まめ放言(2014.10.25) | マメタイムスのブログ

まめ放言(2014.10.25)

▼第32回円谷幸吉メモリアルマラソン大会は、 好天に恵まれ絶好のマラソン日和となり、 老若男女が健脚を競い合った。 毎年、 君原健二さんが参加、 沿道の市民には顔馴染みで大きな拍手と声援を送られていた。 今回の大会には、 半世紀前の東京五輪マラソンで、 円谷選手と併走したシュトー・ヨーゼフ (ハンガリー) さんも出場するなど、 大会に華を添えた。
▼先日、 東京五輪で円谷選手と競り合ったベイジル・ヒートリー (英国) さんや金メダリストで、 裸足の王者ともいわれた故アベベ・ビキラ (エチオピア) 選手の次男イエトナイエト・長女のスィゲさんが来須、 円谷幸吉選手の墓を訪れ冥福を祈るなど、 世界の円谷とその国際色の豊かさを発信してくれた。 また、 円谷選手と練習仲間の宮地道雄さんも参加するなど大いに盛り上がった大会となった。
▼同マラソン大会は、当時、 若き青年らが郷土から円谷幸吉選手に続けと、 そして、 「子供たちに夢を」 と大会開催に心血を注いだのである。 大会立ち上げを目差して協議を重ね、 ある時は夜明けまで激論を飛ばしその若さと情熱が現在の円谷幸吉メモリアルマラソン大会の礎となったのである。 旧須賀川体育館の一角で目標に一直線に向き合う青年の取り組む姿勢が印象的で、 当時の高木市長もその動きに注目していた。 如何に 「やる気を出すか」 が将来の 「土台」 に結び付くのである。