日高晤郎という背中 | 営業の魔法 中村信仁と永業塾の仲間たち

日高晤郎という背中

すごいチャンスを得たんだね。ある意味信じられないよね。だってそうでしょう、僕が一時間の枠をもらうのに一年掛かったんだよ。

それがいきなり三時間半の番組を持てるなんて……。



でも、自分修行だよ。

スパンを自分の頭の中において、何年やりゃあ上手くなるか。僕は最初十年。晤郎ショーやった時も十年。で、十年目に勝ってたら二十年って広げた。



それで上手くなるのは七十五才って決めたから。それくらいのもんですよ、ことばが上手くなるってものは。それくらい責任のあることだし。



声は年を取るかもしれないけど、ここから心を若くしていくんだ。老成していくんだからスパンが広がるんですよ。人の三倍はスパンを広げないと。



ただ、ひとつ言えるのは中村君は声がいいから。これはもう武器ですよ。絶対的にいい声というのはやっぱり強い。だからその声の良さになにを込めていくかだから……、あんまり物量を意識しないで軽いタッチでやった方がいいですよ。いざって時にいい声を、そこだけ生かす。



刀だって全部使って戦いはしないでしょ。切っ先だけを使って相手を殺すんだ。言葉もおんなじ。口先だけで相手を黙らせるんだから。





今朝の朝稽古で、師匠晤郎さんからいただいた言葉です。4月1日朝5時30分からスタートする「中村信仁のおはよう北海道」へ向けて何が肝心か、どこに軸を置くかという教えに、ただ、ただ、感謝です。









中村信仁