)BOIとかPEZAのお偉いさんは投資は前年比フラットとか書いている。
それにフィリピンの中、低所得向けの不動産市場はまだまだ大丈夫とか
のんきなことを書いている。

あたりまえだが、フィリピンの新聞などは日、米の新聞の記事をそのまま
載せているだけだし、読むに値する情報は国内の事件の話だけだ。

フィリピンの景気を見るときに注意しなければならないのは、階層別にどのよう
な労使、消費、投資行動をしているか、ということで。

モールに出る人や食事をしている人ということをみてもお金の動きが
見えてこない。モールにいる人達の9割はお金ない若者だし。

コンドミを買っている人たちは外国人なのかOFWなのか、国内の投資化なのか、
製造業でレイオフされている人たちはレイオフされるとどういう消費行動に
でるのか、OFWに支えられた家族はどのような暮らしをして、投資行動を
するのか、国内の税金を払っていないお金持ちは不動産をどのように
動かしているのか、

不動産が好調だと新聞に書いている人は業界関係者が多いし、少し前に
不動産を買って、今も建設ラッシュが続いているので、家賃の価格を
下げようとしても下げれないオーナーがいるのもある。

あと少しで強気が弱気に変わる変わり目がくるのが目に見えるようになる。

僕の不動産ブローカーの知り合いは5月くらいになれば家賃が下がるだろう
と予測しているが、なにか大きな事件が起こればもう少し早いだろうと
思う。不動産は流動性が低いので、一度その方向に動き出すと、われよわれよ
となるので。

だからフィリピンの新聞で不動産がOPTIMISTICと書くときは株でもそうだが、
危機を感じている人たちが売り逃げるチャンスを作っているのだ、と思う。

株のほうはもっぱら去年からベアファンドにまかせてあるけど、
それくらいしないと株は持たないほうがいい。


● Work outへの道

というわけで、今日は30分走って、あとはすこしきつめにダンベルをやった。

というのは途中からトレーナーの兄ちゃんが後ろにきてああだ、こうだと
やるから余分目にやることになってしまった。

おまけに来週フリーレッスンさせてくれ、ときたので、まあ冷やかしだけど
一回つきあったらなあかんことになっちゃった。

まあうざったいから、金を払ってレッスンを受けることは絶対ないけど。