子供たちへの金銭教育 ⑤ここまでの過程 | 「あな吉手帳術」で頑張らない楽ラク生活

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あな吉手帳術を使うことで、日々の生活を無理することなく
充実させてみませんか?

ここまでの金銭教育の過程を
私の記録も兼ねてまとめておくと・・・。

☆第1段階(2012~2013年春)
「自分で欲しいものを決め、予算内でお買い物ができるようになる」が目標
→週末のスーパーで不定期に&近所のお祭り

親から渡された予算内でお買い物することを学んでもらいました。
「予算内」であれば、合格。おつりは回収してました。

○第2段階(2013年夏~2014年末)
第1段階と同じく。
「不定期にスーパーで、買い物させる」は継続。

お祭りやフリーマーケット等「複数お買い物したがる環境」において
去年よりも多めの金額を手渡し。
「後から何にいくら使ったか?紙に書いて提出すること」を条件に
自由に使わせてました。

これが「お小遣い帳をつける練習」になりました。
&夏休みのお祭りが続く時期には
「残金は手元に残させ、次のお祭りに繰り越し」をさせました。

さりげなーく、横から
「ここのお祭りは高いね。次のお祭りだと半額くらいでできるね」とか
「ここのお祭りでジュースを買うと200円だけど、コンビニ(家の近くは100円ローソン)に行けばは100円だね」
という入れ知恵をして、「より有効にお金を使うには」っていうのも考えてもらうように心がけました。

最後の夏祭りでは
「残ったお金があったら、別の日に他の場所で自由に買い物していい」という条件をつけて
無理に全額使い切ることのないように調整しました。

2年目の夏からは
「夏休み中に参加を予定している夏祭りが何回あるか」を先に教え。
「きちんと記録を書いて明細を出せば、満額。
 記録をつけなかった場合には、2割減の支給になる」と説明をしました。
結局親がヒントを出すので、減額支給は一度もありませんでした。
「何にいくら使ったか、覚える」ことは学んでくれたようです。

この夏以降、
翌年からのお小遣い支給を考えていたので、練習として
不定期だった「スーパーでのお買い物」を「ほぼ毎週末」にしました。
「渡す金額」に悩んでいたこともあって、金額は「その時いる店の相場」
に応じて多少変更していましたが、「予算内で好きなものを買う」は継続。
まだお小遣い帳も日常ではつけておらず、自分のお金を保管する場所もなかったので
おつりは回収していました。


○第3段階
2015年1月~
お小遣いを本格導入しました。
少しお試しした結果「150円」あれば、子供がほしいものが1つ以上は買えるようなので
金額はとりあえず150円(毎週)に決定。

・お小遣い帳をきちんと書いている
・計算で出した残高と、現金残高が合っている
を条件に支給しました。

100円ショップの小銭を種類別に入れるケースを採用
(下にお札も入れられるタイプを購入)
これとがま口をお財布を持たせて、
「お金を使いたい時は、使おうと思っている額だけ財布に入れて持ち出す」
というルールで運用しました。

お財布に残った現金を戻す時に、横においてあるお小遣い帳に記録する。
この流れを覚えてもらうまで、少し時間がかかりましたが
今では使途不明金も出なくなりました。

息子は「お金が貯まると、パパに頼んでamazonでレゴを買う」のが楽しみのようなのですが
amazonにオーダーをかけた時点でお小遣い帳に金額だけ記帳しておいて、
パパに支払った時点で残高を計算して減らす・・・という小技まで覚えました。

毎週の支給が150円だと、貯まる速度が遅くて「大きい買い物」をする経験がなかなかできないので・・・。
お年玉のうちの2000円は子供に管理させました。
3月には私の帰省に合わせて、親から3000円。
(これを早めに使い切るのを見越して、手持ちが減った頃に)
私の母から2000円=5000円の金額を手にして
「大きなお金をどう使うのか?」を学んでもらいました。

ちなみに
ディズニーランドへ2日間、ディズニーシーへ1日。
レゴランドにも行き、スタジオジブリにも行った充実の東京生活。
娘は支給された5000円だけでなく、お年玉とお小遣いの残りをためていた金額も含めて
全額気持ちよく使い切りました。お見事!

息子は最初に行ったレゴランドで全財産散財する勢いでしたが
その場でamazonで調べて「東京から持ち帰るのが大変。欲しかったら家に帰ってから。ネットで買えばこんなに安い」
で説得し、レゴランドでは買い物を諦め、ディズニーでは買い物を1点だけ。
家に戻ってすぐにamazonでレゴを買いました。

東京で「大きい金額を渡してよかったな」と思うのは
「あれ買って、これ買って」がなくなったこと!
毎年どれだけ散財させられていたことか・・・。
(息子はディズニー限定のトミカを大量に持ってます)

事前に「欲しいものは自分で買ってね」と伝えてあったので
娘はディズニーの本を研究して、欲しいものを考えていたようです。
(このあたり、女子は本当にすごいね)

ただ、まだ金銭感覚は甘い。
欲しかったのは「スタンダードサイズのぬいぐるみのジェラトーニくん」でしたが
これには娘の手持ちが合わなかった・・・。
でも、ここで「欲しいから、お金を追加して欲しい」とは一切言わなかったところに成長を感じました。
ぬいぐるみタイプのポシェットと、キーチェーンタイプのぬいぐるみを買うことで、満足したようですが
「自分で品物を選び、予算内におさめる」のは結構大変で・・・この買い物に30分以上かかったことは
今では良い思い出かな。

今年またディズニーには行くのですが、シーには行かないので(多分)
娘は「再来年に行くまでにお金をためて、ジェラトーニだけでなく、ダッフィーとシェリーメイを買う」
と貯金しています。
諭吉さん一人、軽く消えそうな気がするんですが・・・がんばるそうです。


今年の帰省では、また去年と同じスタイルで「少し多めに支給」を予定しています。
・・・が、来年は「自分の貯金で、東京で買い物する予算をまかなう」ことを覚えてもらおうと思っています。
そのために「1年で5000円以上は貯金できるペース」が欲しいなとはイメージしています。


我が家の「これまでの記録」はこんな流れでした。
これが「ベスト」とは思わないのですが、今のところ子供たちは・・・

・お金の出入りは記録を残す
・計算した数字のお金と、数えたお金は一緒でないとおかしい
 (何か書いてないものがある)
・モノやお菓子を我慢することを覚えた
・同じモノを買うのでも、場所や店で金額が違うことを知っている
・欲しいものがあるならば、プレゼントに期待せずお小遣いを貯める

この程度にはなっています。
9歳&もうすぐ7歳ならば、この程度でいいかなと思っていますが
上の子は来年は10歳なので、もうちょっと加速したいところです。