リネさんと再会 | 自転車で大陸を越えるブログ

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学生のとき自転車で日本縦断、オーストラリア横断。一旦は就職したものの、会社を辞めて北米縦断。次に目指すは中南米縦断。このブログを通じて自転車で海外を旅する楽しさが、なるべく多くの人々に伝わればイイなぁ…と思っています。

ホワイトホース(whitehorse)を目指して

アラスカハイウェイをひたすら南下していると、

先行していたリネさんに追いついた。


リネさんはジムというカナダ横断中の

サイクリストとペアラン中だった。


ジム かなり速いっ 坂で千切られる

(↑ジム)


僕も混ぜてもらってトリオラン(っていうのかな?)で走る。

旅の先輩たちと一緒に走ると学ぶことが多い。


特に5年かけて世界一周中のリネさんからは

学ぶことが多かった。


僕の学んだ教訓を書き出してみる。


* * *


リネさん、写真のアングルにこだわる


これはリネさんがジムに写真をとってもらっているところ。

「あの山が入るように、こうサぁ、見上げる感じで下から…」

ってジムが困るほど細かくアングルをしていしていた。


教訓1:写真のアングルは大事である。


そして、この直後にリネさんは道路の真横で

気持ちよさそうに放尿をはじめた。マジびっくり。

結構交通量が多いんだけどなぁ…。男前です。


教訓2:立ちションを恥じてはならない。


そしてリネさんもジムも「手鼻」をかむのがうまい。

片方の鼻の穴を親指で押さえて「ぶっ」っとかむ。

鼻水はきれいな直線を描いて鼻の穴から発射される。

僕がマネすると自分の肩に鼻水の塊がついてしまった。

でも鼻はすっきり。ペダリングも快調になる。


教訓3:手鼻をかむと鼻すっきり。


そしてリネさんは道路に落ちてるモノをよく拾う。

バンジーコードとか服とか手袋とかペットボトルとか。

確かに道路にはいろんなモノが落ちている。

(実は僕もバンジーコードを拾ってつかってる)

道路は宝の山らしい。名言である。


教訓4:道路は宝の山である。


そしてトリオランをしていて気づいたんだけど、

ジムもリネさんもドラフティング(前の人を風よけに使う)をしない。

わざと前の人の後ろに付かずに走る。

それじゃトリオランの意味ないじゃん…。

どうやら他人に先頭を引かれる事は

彼らのプライドが許さないらしい。


教訓5:ドラフティングは恥である。


a


そしてキャンプ。ちょっと見にくいけど右手に見えるのが

リネさんのテント。多分ですけど6人用ぐらいのサイズです。

「このテントならガールフレンドも呼べるぞ、わっはっはっ」

と豪語されておりました。


教訓6:テントはデカイほうがよい。


でも、6テンは寝るのは快適でも、

畳んだときにデカすぎます。


リネさんパッキング カナダ国旗は大事らしい


↑リネさんが縛り付けてる黒い塊がテントです。

もはやサイドバックに入らないサイズなので

バックの上に直接縛り付けてます。

それにしてもリネさんは荷物が多い…。

広げると直径1.5mぐらいありそうなゴルフ用の傘が目を引きます。

(リネさんの顔の前にニョキっと生えてる赤いヤツ)

確かに傘は便利だけど、本当にそのサイズが必要なんだろうか…?


教訓7:荷物が多くても気にしてはならない。


そして僕が一番「こりゃいいなぁ」と思ったのがスタンド。

上の写真じゃわかりにくいけどリネさんの自転車には

スタンドがついている。しかもダブル。

普通にスタンドを立てただけだと、

ハンドルが荷物の重さに振られてコケちゃうんだけど、

リネさんはトップチューブから伸ばした紐を

ハンドルに結んで固定してました。シンプルです。

なぜかMTBやランドナーにスタンドをつけることは

邪道とされているんだけど、これ、絶対便利だと思う。

さすがリネさん。わが道を歩まれています。


教訓8:スタンドがあるとすごく便利


* * *


以上が僕が先輩たちから学んだ教訓です。

本当にタメになるかどうかは知らねども…。