今日2月2日は
Candelora(かんでろーら)またはFesta di Candelora

カトリックのお祭りだと
聖燭祭(せいしょくさい)。

Presentazione al Tempio
(主の奉献)
Wiki日本語版「聖燭祭」より↓
”マリアとヨセフはイエスを生後40日後にエルサレム神殿に連れて来て、
マリアは産後の汚れの潔めの式を受けるとともに、イエスを神に捧げた。 ”
という日。

12月25日のイエス・キリストの誕生を祝うクリスマスから数えて40日後が
2月2日の今日。

といっても祝うのは
敬虔な人しか祝わないだろうし
一般的な人は話題にもしない。。。
(少なくとも私の周りの人々は・・)

ただ、庶民のことわざは有名である。
« Per la santa Candelora
se nevica o se plora,
dell'inverno siamo fora
;
ma se l'è sole o solicello
siamo sempre a mezzo inverno
 »

聖なるカンデローラの日に
雪が降ったり、雨が降れば
冬から抜け出せるけれど
晴れていたり、太陽が少しでも出ていれば
いつまでも冬真っ盛りだろう。。


つまり、
今日の天気が
悪ければ、残りの冬は春の訪れも早いけど
天気がよければいつまでも冬の状態が続く。。


という言い伝えである。。

で、
気になる今日の(ローマの)天気は
曇り!

春の訪れは早いかな?

アメリカ合衆国やカナダでは
グラウンドホッグデ―( Groundhog Day/ Groundhog's Day )と
呼ばれる日で
ジリスの一種グラウンドホッグ(ウッドチャック)を使った
の訪れを予想する天気占いの行事。 」(Wiki日本語版グラウンドホッグデ―から抜粋)

イギリスの詩でも
このイタリアのことわざと似たようなものがある。。
If Candlemas be fair and bright (キャンドルマスが明るく晴れていれば)
Winter will have another flight (冬はまだしばらく続くだろう)
If Candlemas be cloud and rain (キャンドルマスが曇っていて雨ならば)
Winter will be gone and not come again (冬は去り、戻ってこないだろう)

ちなみにこの
カンデローラの日は
古代ローマから民衆の間で続いていた
ルペルカーリア祭(Lupercalia)」を取りやめるために
代わりに置かれた日だといわれている。

Wki日本語版の説明ではルペルカーリア祭は
ヴァレンタインデーの源流になったものだ
とあるけれど
カンデローラの日が
このお祭りの代わりに用意されたものであるという・・。

2月中旬に祝われた豊穣と多産祈願、そして
穢れを落とす浄化のお祭りだったルペルカーリア祭でも
たくさんのカンデーラ(キャンドル)がともされた。
ただ
くじ引きで男女が乱交(滝汗)していた淫らな「Hなお祭り」だったそうで
それはダメだと、ローマ教皇だったゲラシウス1世
代わりに「浄化」の要素だけ残して
カンデローラの日を
むりやり結び付けた
という説がある。。。
(ゲラシウス1世イタリア語版⇒https://it.wikipedia.org/wiki/Papa_Gelasio_Iの方が詳しい)

でもってそれでも収まらないから滝汗(⇒そりゃそうだな。。
恋人たちの守護聖人とされていたヴァレンティヌスの命日(2月14日)
をとしてなんだか聖なるものにしてしまって
この「淫らな」お祭りを抑え込もうとした。。。あせる

とも言われている。。


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