戦い | マンモス☆南北東西を駈ける

マンモス☆南北東西を駈ける

グラビアアイドル・モデル撮影会「グラ☆スタ!」主宰/フォトグラフィック・オーガナイザーのマンモス☆南のサブブログ。日々の喜怒哀楽を吐露?!

映画『図書館戦争』を見ました。

感想はさておき…(ネタバレ禁止ですし)

実は私はほとんど本を読まない人です。

小学校6年間、中学・高校(一貫)6年間、
図書館で本を借りたことがなかったほどです。

でも脚本家になりたいと思ったこともあり、
ほぼ自費出版で本を出したこともあり、
そして、今年の目標の一つに「本を出す」と掲げたほど、
文章を書くことは好きだったりします。

それでも、私の中に刻み込まれた数々の言葉は、
本からではなく、映像作品からのものが多い気がします。

『図書館戦争』も、原作は読んでいません。
アニメも、アニメを見る習慣が今ないので見ていません。
見るきっかけは、監督の佐藤信介氏が知り合いだから
(知り合いと言うにはおこがましい、立派な方ですが)。

誰かが何かを伝えたい、
そして、特定の誰かに向けてではなく、
筆者が知り得ぬ誰かに何かを感じてもらいたい、
その一つのツールというか媒体となるのが本だったりします。

そして、本に何かを感じて、本から何かを感じたいと思って
誰かがその本を手に取るわけです。

誰かの想いを、誰かが受け取り、
そしてまた誰かに伝えていく、
そんな繰り返しが、歴史となり文化となります。

すごく月並みな話なんですけど。

『図書館戦争』では、
その誰かの想いが込められた本を、
不当な圧力によって消滅させないために、
命を懸けて守る人々が登場します。

そのために、やむを得ず武力を行使することもあります。
血が流れたり、命を失ったりすることもあります。

でもそれは、本を守るための戦いであり、
誰かを抹殺するための戦いではありません。
威嚇こそすれども、命を奪うことは目的ではありません。

何か大切なものを守るとか、
そのために何かと、誰かと戦うとか、
自分はそういう場面があるだろうか、
あるとしたらどういう振る舞いをするだろうか、
そんなことを考えさせられる映画でした。

私は、映画を作りたいという夢を持ち、
いまだに諦めていませんが、
そのために、何かと戦ったり、何かを守ったり、
そういうこともしなければならないのかもしれません。

かつてした選択も、数々の失敗も、
実現したい夢から遠ざかる理由なのかもしれませんが、
たとえそれが間違っていたと思っても、
そこから諦めずに、新しい自分になるために、
戦い続けていくべきなんだろうなと思いました。