ムナクソやわ~、月に変わってお仕置きしたいわ~
グッド・ネイバー [DVD]
4,320円
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他所様の家にいろんな仕掛けをして、
「心霊や」と思わせ、ビックリドッキリ画像を撮ろうとしたバカ…若者二人。
仕掛けられたのは変わり者のおじいちゃん、
どうするどうなる!?
あれ?全然怖がってはらへんやーん。
イーサンとショーン。
お隣に住む、グレイニーさんの家に隠しカメラやらいろんな機器やらをつけて「心霊隠し撮りでビックリドッキリ」な映像を撮ろうと画策中。
イーサンは頭脳と資金担当。
ショーンはアイディア担当。
(資金まで担当て!!しょうもないことに金使うな)
ルールを一応決めとこうZE!
1:物理的接触をしない
2:6週間で終わる
3:ヤラセはしない
もうな、これ「You Tube」でドッカンドッカンやでぇ!(とらぬ狸の何とやら)
100万アクセスもバッチコイやでぇ!
名付けて「幽霊プロジェクト」
……そのネーミングセンス、アカンわ。
爺さんがちょいっと留守にしたのをいいことに部屋に侵入し、カメラやらを取り付けます。
最初は電気の点滅からはじめました。
徐々にオーディオを鳴らしたり、ドアをバタバタガタガタ言わせたり。
ウヒヒヒ、怖がれ!
ところがグレイニーさんは全く怖がりません。
ナゼホワイ?
警備会社から警察に連絡が行き、警官が「不審者が入ったって連絡きたんやけど」と駆けつけますが、爺さんは追い返します。
「嫁に逃げられたんや、あんな頑固親父やからみんな嫌がっとるわ」イーサンが言います。
確かに犬の散歩に来た人に因縁つけたり、
バタンバタンするドアを叩き壊したり、
「短気なジイサン」であることは間違い無し。
グレイニーは地下室へよく行きはる。7時間くらい居ることもあるん。
イーサンはあそこに何か隠されてるんや!と言い出します。
実際に家に入って地下室を見てこようとまで言い出すイーサン。
「アカンて、それもう犯罪やって!」止めるショーン。
(すでに反罪を犯しとるよ、チミたち)
正直最近ちょっとついていけないショーン。
イーサンの父親と母親は父親の暴力で離婚しており、母親は一時グレイニーのもとに逃げてはったことがあったんです。
その時の記憶が「グレイニーのせいで父親は母親と離婚することになり、自分は辛い思いをした」と、自分気の毒理論にすり替わって行ったんちゃうんけ?
ショーンが痛いところを突きやがった。
ショーンと彼女未満のカーリーが部屋でイチャコラしてたら、カーリーが隠しカメラに気付きます。
怒髪天のショーン。
イ「冗談やん、頭冷やせや」(ヘラヘラしてるイーサンにムカつく)
シ「おまえなー、いい加減にしろや、もう犯罪やぞ」
イ「警察に言う?どうぞどうぞ?カメラにもお前の指紋ベタベタ付いとるわ」
(ムカつくわ-、こいつムカつくわ-)
オタクでおミソなお前なんか、オレが友達にならんかったら、カーリーとも出逢ってないし、きっと今でもぼっちじゃ!
あ、言うてはならんことを。
ところが突発事故発生。
爺さん家のネッコが隠しカメラを壊してしまった。
「バレるやんけ、ちょっと今からカメラ撤退に行ってくる!」とショーンの制止を振り切って突撃するイーサン。
グレイニーさんは就寝中。
イーサン、カメラを回収した後地下室へのドアの鍵がかかっていないことに気付き地下室へ。
そこでベルに触れてしまいチリーンと鳴らしてしまいます。
( ゚д゚)ハッ!っと起き上がるグレイニー。
イーサンは机の上のわざと見える場所にベルを置きました。
銃を持ったグレイニーがベル発見。
なんか普通じゃないYO!…と思ったら。
自分の頭部を銃で撃って自殺してしまうのです。
ショーンも駆けつけますが、警察に踏み込まれ二人は逮捕。
法廷に引き出されます。
もう随分前のことです…。
グレイニーの妻は病の床に伏していました。
蝕まれる身体、迫る死への恐怖。
「立て付けが悪いから直しといてほしいんだけど」
妻にそんなお願いをされても、テレビを観てお尻の重いグレイニー。
でも、妻が見ていないところで、こっそり修理をしてくれている。
死と闘病への恐怖で眠れぬ夜を過ごしていた妻と一緒にダンスを踊ってくれる。
シャイで照れ屋な…でもとても優しい(わかりにくい優しさだけどね)夫。
そんな夫を誰より理解し愛していた妻。
呼吸もままならない妻にグレイニーはベルを渡します。
「何か欲しいものがあればベルを鳴らすんだ、いつだって駆けつける」
声を出すことすら難しい妻はベルを鳴らすのです。
だからグレイニーは、僅かなチリリン…と言う音で目が覚めたんですよ。
あの家に一人で住んでいたのも、ずっとあそこにいたかったから。
妻と過ごしたあの家に。
裁判官が言います。
「君たちのしたことは、とても…とても酷いことだ。
だが、未成年だということもあり、住居侵入罪とする」
軽い刑で住んだものの。
マスコミは、二人を狙っていました。
友人や彼女たちも立ち去り…。
イーサンは絶対またやらかしそう。
おしまい
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サイコミステリ。
でもラスト付近では、泣けたわー。
隠れた傑作やわー。
もうね。
イーサンと言うクソ野郎がね。
多分観た人全員が「ユルスマジ」って思うですよ?
ショーン両親は金持ちなので有能な弁護士つけてくれはってんやろうけどさ。
ショーンのご両親が、イーサンを完全無視してるところに「そらせやろ」と思っちゃいました。
時折挟み込まれる法廷シーン…このシーンは敢えてあらすじに書か無かったんですよぅ。ごめんね。
電気が点いたり消えたりしても、オーディオがいきなり音楽を奏でだしても(その曲は二人でダンスした曲)。
グレイニーが怖がらなかったのは、妻が来てくれたと思ったから…。
妻を亡くしてずっと一人暮らし。
妻が生きてた頃から仲良くしてた御婦人は「そろそろ施設に入ったらどうやろ?」と言ってくれる。
せやけど、この家から出ていったら、妻との思い出も消えてしまうような気がするねん。
妻が死んで、写真や遺品を地下室で大事に大事に保管していた爺さん。
不器用な男の人の純情を、見過ごしちゃいかん!
イーサンはね。
絶対「自分が悪い」って認めへんねん。
こじらせ承認欲求が、アカン方に行った人。
エエ方に行ったら、アーティスティックな作品とか残せるのに、そのためにも「人の批評をシャットアウト」したらアカンのに。
ラストシーンで、なんか全然状況を把握して無くて、
「オレ有名人、ドヤァ」
みたいな表情をちらっと見せたのは、マダムの気のせいかな?
とりあえず言いたいことは。
ジジィがヤバイんじゃなくて、くそったれガキどもがヤバイんです!
こいつらの所へ、ジジイのおばけさんは化けでてるべきです。
ジジイが「いや~~、もうそんな精神力ないわー」と思うなら、
貞子&伽椰子、カモーーーンですよ。
アホでも、巻き込まれアホのショーンと。
ほんまもんのアホイーサンが同じ刑期だったら、ショーンの親御さんは、
納得行くか!でしょうね。
「友達は選ぼう」がテーマ。
夫婦のシーンでジーンときました。
。゚(゚´Д`゚)゚。
イーサンは氏ね(#・∀・)
こんなやつはえんがちょしなきゃダメ!
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