今までの個展の際に、お越しくださった方々に書いていただいた感想ノートをひとつにまとめた。

3年分の感想だ。

ひとつひとつ読み返していくと、過去の作品達や制作時の想いや会場風景など鮮明に思い出された。
お客さんにいただいた言葉一言一言が僕にとっての財産であり、かけがえのない時間でもある。

感想を読んでいると、ただ短絡的に障害者アートとして捉えるのではなく、僕の作品を正当評価してくださっていることに、まず感謝したい。

良いも悪いも正当評価されることが大切だと思う。

「頑張ってますね」は正当評価ではなく、仮面を被った「優しさ」だと思う。
お互いに仮面を外して、気持ちのぶつかり合いをすることが、真の評価につながると思うのです。

だから、僕は常に本物を創りたいと思う。
その時の自分にしかできないもの、これ以上は無理だという限界の果てまでやり抜きたい。