感謝 【2009 Scene Best 10】
友情、友達、親友、仲間、Friends。。。
これほど、感謝しながらシャッターを押した年はなかったかも知れない。
2009年、本当に充実した年だった。
歳を取ると、1年が短く感じてくるのだが。。。
今年1年は、長く感じたのは気のせいだろうか。
そんな充実した1年だったので、自分なりに振り返りBEST10をつけてみた。
かなりの長文記事になりますので、ご了承下さい。
第10位:初めて撮った飛行機
8月21日、横田基地友好祭のために米空軍嘉手納基地よりラプターが飛来した。
飛来するような噂が出ていたが、まるで信用していなかった。
そんな中で、お昼過ぎに飛来し数回ローパスした後、初めての地に降りた。
その他にも、10月18日三沢基地航空祭でB-52が飛来したりと、
初めて撮る飛行機に出会えた事が、嬉しかった。
第9位:新たなる出会いとストリート撮影
3月に百里基地で出会った師匠的存在の、大先輩。
その出会いがきっかけで行った、ポートレートから街中で撮る事に挑戦した。
木々に囲まれた公園で撮る事に飽きがきていて、もっと自然な画が撮りたかった。
街中で撮る事の新鮮さ、そして自分好みのコンクリートに囲まれた場所での撮影。
何よりも、今までに無かった個撮系での撮り方が凄く勉強になった。
初めてのモデルさんを撮る難しさ、コミュニケーションをとる難しさ。。。
その1つ1つが、常に勉強だった。
そして、初めて夜間のポートレートにも挑戦し、その綺麗さに感動するとともに、
その難しさを改めて痛感した。
■Misaki Nogami 10月12日 晴海客船ターミナル
■Keiko Ishiduka 12月17日 東京ドームシティ
初めて撮った街中での撮影と、コンクリートに囲まれた場所での撮影。
この新たなる挑戦を活かして、普段撮らせて貰っている筑間はこべさんを。。。
そのリクエストに応えてくれて、ついに晴海客船ターミナルで撮る事が出来た。
個撮系での撮影と、囲み系での撮影の違いがある中で実現したのだが。。。
これがきっかけかどうかは、わからないが。
最近になって、公園系以外の場所で撮影出来る事が嬉しい。
違うところで勉強して得たものを、このモデルさんで活かせたら良いと常々思う。
■Hakobe Chikuma 11月8日 晴海客船ターミナル
■Hakobe Chikuma 12月23日 有明客船ターミナル
第8位:ドラゴンの帰国
厚木基地に駐留する、米海軍空母艦載機部隊CVW-5。
その部隊の中で、多くから親しまれた由緒ある部隊VFA-192が先日帰国した。
部隊交代で、10年以上前に帰国した当時の由緒ある部隊VFA-115が戻ってきたのだが。。。
自分にとってこの部隊は思い入れがあったので、寂しい思いで見送った。
今年なかなか撮る機会が無かった、色付きNF300だったのだが。
9月に展開した際、青空の西日で撮れたカットが自分の中でのベストショットになった。
■9月24日 厚木基地より VFA-192 F/A-18C NF300
第7位:競馬へ本格的に挑戦
サーキットでの撮影から、その技術を活かして昨年より挑戦した競馬。
今年は本格的に展開し、挑戦する事に。
一番撮りたい画は、1着に入った騎手が高らかに手を挙げる瞬間で。
これほど難しく、ストレスの溜まる被写体は無かったかも知れない。
思い通りの場所で撮れず、そして思い通りの画にならない競馬。
それでも諦めず、何度も競馬場へ足を運んだ。
今年一番多かった大井競馬場が14回、次いで東京競馬場が6回に、中山競馬場が5回。
その他、川崎競馬場や、遠く札幌や中京にも足を運んだ。
大井競馬場パドックからの1シーン。
ポートレートからの技術も活かして撮ったりと、レースだけが被写体では無かった。
モデルさん以外の方から、「撮ってくれてありがとう」って言われた事。
本当に嬉しかった。
3月29日、中京競馬場で開催された「第39回高松宮記念」より。
このレースを制した、ローレルゲレイロに騎乗する藤田伸二騎手が高らかに1本指を上げた。
初めてその瞬間を撮れた事に、名古屋の地で感動した。
5月10日、東京競馬場で開催された「第14回NHKマイルC」より。
唯一正面から撮る事が出来る東京競馬場で、1着の瞬間に挑戦したのだが。。。
騎手が高らかに手を上げる瞬間を撮る事は、出来ずに終わった。
この場所で、是非撮ってみたいのだが、その目標は来年へと持ち越した。
7月8日、大井競馬場で開催された「第11回ジャパンダートダービー」より。
大井で初めて見たウイニングランで、テスタマッタに騎乗した岩田康成騎手が1本指を上げた。
この日競馬撮影から1年を迎えた。
9月30日、大井競馬場で開催された「第43回東京盃」より。
小雨の中でのレースで人も少なく、コースサイドで撮ったのだが。。。
レースを制した、バンブエールに騎乗する松岡正海騎手が1本指を上げてくれた。
大井でのナイターレースは、その撮影が難しく頭を抱えるのだが。
やっと慣れてきて、自分なりにそのスタンスが構築されてきた。
12月27日、記憶に新しい中山競馬場で開催された「第54回有馬記念」。
やっと撮れたその瞬間、感動を目の当たりにした瞬間だった。
結局GⅠレースで、関東の競馬場で騎手がアクションをしたのは。
天皇賞(秋)と、この有馬記念だけだった気がする。
最高のレースで最高の瞬間を撮る事が出来た事に、感謝感謝だった。
第6位:航空祭への本格復帰
サーキットでの撮影に力を入れ、航空祭への展開は休止していたのだが。
昨年に復帰をして、今年は目標へ向かって本格参戦をした。
岩国基地から始まり、三沢基地までの結局4回だったが。。。
松島基地と百里基地では会場内に入らず、基地外からその撮影に挑んだ。
8月23日、松島基地航空祭より。
F-2がAGGこと模擬対地射爆撃で魅せた、ハイスピードローパスからのブレイク。
その低さと速さに驚き、真背中に近いカットが撮れたのは嬉しかった。
天候が一気に回復し、ブルーインパルスはホームで文句無しの第1区分でアクロした。
ここまで綺麗な条件で撮れたのは、本当に久しぶりの事だった。
ブルーインパルスの凄さとカッコ良さを、この時に実感したのは言うまでもなく。
9月12日、百里基地で行われた航空祭前日の予行。
雨が降る中、機動飛行で離陸するF-15はバーナーリングを作りながら、我々を驚かした。
低い離陸から、左へバックリ捻る姿は今まで見た事の無い迫力だった。
9月13日、航空祭当日は視界不良でキャンセルになる場面もあったが。。。
F-15の機動飛行は予定通り実施し、飛行中にベイパーに包まれるシーンもあった。
何よりもこの日、多くの仲間とともに撮れた事が嬉しかった。
第5位:奇跡の基地
1月下旬より、完成した新滑走路で運用を始めた百里基地。
その近さと迫力に感動し、何度も何度も通った。
まさにその場所は、奇跡の基地となっていた。
今年一番多く行った場所であり、一番多く撮った被写体となった。
3月11日より。
サーキットでの技を使い、金網越しで流し撮りに挑戦したりと。
そして春に話題となった、第305飛行隊30周年記念塗装機。
この機の登場で、スッカリ百里の虜になった仲間もいたり。
4月27日より。
ナイトアタックで撮れた、アフターバーナー。
この2カットが、今年の百里基地でのベストショットとなった。
第4位:北海道の絆
4月頃から話が出た、北海道で撮影会。
現実となった6月28日、晴れ渡った札幌はモエレ沼公園。
友情、友達、親友、仲間、Friends。。。
この言葉は、ここから始まったのだと実感している。
まさか北海道で撮影会をやると思わず、それに参加するとは思わず。。。
でも、この参加が後に再び北海道へ展開する勇気をくれた。
一石三鳥を目標に、この時の北海道では競馬と戦闘機も挑戦した。
6月27日、札幌競馬場。
地方競馬のような広さにビックリしながらも、その撮り易さが嬉しくシャッターを押した。
6月29日、千歳基地。
撮れる場所の少なさには閉口したが。。。
仲間とともに撮れた事、戦競塗装機が飛んだのは嬉しく、来て良かったと思った。
第3位:初の岩国基地展開
一度行ってみたかった基地が、西は山口県の岩国基地。
毎年5月の航空祭は、SuperGT開催が重なってしまうので今まで諦めてきた。
サーキットへ行かなくなった今年はチャンスだと思い、思い切って行ってみた。
そしてその場所で、行われた感動を撮る事が出来た。
課題も残してきたので、来年の照準はまずはこの岩国基地となりそうだ。
5月4日、事前予行より。
ハイスピードローパスからのブレイクでは、ベイパーマジックとなり。
5月5日、航空祭当日。
予報とは裏腹に回復した天気の中、ホーネットからマッハコーンは出ず。。。
これまた来年の目標となるのか。
第2位:米国大統領リムジンとの出会い
1月にオバマ大統領が就任し、今年は来日を期待していた。
そんな中、11月13日~14日に滞在時間23時間と言う短い来日を果たしたオバマ大統領。
今回は飛行機より、どうしても大統領専用リムジンが撮りたかった。
最新の2009年型の登場は無かったが、2006年型が2台その威圧感を魅せてくれた。
11月14日、都内道路で並んで走るリムジンを。
この場所で撮らせてくれた、警官の方々に今でも感謝している。
皇居から出るリムジンを。
やっと、米国大統領が乗るリムジンを撮る事が出来た。
リムジンが目的でも、しっかり専用機「AIRFORCE ONE」も撮った。
厳重な警戒の中で、羽田空港の滑走路上にいる機が撮れたのが嬉しかった。
第1位:サンダーバーズの再来
そして今年のナンバー1は、何と言っても「サンダーバーズ」の再来だった。
千歳、浜松、三沢と転戦し、その全てをここに力を入れた。
5年前の天候不良の悔しさをリベンジしようと、全ての照準に定まっていた。
遠く北海道で行われようが、三沢で行われようが勢いで参戦する事は決めていた。
とにかく、後悔だけはしたくなかったので思い切った行動をした。
結果は4日間とも、充実出来た。
10月15日、千歳基地。
不安定な天気だったものの、フルのハイショーを魅せてくれた。
朝一番の飛行機で飛び、最終便で東京へ帰ると言うハードなもので。
10月16日、浜松基地プラクティスより。
今回の4日間で一番天気が良かったのが、浜松の前日で。
当日は残念ながら雨となってしまった。
基地外から、迫力あるシーンを撮りまくり、感動していたのを思い出す。
10月17日、三沢基地での地形慣熟。
雨の浜松には行かず、先に三沢基地へ展開、その飛来を待った。
浜松から飛来した機は等間隔で、夕陽を浴びて地形慣熟訓練を行なった。
10月18日、三沢基地航空祭。
サンダーバーズのフライトの時間に、奇跡的な天候回復をみせ青空が広がった。
最後の最後にまた、良いものを見させて貰った。
2009年、振り返ってみると色々なものを撮ってきた。
ベスト10に入らなかったものの、記憶に残る被写体も沢山ある。
来年はゆったりとコツコツしたペースでいきたいのが、本音であって。。。
それでも、更なる目標に向かって進化したいと思っている。
さて、長文にお付き合い、ありがとうございました。
今年、このブログに訪問して頂けた皆様には、感謝しております。
この1年、お世話になりました。
今後とも、宜しくお願いします。
年越しは西は神戸で迎えてきます!
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