ホワイトホースのバックパッカーズ | 自転車で大陸を越えるブログ

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学生のとき自転車で日本縦断、オーストラリア横断。一旦は就職したものの、会社を辞めて北米縦断。次に目指すは中南米縦断。このブログを通じて自転車で海外を旅する楽しさが、なるべく多くの人々に伝わればイイなぁ…と思っています。

僕は町にバックパッカーズ(安宿)があるときにはいつもそこに泊まることにしている。そもそも野宿する場所がいくらでもあるのに、キャンプ場に泊まってお金を払う($10~15)こと自体が嫌なのだ。お金を払うなら屋根の下でベットで眠りたい。シャワーを浴びたいときや洗濯をしたいとき以外は有料のキャンプ場に泊まりたくはないのだ。


ホワイトホースには2軒のバックパッカーズがある。だけど、夏のホワイトホースはカヌーシーズン真っ盛りって事もあって2軒とも連日のようにほぼ満室だった。7日間の川下りを終えてユーコン川の下流の町、カーマックス(Carmacks)からバスで戻って来た日、僕はたまたま一人分のベットが空いていたバックパッカーズに泊まることが出来た。不慣れなカヌーの旅で疲れていた僕は久しぶりにベットで眠りたいなぁ…と思っていたので、これはホントにラッキーだったと思う(ホントは川下りの前に予約しておくべきだった)。


それがビーズ・ニーズ・バックパッカーズ・ホステル(Beez Kneez Bakpakers Hostel )。「蜂みたいに忙しく働く」って意味らしいのだけれど、のんびりとした良いパックパッカーズだった。写真を撮ってなかったのが残念。一泊Ca$20だったと思う。今になって日記を見ながら日付を数えてみると「屋根のある暮らし」をしたのはフェアバンクスを出発してから21日ぶりだったらしく、どうりであの時の睡眠は最高だったナァ…と思ったりする。体力が回復してからは夕方になると日本人の旅人が集まるキャンプ場に出かけて、みんなで深夜2時までビールを飲み、フラフラになりつつ宿に帰って泥のように寝ていた。


そしてもう一軒のバックパッカーズがハイド・オン・ジャッカル(Hide on Jeckell Hostel )。ビーズのワンブロック裏側にある。僕はホワイトホースでゆっくり休むつもりだったので、ビーズに2泊した後でハイド・オン・ジャッカルに移った。オーナーはオランダ人で(名前をわすれちゃった…)すごい気さくなオッチャン。自転車旅行者が好きらしくて、普通は一泊Ca$20なんだけどチャリダーはCa$18になる。


オーナーの国籍のせいかもしれないけど、ヨーロッパからの泊り客が多い。たまにオランダ語とかドイツ語が飛び交っている。英語を母国語にしない人達が多いので、お互い間違った文法なんかを気にせずザクザク会話が出来るので楽しかったりする。日本人もビーズよりも多い気がする。「地球の歩き方」にはホワイトホースのバックパッカーズがハイドオンジャッカルしか掲載されていないからかもしれない。日本語環境がインストールされたPCが無料で使えるのも嬉しい。


ハイドオンジャッカルのオーナー(名前を忘れた…)


↑オーナーさん。奥さんと2人でこの宿を切り盛りしている。いったいどこで買ったのかわからない「いただきますっ!」って日本語が胸に大きく書いてあるTシャツをよく着ていた。気に入っていたらしい。日本語の文字はクールだから大好きだと言っていた。独学でひらがなと簡単な漢字の読み書きを勉強されていた。親日家のすっごくイイ人。


野田さんのサイン


本棚にはカヌーイストの野田知佑さんのサインがある。思わず写真をとってしまう。「トモ(野田さん)は毎年夏になるとユーコン川を下りにくるんだ」ってオーナーさんが言ってました。嬉しいことにこのバックパッカーズには日本語の本が沢山あって(日本人の旅人が置いていった本)、僕はムサボルように母国語の活字を読みました。


獏さんのサイン


作家の夢枕獏さんのサインもあったりします。


チャリの整備


裏庭でチャリの整備。日本で新品に換えていなかったBB(クランクの軸のところ)から異音がするので交換。町には2軒マトモな自転車屋がある。日本の感覚からするとシマノの部品はやけに値段が高いと思ってしまう。泥除けも欲しかったけどイイのがなかった。


猫


↑なぜか整備を見守る猫。いつも「今日もだるいにゃぁ」という顔をしている。平和なホワイトホースの午後。冬にはオーロラが見える場所だってことも忘れてしまうぐらいの陽気。


ユーコンゴールド


* * *


そんなカンジのホワイトホースのバックパッカーズでした。コピペですけど住所と電話番号も乗っけときます。


• Beez Kneez Bakpakers Hostel
• 408 Hoge Street in Whitehorse,Yukon
• (867) 456-2333
• URL: Beez Kneez Bakpakers Hostel


• Hostel Hide on Jeckell
• 410 Jeckell Street (at 5th Ave)
• (867) 633-4933
• URL: Hide on Jeckell Hostel