クバヤのMaiMai Baliのマンアユです。
という事でたまにはクバヤのお話など・・・。
クバヤ好きな方やバリ嫁さんなどクバヤを着る機会の多い在住の方はよくご存じでしょうが、クバヤにも流行があります。
クバヤの流行は7か月毎のガルンガンを目安に変わっていくと言われていますが、デザインによってまた地域によってもその流行期間は様々です。
3か月ぐらいで人気がなくなってしまうデザインもあれば1年たっても2年たっても長く流行しているデザインもあります。
そして田舎にいくと3か月~半年遅れぐらいで流行が届きます
田舎でも若い女性は必死に流行を追いますがイブイブ(ご婦人方)は着れればいいという人も多く・・・うちのMemeや兄嫁のように( ´艸`)
ではクバヤの流行はどこから来るのでしょう。
デンパサール・サヌールエリアがクバヤの流行発信地と言われていて、このエリアのカリスマブティックがデザインしたクバヤが一斉に流行するのです。
最新流行が出るたびに数万円のクバヤが飛ぶように売れると聞いています。
現在の流行はフルクラワンと言って前身頃、後ろ身頃、袖全体に刺繍の入っているゴージャスなスケスケクバヤ。
ただ、必ずしも最新流行が好きなバリ人ばかりではありません。
クラシカルな刺繍のものや、上品なレース生地などを好む方もたくさんいらっしゃいます。
ただデザインの好みは様々であっても、絶対的に外せないのが素材と形。
素材と形が流行のものでなければ、バリ人的には完全にアウトです。
現在の主流の生地はシフォン(化繊)とストレッチレーヨンのレース。
主流の形はランチップと言って前身頃が前下がりに尖っている形です。
そしてシフォン生地の刺しゅう入りのクバヤを仕立てる場合はBETという胸当てがついていて半袖~七分袖タイプが主流です。
しかし何よりも重要なポイントは着丈の長さと形(ランチップであるかどうか)。
3年ほど前まではヒザ下ぐらいの丈の長ーいクバヤが流行していましたが、今は丈の長いクバヤは流行遅れで少し恥ずかしいかもしれません。
その後昨年はウエスト下ぐらいの超ショート丈のクバヤが流行し、その名残で現在もまだやや短めの丈が流行中ですが流行に左右されないスタンダードな丈を好まれるバリ人も多いです。
そしてここ10年ぐらいは確実に前身頃が前下がりに尖っているランチップです。
クバヤの生地探しと言えばデンパサールのJL.Sulawesiが有名ですが、個人的には初心者の方にはあまりお勧めできません。
というのは10年以上前の売れ残りの在庫を法外な価格で外国人に売りつける悪質なお店もあるからです。
もちろん良心的なお店もあるのかもしれませんが、信じられない価格で買わされている外国人観光客を何度も目撃しています。
バリ人なら見向きもしない10年以上昔の生地を「New Trend!」と言って20倍ぐらいの価格で売りつけてるのを見た時は背筋がぞっとしました。
もちろんその外国人が納得して買っていたのなら、それでいいのでしょうがいくら何でもヤリすぎでしょう・・・。
そして先日、JL.Sulawesiに行った時、初めて入ったお店の店員がすごいものを英語で勧めてきました。
イラッとしてしまい写真を撮るのを忘れてしまったのですが、それはもうヒドイ代物。
推定10年~15年前の時代遅れの薄汚れたレースのクバヤ
しかもお値段なんと1ジュタ(約1万円)ですと・・・
ちなみに私が15年前に着ていたクバヤ
ほぼこれに近いヨレヨレのクバヤを1ジュタで売りつけようとする店員。
現在のクバヤとの大きな違い、おわかりいただけますかね?
コチラは現在のスタンダードな形。
そう。
昔のクバヤは裾が前下がりに尖らずまっすぐ一直線。
しかも丈短っ!
こんなクバヤ、現在バリでは田舎のおばあちゃんしか着てません
あきらかに10年以上昔のクバヤであることは一直線の裾のラインで一目瞭然。
(ただし現在流行のKIMONOタイプのクバヤは一直線です)
生地に関しては好みがあるので、古いタイプのレースをお選びいただいても問題はないと思いますが、この形はバリでは完全にアウトです。
くれぐれもJL.Sulawesiの悪徳店員にこの手のデザインの古ーいクバヤを売りつけられないようにお気を付けくださいませ。
最新クバヤはコチラでチェック( ´艸`)
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