爽快!和洋お魚二品 | << 真菜板だより >>

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池袋「味里」、高田馬場「真菜板」、鳥取県智頭「うどん家&真菜板」と47年間の日本酒人生の最終章は長野県諏訪にて幕を開けました。
個性豊かな日本酒、とくに無濾過生原酒にこだわって、料理と酒のマリアージュを楽しむお店です。

女中頭のハルです。
まだまだ厳寒の候、朝晩辛い毎日ですね。

さて本日はお魚で二品をご紹介。
まずは真鯖の有馬煮。
鯖の有馬煮
そうそう、有馬煮ってご存知でした?
有馬温泉で有名な兵庫県の有馬って山椒の産地でもあったん
ですね。それで、実山椒を使って煮付けた料理を有馬煮と
いうのだそうです。

今回は真鯖を使用。
真鯖が濃いめの煮汁でさっと煮付けてありますが、
何と言っても山椒の香りが爽やかに効いていて、脂ののった
青魚との相性バッチリですね。

そして、こちらには宗玄山田65初しぼり。
初しぼりのフレッシュ感が山椒とうまく合います。
実は私、かなりのサンショラーでして、年中山椒を切らすことが
ございません。
そんな私を飽きさせないほど実山椒がゴロゴロ、鯖が終わっても、
山椒と煮汁をつつきながら宗玄を最後まで楽しめました。
サーモンソテー
そして二品目はノルウェーサーモンのソテー、レモンクリームソース。
こちら、征子さんお得意のクリーム料理ですが、レモンの香りが
何とも爽快でクリームのコクとあいまって贅沢な美味しさです。

お写真をどうぞごろうじあれ。
漆黒に浮かぶ黄金の輝き…
もはやサーモンはうかがい知れず、主役はこのクリームソースと
言わんばかり。
ふんだんに使われたレモンの香りに幸せを感じつつ、マスターが
合わせてくれたのは開運の山田。
サーモンにもレモンにもすっきりはまって、開運のレベルの高さに
今更ながら感動を覚えます。

今日は全く違うお料理のご紹介でしたが、伝統時な和食にも
フランス料理のような一皿にもぴったり寄り添うお酒の数々を、
皆様どうぞお楽しみください。