旧暦3月23日(4月17日)

今日は珍しく早起き。
朝から玄米を炊いて、みそ汁を作って、
人参が傷んでいたので、早めに使わねばと思い、
大量の重ね煮きんぴらを作る。アクセントにゆずこしょう。
うん、んまいんまい。

午前中は、高いところ苦手なのに、
けんさんが屋根の雨漏り直しをしてくれた。感謝。
さすがにお手伝いはできない領域なのでお任せする。
その間、私はメールしたり雑務をこなしたりでのんびり。
途中、道路側に出てようすを見に行き、
もらったばかりの一眼レフで写真を撮っていたら、
あきらかに酔っ払っているおじさんにナンパされた(笑)。
久しぶりのナンパでありました。

午後から軍刀利神社へ。
軍刀利神社は明日がお祭り。
ざわざわと準備をしている中、1日早くえっちらおっちらと登る。
今日は残念ながら富士山は見えず。
巨木の幹に触ってパワーをもらう。
手がびりびりするほか、今日は、
このところずーっと重かった後頭部のあたりが
なぜかかーっと熱くなる。なんかおもしろいなぁ。
自然の力って、解明できないだろうけど、やっぱりあるよなぁ。
湧き水も汲んで下山。
そのまま棡原にある豆腐屋さんへ。
豆腐ドーナツがあったり豆腐たこやきがあったり、
ゆばの唐揚げがあったり、いろいろ頑張っていて、おもしろかった。
日によって多少できに差がある、という正直な話も好感。
そうだよね~。人間が作るものは、それが本当はあたりまえだよね。

今日は、ごま豆腐がおいしくできたというので
ごま豆腐と豆腐ドーナツと豆乳プリンを購入。
あと、無料でいくらでも持って帰っていいというおからをもらう。
今度からおからが欲しい時は、買い食いがてらここにこよう~。
豆腐ドーナツは、パッと見、油多めの甘い感じだったのだけど、
食べたら甘さは控えめで、当店のみのオリジナル、という
中に入れられたチョコチップの甘さがいいアクセント。
これはぱくぱく食べれてしまう系だ~、やばい~。

いったん家に帰って昼寝。
少し肌寒くて起きると、小腹が減っている。
今日は昼間からうどんが食べたいとけんさんとふたりで言っていたので
いよいよあそこへ行くか……、ということでお出かけ。
そう、かねてから気になっていた、でも謎が多すぎて行けなかった、あそこ……。

といっても車で数分。

いつごろだったか、
上野原の工業団地入口から佐野川に抜ける道の途中で
なんだかおしゃれな和風の建物に灯りがついた。

以前は定食屋だったというけんさん談からしても
のれんが出て営業中という看板が出ているところからしても
どうやら食べ物屋のようではあったが、それも推測の域は出ない。
なにせそれ以外の情報が何も掲示されていないのだ。
見た目は高級料亭ふうでもあり、
何屋さんとも書かれていないあたり、
一見さんお断りの雰囲気。
気になりつつも、どうしても入口を開ける勇気が沸かなかった。

それが数日前、
お店の前に

「うどん」

と書かれたのぼりが立った!
おお~!うどん屋だったのか!!と大興奮で、
近いうちに行こうと話していたのだ。

中に入ると、カウンターでは地元のおじちゃんたちが
早くもわいわいお酒を飲んでいた。
奥に入ると、ファミレスかと思うぐらい広いテーブル席!
横には小さな座敷もついている。

メニューはうどんのほか、
干物やお刺身、手羽先や唐揚げなんかもある。
おつまみ系も充実していた。
うどん屋というよりは、どうやら飲み屋ふうである。
ここなら散歩がてら
うちから歩いて飲みにこれるねーとちょっと嬉しい。

それに値段。とっても安い!
お酒も安いし、料理も超安い。
これはもしかしていいお店を見つけたんじゃ、とドキドキ。

私はかき揚げうどん、けんさんは小うどん+天丼のセットを注文。
出てきてびっくり。
うどんが見えないぐらい巨大なかき揚げがどーんとのっていたのである。
けんさんの天丼もどーん。小うどんも普通に1人前。
これに近くで取ったと思われる山菜のおひたしに、
あきらかに自家製のぬかづけ。
ねぎに大根おろしと、
油ものを食べる時に消化を助ける薬味もちゃんとついている。
今日は豆腐屋さんで買ったおやつもあるので
軽く食べるつもりがめちゃくちゃおなかいっぱいになってしまった。

そしてこれだけのボリュームでかき揚げうどん500円、
小うどんと天丼のセットが550円である!
会計時、ふたりで1050円で何か申しわけない気もちになってしまった。

ランチはうどんと丼もののみだが、うどんは300円からある。
夜は干物とごはん、みそ汁を組み合わせれば600円とか700円ぐらいで定食にもなる。
ひとり暮らしだったらついつい入り浸ってしまいそうだ。
昼ご飯作るの面倒くさい時はここまで歩いてランチとかにしよう。
距離的にはそこそこあるからいい運動になるし、一石二鳥だ。

会計の時に、今までずっと気になっていたんだけど
何屋さんかわからなくて入れなくて、
のぼりがたったのでやっと今日入りました~という話をしたら、
やはりそういう意見があって「うどん」ののぼりを立てたのだそう。
またきてくださいね~などと話していたら、
奥から店長らしき人が出てきて、これもってって~と
4種類のかつおを削ったふりかけ(?)みたいなものをくれた。
味はついてないので塩とかしょう油を合わせるか、
みそと混ぜてごはんに乗せると最高だよ~と教えてくれた。
それで、これがなくなる頃にはまたお店にきてね~と。
店長さんも店員のおばちゃんもとってもいい人。
1050円おなかいっぱい、お土産付き。

パンフレットもあったのでもらってきたところ、
うどんは地粉を使った田舎うどん、
焼き物は炭火でじっくり焼いているそうです。
この佐野川の地でこの値段じゃ
もととれないよなぁと心配になりました。
送迎もしてくれるそうですよ。

で、なぜこんなに詳細に書いているかと申しますと、
ただでさえ藤野は飲食店少ないですし、
特に飲み屋はなかなかないので頑張ってほしいわけです。
しかも家からいちばん近い飲食店です。
頑張ってほしいわけです。

このブログは、
たぶん藤野の人がけっこう見ていると思うので
宣伝になれば、と思い書きました。

笑福亭というお店です。
今度みんなで飲みにいきましょう~。