ぽっちぃ、どんと、ぽっちぃ(みんな知らぬ)
ドント・ブリーズ [DVD]
4,104円
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盲目の老人の家に侵入した若者3人組(ドリカム編成)が、
ジジィの思わぬ反撃にあい、
「老人パワー、パネェ!」ってなる。
裏寂れた街に住む3人組。
不法侵入をしては金目の物を強盗し、裏で売りさばいてもらう生活。
盗品なので高く買い取ってもらえず、
「現金や、現金なら…」
紅一点のロッキーは、どうしようもない母親とそのヒモ、そして妹のディディと暮らしてる。
ディディをこの街で育ててはいけない、この街から脱出したい…強く願ってはいるものの、先立つものがにゃ~。
「ある家に老人が一人暮らししていてだなぁ!」
ロッキーの彼氏・マネーが良い話を持ち込んできた。
なんでもその老人は、娘を事故で亡くし、加害者からがっぽり慰謝料をせしめてるらしい。
「30万ドルはあるってよ」
仲間のアレックスは、不動産管理会社?の息子なので、あちこちの家の鍵を父親の職場からちょろまかしてこれる。
これはもう…やるっきゃ無いでしょ?
ただ、このジジィ、視覚障害者なんだよな…ちょっと良心が痛むけど…。
勝ってる番犬が凶暴で小憎たらしいのでプラマイゼロ!(どんな収支計算)
午前二時、侵入。犬は睡眠薬入りの餌でねむねむ…。
ところが用心深く鉄壁の要塞のごとくガードしているこの家。
なんとか入り込んだ3人は、ジジィの部屋に催眠ガスを投げ込み、
「しばらくは起きてこねーし」
と家探し。
マネーの探し方があまりにもオオザッパー。
アレックスは「おりさせてもらう」と抜けてしまいよる。
ところがジジィは起きてきた。
盲目の老人…と侮ってるマネー。
が、ジジィ、冗談じゃなく冷酷で無慈悲。
「お前ら何人で侵入した?」
ロッキーは声を殺してガタガタ…。
マネーは「オレ一人で入ったんじゃー」と言い張り仲間を守って散っていく。
カス野郎と思ってたら仲間思いなんだ。
マネーが殺された際の銃声を耳にしたアレックスが戻ってきた。
スマホでロッキーと連絡を取り合う。
ロッキーは先程ジジィが確認するために開けていた金庫の暗証番号を覚えていたので、金庫を開き金を取り出す。
なんと100万近くあるではないか!!
ジジィは金を奪われたことに気付き激怒。
アレックスとロッキーは地下に逃げ込むが、そこには監禁された女性がいた。
早く逃げなくちゃというアレックス、
助けを乞う彼女を放っておけないロッキー。
彼女こそ、ジジィの娘を撥ね殺した加害者・シンディその人であった。
3人で逃げてたらジジィに見つかり、ジジィはシゲじぃのごとく銃を乱射。
流れ弾にあたって、女性が死んでしまう。
地下室の電気を切られ、暗闇の中を逃げるロッキーとアレックス。
「これで対等だ」というジジィですが、
「こっちはアウェイじゃ!」と思う2人。
なんとか地下から逃げ出したら、犬起きてきやがったーーー。
ガウガウバウバウ、二階の一室に立てこもりロッキーを通風口から逃がすアレックス。
ジジィにボコられアレックス瀕死。ジジィは大きなハサミを突き立て…!
ロッキーもジジィに捕まってしまう。
ジジィはロッキーを地下室に連れていき、
「ワシの子を産むんじゃー」
「ファッ?」
「シンディはワシの娘を殺した、だから償いとしてワシの子を産んでもらうはずやってん。それをお前らシンディを殺しやがって、今度はオメーにワシの子を…」
「シンディ殺したのアンタやーーーん」
ジジィは冷凍保存してある自分の子種をロッキーに注入しようとしとる。
スポイドのでっかいやつを体内に入れ、ちゅうううっっと注入や。たっぷりとな。
ある意味手篭めにされるより不快!
絶対イヤ!
そこへ死んだと思っていたアレックスが登場!ハサミはマネーの身体に突き刺さって、アレックスは難を逃れたのだ。
トンカチでジジィを殴り倒し、ようやくこれで逃げられると思ったらアレックス撃たれた。
アデュー!
停めてあった車に逃げ込むもののキーがなくて動かせないロッキー。
しかも犬が襲ってきよる。
襲われた時に金の詰まったリュックを車外に落とした。
考えろ、考えるんやロッキー!
犬をトランクの中に閉じ込め、やれやれと思ったら背後にジジィが立っとった!
ロッキーは捕まり、家に連れ込まれる。
もう終わりなんや…仲間もみんな死んだ…うちは地下に押し込まれて、こいつの子を孕ませられるんや…。
抵抗する気力をもぎ取られたかに見えたロッキー。
しかしロッキーは気付く。
警報機の音で錯乱すれば良いのではと?
鳴り響く警報音、ジジィはロッキーの居場所を確定できず、闇雲に銃を撃つだけ。
ロッキーはジジィをこれでもかと打ち据える。
警察が来たっぽいので、ほなさいならーーー。
空港ロビーにロッキーとディディ。
あの奪い取ったお金で二人は新しい生活を送るのだ。
テレビのニュースで、
ジジィが強盗に襲われ、やむなく防衛するため若者二人を仕留めたこと、ジジィは重傷だが命には別状無かったことを知る。
「二人の強盗」
「被害はない」
ジジィはこう警察に言っているらしい。
つまり、口止め料として金はやる、お前のこともチクらない。
そのかわり、シンディのことは黙っておけということかよ…。
ロッキーは町を出て行く。
人生は動き出したばかり。
おしまい
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盲目の元軍人に襲われる怖さよりも。
「家族がほしいから子を孕め」
「手出しはしないから、たっぷり子種を注入させろ」
ここがすごく怖かった。(キモイ)
あと、シンディが床下に埋められる所。
あの床板一枚一枚の下にもしかしてご遺体の山が?と思うと、それが怖かった。
…つか、冷凍保存してある(素人が)子種を解凍したからって、そう簡単に妊娠なんかするの?
子供を孕まないと永久的に地下にいるの?
犬がね…犬がもう化物っすよ。
口から泡吹き飛ばして飛びかかってきやがる。
ワンコなんていう可愛い呼び方出来ねぇ。
もっと暗闇での追いかけっこだと思ってたら、暗闇シーンは少なかった。
ただ、出たくても出られない。
鍵持ってるのに、どこの鍵かわかんなくて1個づつ確かめていかなきゃならない焦燥感。
いちいち外しておく時間的余裕もないのでぶら下げたまま。
確認してる余裕もないので、この鍵はあそこだったという記憶すらおぼろげ。
パニクったら人間なんてこんなもんです。
ジジィは戦場で地雷により失明したのですが、真っ白な眼がじーっと見てる(見えないのに気配を見てるっぽい気がする)のは、ゾクゾクです。
勝手知ったる自分の家…と言う地の利があるだけでなく、犬ですよ犬!
こいつがいなかったら、ここまで苦戦はしなかったんじゃないかしらん。
ジジィには音で撹乱できると言う弱点もあるんだしね。
ロッキーちゃんは唐辛子スプレーを持っていくべきだったにゃ!
対ジジィ平気としては、
花のピュンピュン丸の弟が良いともいます。
だから知らんわ!
一番かわいそうなのはシンディ。
ようやく出られると思ったら、
ジジィご乱心のお陰でシボンヌ。
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