
テストで、基本問題を集めた出題形式を"小問集合"といいます。
正答率が高い算数の小問集合で、なぜか(2)を間違える小6男子をよくみます。
間違える生徒の傾向として、
1.計算を"式"で書かない
2.字が薄く・汚い
3.式の入れ替えや約分時の間違いが多い
などが挙げられます。
大人の視点で見れば、これらの傾向への対策が、そのまま正答への近道であることに疑いはありませんが、"(2)を間違える友の会"の会員達は、簡単には受け入れません。効率良く問題を解くためとの信念により、その道から外れる行為は、全てが「余計なこと」に感じるようです。
そこで、彼らの視点に立って問いかけます。「短時間で正答する裏ワザあるけど、知りたい?可能な限り書く字数を減らし、消しゴムに触ったら負けだよ。」と伝え、正しい方策を説明します。すると、計算ミスで落としていた、他の大問まで正答するようになります。
"伝え方"って、大切ですね。