大阪都構想 頓挫におもう
大阪市の橋下徹市長が進めた「大阪都構想」が反対多数で断念することになりました。
884万人の大阪府民の中に269万人の大阪市民がいて、大阪府職員82,483人と大阪市職員34,694人。その職員たちが働く事業所の数が大阪府約41万ヶ所、大阪市約19万ヶ所。
「この無駄をなくすために大阪都構想を実現する。そのために政治家になった。府知事を辞め大阪市長になる」
これが橋下徹市長が政治をする志であり目的だった。それを大阪市民に「賛成」か「反対」かを問うたのが5月17日の住民投票だった。
その結果、反対する人が賛成の人より約1万人多かった。これにより「大阪都構想」は断念する結論となりました。
賛成 694,844票
反対 705,585票
橋本徹市長は任期満了での政界引退を表明しました。なんと潔いことか。自分は大阪都を作るために政治家を目指した。しかし、それが実現できなかった。つまりこの時点で役割を終えた。まずはきちんと幕引きをします、というわけです。
国民のために、とか地元民のために、などと云って具体的な志や目的もなく政治を行う人の多い中で、なんとも気持ちいい男だと思いませんか皆さま。
私はこのような筋の通し方がとても大好きなのです。
中村信仁