前回の
の答え。
食の安全に少しでも興味のある方なら
分かると思います(^_-)☆
答えの前に
素朴な疑問をいくつか・・・
①生クリームはとても腐りやすいが
なぜ、コーヒーフレッシュは常温で
放置していても腐らないのか?
②生クリームは
一般的に高価であるが、
なぜ、コーヒーフレッシュは
使い放題なのか?
③加工品には、原材料を表示する
義務があるはずなのに
なぜコーヒーフレッシュには
表示されていないのか?
改めてかんがえると
不思議です
①②の答えは、
「原材料が牛乳・生クリームではないから」
ですね
③の答えは、
表示面積が小さいため、
表示の必要がないと、
品質表示基準で決められているから。
です。
個別の包装には
原材料は記載されていませんが、
それが入っている大袋には
しっかり内容が記載されています。
スーパーなどに
行った時に
一度裏表示をじっくり見てみてください。
そこに牛乳などという言葉は
一切出てきません。
では、何で出来ているのか?
その答えが
安部司さんの著書
『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』
に出ています。
以下、本文から引用
〈「コーヒーフレッシュ」は、牛乳(ミルク)や生クリームからつくられてはいません。
植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたもの--それがあの小容器の「コーヒーフレッシュ」の正体なのです。
植物油を使うことで、牛乳や生クリームを使用するよりもはるかに安くできる。
だから「使い放題」にできるのです。〉『食品の裏側』(コーヒーフレッシュの正体とは!?)より。
〈普通の状態では水と油は混ざりません。
そこで添加物の登場です。
まずは「乳化剤」を使用します。乳化剤というのは、界面活性剤のこと。これを入れると、あっという間に油と水が混ざって、ミルクらしく乳化します。
しかしこれではミルクらしいとろみがない。だから「増粘多糖類」でとろりとさせます。乳化剤も増粘多糖類も「一括表示」ですから、何種類使われているかわかりません。
仕上げは「カラメル色素」。ごく薄く茶色に着色することで、いかにもクリームらしい色合いになります。日持ちさせるために「pH調整剤」も入れます。クリームの香りの「香料」も入れます。〉『食品の裏側』(水と油と「白い粉」でコーヒーフレッシュができる)より。
つまり、
コーヒーフレッシュを
コーヒーに入れるということは、
サラダ油を
コーヒーにたらしているのと
同じことなんですよね(-""-;)