だんだん学校にいかなくなったせおてん


ある日

母親が怒鳴り込んできました。


「卒業するって約束したでしょ!」


自分を消したい いなくなりたいと思い実行してしまった時から

絶対に親のいうことを聞かないと決心し 

自分から親との縁を断ち切り(そう思っていた)

一人暮らしになって

自分の意識には親は、いないものになっていました。


でも

この事は、自分が家を出る時に母親と約束した。

「わかった 学校に行くから 約束は守る」 


それからも飲む事はやめられない日が続きましたが

学校へは行き 卒業出来ました。


母は数回アパートに 来たようでしたが

せおてんは 知りません。


当時は家の電話しかなくて

携帯電話もありません

せおてんは連絡もしませんから

音信不通状態

生きているのかさえ わからない状況です。


遊びにきた親友がポツリと

「お母さんは 本当にアパートに来ないんだね…」

親が来ないのが 当たり前だと思っていたせおてん


「ごめんね…

ひどい言い方かもしれないけど…

そんな親がいるんだね…

自分の親だったら考えられない

せおてんかわいそう」


他人事みたいに聞こえてました。

何がかわいそうなのか……ピンとこなかったです。

今の生活は、自分にとって 前よりマシなんだ と思っていたからです…


一般的?に育てられた親友の理解を超えてるんだろうな…


親友は面倒な母親だといいながら

自分が愛されていることをわかっっていました

せおてんも親友のおかあさんと話してるだけで

親友がかわいくて 愛しているんだな~って感じました。


親友のお母さんからしたら

高校生で一人暮らし

スナックでバイトしてるせおてん

自分の子供には 付き合ってほしくない友人に違いないはず

それなのに

せおてんが、遊びに行っても 

嫌な顔 一つせず

何かと世話を焼いてくれました。

あたたかいなあ~って思ってました。

これが 本来の母子関係だよって 納得って感じでした。


自分の親は、選べない…

大嫌いな親

そして

大嫌いな自分が子供として生まれてしまった

親も また 子供を選ぶ事が出来なかっただと思いました。


人間の力では 及ばないもの…だもの…

仕方ない事として思うことしか出来ない

自分でそう考えることにしていました。


暗い自己開示にお付き合い頂きありがとうございます。


感謝

せおてん

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