みなさまはじめまして。
マリシアスで背景のデザインとモデリングを担当しました榊原です。


マリシアスの公式HPが開設してからはや3カ月余り。
最近では各雑誌社さんやゲームニュースサイトさんでも取り上げていただいてますが、
主人公や敵キャラが華麗にバトルしている舞台、「王都」は気に入っていただけてますでしょうか??
と、内心ドキドキしています。


なんとか今こうして皆様にご覧になっていただくまで建設(?)が進んだ王都ですが、ここに至るまではずいぶん長い道のりでした。


こんな本格的な背景を一手に任されるのは今回初めてだったので、平木ディレクターから「舞台は王都。色々アイデア出してね」と言われたもののうーんこんなんでいいのだろうかと悶々。


3D制作が始まってからも、1ステージに何十万ポリゴンもあってテクスチャが何十枚もあって、え!?法線マップってなんですか?UV展開(←ポリゴンモデルにテクスチャ画像をどう張るかを指定する展開図作成、みたいなもん)が終わりません(泣)。
主人公や敵は背景を壊すは壁は登るは羽ばたくは、
ここから見たらポリゴンに隙間あるよ。
テクスチャずれてるよ。
ここしょぼいよ。


あわあわあわすみませんまだ終わってませんスケジュール押してますごめんなさい。


そんなこんなでいろんなスタッフの方に助けていただいたりご迷惑をおかけしたりの連続でしたが、最後の方は結構好き勝手やらせていただいて、背景のどっかにちーーーさくスタッフみんなの名前を紛れ込ませるなど小ネタを色々仕込んじゃったりしてますので、
ぜひ発売されたら戦闘などそっちのけで(?)王都をじっくり眺めてくださるプレイヤーさんがいらっしゃったら嬉しいです。



さて、前回のブログでご登場いただいたモサモサ君が生息するステージですが、
「忘れられた図書館」と名づけられた古い廃墟の中が舞台となっています。


マリシアススタッフブログ-忘れられた図書館コンセプトアート


王都繁栄の陰に人類の過去の英知は忘れ去られ、
古代の技術で作られた複雑怪奇な惑星儀も今では半壊し、
床にはカビ臭い本が散らばり
ほこりっぽい空間の中に天窓から光が静かに差し込み、
モサモサ君が深い訳あって拘束されている。
まあそんな場所です。
まだあまり多くは語れませんが、発売までのあいだ色々と想像を膨らませていただければと思います。



さて、次回は縁の下の力持ち、プレイ画面を華やかにするのに欠かせないエフェクト担当さんに記事を書いていただきますのでご期待ください。