4月のメニューが決まりました♪
春は、木の芽が芽吹くように、体内でも臓器の活動が活発になる時期です。
得に肝臓の働きが活発になりますので、
タウリンが豊富に含まれる食材(ムール貝などの貝類)や、
補血効果のある豚肉やレバー、胃腸の働きを整えてくれるキャベツなどを
採るように心がけると良いですね。
☆ホワイトアスパラガスのムース 味噌黄身添え
春の訪れを知らせてくれるホワイトアスパラ。
毎年、フランスから直輸入のホワイトアスパラを使っています。
残念ながらホワイトアスパラには殆ど栄養素がありません。
そこで、味噌漬けにした卵黄を添えてみました。
卵黄は、必須アミノ酸がバランス良く含まれているほか
レシチンが善玉コレステロールを増やす働きをします。
また、卵黄に含まれるコリンという物質は、脳の活性化に役立ちます。
<材料(4人分)>
ホワイトアスパラガス 8本(350g~400g) 上5cm程度残して皮を厚く剥く
卵 2個 …卵黄と卵白に分ける
板ゼラチン 5g …水でふやかしておく
カルダモン 1個
牛乳 適量
塩 2つまみ程度
味噌(お好みで味醂を少し足しても良い)
ドレッシング用
オリーブオイル
シェリービネガー
塩 各適量
<作り方>
1. 鍋に牛乳と水(1:3~1:2)とカルダモン・塩少々をいれ、柔らかくなるまで茹でます。(このとき、剥いた皮を落し蓋代わりに使います。)
2. 柔らかくなったら、鍋に入れたまま常温で放置して冷まします。
3. 穂先の部分を切り落とし、下はミキサーにかけて漉し、ピュレにします。
4. ピュレを鍋に入れ、塩で味を整え、板ゼラチンを溶かします。
5. しっかりと泡立てた卵白と4を合わせ、冷やし固めます。
6. 卵黄は一晩味噌に漬けておきます。
器にムースと穂先を盛り、味噌付けにした卵黄とシェリービネガーのドレッシングを添えていただきます
☆豚肉のグリエ 豆鼓と山椒のソース添え
豚肉は、ビタミンBが豊富で、代謝を良くし疲労回復に役立ちます。
また、ヘム鉄が多く含まれるので、貧血の予防にもなります。
付け合せに選んだ春キャベツは、ビタミンK(キャベジン)が豊富で
胃腸や肝臓の働きを良くします。
ヤーコンは、南アンデス原産のキク科の根菜で、見た目はサツマイモのようですが
シャキシャキとした食感があり、生でも頂くことができます。
ヤーコンに含まれるクラフトオリゴ糖・ポリフェノールは生活習慣病や美容に
とても効果的です。
ソースに使った豆鼓(トウチ)は、大豆を麹で発酵させた中華食材です。
中国では、滋養強壮の特効薬としても用いられ
風邪の引き始めに豆鼓を食べると治ってしまう、とも言われています。
また、糖の吸収を穏やかにする作用もありますので
生活習慣病にも効果的です。
<材料(4人分)>
豚もも肉(ブロック) 500g程度 …塩・こしょうしておく
フォン・ド・ヴォー 260cc
蜂蜜 大さじ1~2
豆鼓 大さじ2
中華山椒 大さじ1 …包丁で潰す
付け合せ
キャベツ 1/2 …一口大にちぎる
ヤーコン 2本 …乱切り
バター 小さじ1
<作り方>
1. フライパンにオイルを入れ、豚肉に焼き色をつけます。
2. フォン・ド・ヴォー、蜂蜜、豆鼓を入れ、肉が乾かないように上からかけながら、焼きます。
3. 肉がしっかりとしてきたら、火をとめ、アルミ箔などで蓋をして15分~休ませます。
4. 食べる直前に、鍋に残った焼き汁を温め、山椒を加え、塩で味を調えてソースにします。
付け合せ
1. 鍋にキャベツと塩・水少々を入れ、蓋をして蒸して火を通します。
2. ヤーコンは、バターでサッと炒めます。
それぞれ器に盛りつけ、ソースをかけていただきます
☆湯葉のクレープ バナナクリーム
湯葉もバナナも美容・健康に効果的なのは有名ですね!
添えたカシューナッツは、ビタミンEと鉄が得に豊富で美肌に効果的です。
<材料(4人分)>
湯葉 4枚
バナナ 2本 …フォークで潰し牛乳と混ぜる
牛乳 大さじ2
カシューナッツ 12個 …カソナードでキャラメライズ
カソナード 大さじ1~
バター 適量
<作り方>
1. フライパンにバターを敷き、湯葉をサッと焼きます。
2. 鍋にカソナードとカシューナッツを入れ、ナッツをカソナードでコーティングするように炒めます。
3. バナナと牛乳は混ぜておきます。
湯葉でバナナクリームを包み、カシューナッツ等を添えていただきます
気持ちの良いお天気の続く春ですから
体の中から綺麗になって、楽しい毎日を過ごしたいものですね♪