wet oneself という英語の表現がある。

簡単に定義すれば

 to urinate in your clothes by accident:

 (うっかり着衣の中に放尿する

ということ (→ Cambridge Dictionary [wet])。


Jordanlucab という高級ファッション・ブランが、変わったジーンズを売り出したところ、完売したという。

そのジーンズについては、ネット上でも話題になったようで、ある人は TikTok で

 It makes me wonder the psychology of the people who are buying it

 (そんなジーンズを買う人の気が知れない

とコメントしているそうだ。

ここでの psychology という語は、学問としての「心理学」そのもののこととは、いくらかニュアンスが違うように思う。

辞書の定義を見ると、たとえば

 the mental processes involved in believing in something or doing a certain activity

 (何かを信じたりある行為を行ったりする際の心理過程

というのがある (→ Longman [psychology])。(ちょっと固い定義だけれども)。

「どんなつもりでそんなことをしたのだろう」などという場合の「つもり」に重なるように思われるから、「意図」という意味とも取れる。呆れているという気持ちも入っているかもしれない。


◎ 引用した英文の出典 (USA Today, 2024-05-14)
  These jeans that make you look like you wet yourself cost $800 – and sold out. Why?
  → https://www.usatoday.com/story/life/health-wellness/2024/05/14/jordanluca-pee-stain-denim-jeans-cost-over-800-and-sold-out-why/73681298007/



そのジーンズのどこが変わっているのかというと、ミーンズの前の部分に、おしっこを漏らした染みのようなものが付いているのである。

わざと、そんな染みを付けた状態にしてあるジーンズなのだ。

そのジーンズのお値段は ・・・ 何と$800(日本円なら12万円くらい)もしたのである。

なるほど、私でも「そんなジーンズを大枚払って買うなんて、どういうつもりだ?」と言いそうだ。