
結晶用の飽和水溶液は、温度管理がポイントです。
まず、常温で、できるだけミョウバンを溶かす方法がお勧めです。実験で使用しているミョウバン(12水和)は、水に溶かすと吸熱するので、ビーカーが冷えてきます。この時の温度降下は曲者で、低い水温のままで飽和したと思っていると、常温では飽和に達していないことになります。冷えたビーカーを手で温め(少し加温しても良い)、できるだけ常温に近づけます。ここで、飽和点を見誤ると、加熱した溶液に種結晶を入れた時、種結晶が溶出してしまいます。常温で飽和溶液ができたら、最後に結晶の為のミョウバンを追加し、様子を見ながら少しずつ加温します。水温が上昇に転じたら、すぐにビーカーを離し、追加したミョウバンが溶けきるギリギリの温度を見極めます。ビーカーの底に細かい粒が僅かに残るぐらいが溶解温度です。今ぐらいの時期は、種結晶を入れる時点で30度以下になるようです。
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