顎デローンのミラーズとは別物っち!
ミラーズ 呪怨鏡 [DVD]
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鏡の前で、女王を召喚するおまじないをしたら、
鏡の中からミラーマンがやってきて朝焼けの光の中に立ち、
女王に呪われた子どもたちがアデューする話。
アーニャは、スペードの女王を呼び出すおまじない(儀式)を、友人と執り行ってます。
友人は、
●カーチャ(年上のお姉さん、仕切り)
●マトヴェイ(男友達)
●セリョージャ(メガネ男子、ビデオ係)
スペードの女王は「来たったわ!」の証拠に髪を切っていくんやって。
ハゲにはどう対処するんやろう?
儀式をしてすぐ、マトヴェイが心臓発作で死にました。
ショックを受けるアーニャ。
別れて暮らしてるオトンのアントンがちんぱいしてくれますが、
アントンはかつて浮気してお母さんと別れたのでアーニャは複雑な心境。
でも怖いことは怖いので、オトンにしばらくそばに居てもらうことに。
マトヴェイの葬式。
アントンはトイレに閉じ込められました。
どうやら女王はアントンにもちょっかいかけてるっぽい。
マトヴェイに次いでセリョージャも殺されます。
セリョージャが女王に詳しいスミルノフという人と連絡を取り合ってたことが発覚。
アントンはその相手に連絡して「セリョージャが死んだ」と伝え助けを乞いますが「ワシにはもう何もできしまへん」とあっさりお断りされちゃった。
ウヌゥ!となったアントンは住所を突き止め家に乗り込みます。
スミルノフはカナリアを飼ってます。
カナリアは女王の気配を感じたら啼いて教えてくれるのです。
カナリアはアントンが喋ってたら急に啼き始めたやん。
アントンがセリョージャのスマホ?を持ってきてたのが原因。
死んだ人の持ち物を持ち込んだら女王が来るやんけ!と怒られちゃった。
スミルノフが語るスペードの女王の秘密。
19世紀、没落貴族が孤児院を開きました。
若月先生のような慈悲の心を持たない貴族の女は、助成金を手に入れたら次々子供を殺していきます。
やがて事態は発覚し、女は罪人として髪を刈られ舌を抜かれ生き埋めにされたのですが…。
それ以来、長い年月に渡って多くの子供達が忽然と行方不明になってしまう事件が勃発してるのです。
…それって…八つ当たりなんちゃうん?
スミルノフはアントンの熱意に負け、自分もかつて子供を亡くしてるので協力することに。
家に戻ると、カナリアが啼きます。
アーニャの持っている指輪が目印になってるんですって、奥様!
「光るもの…映し出すものは危険ですからね」
その言葉通り風呂場に張った湯の中に女王が出たし!
アーニャが首を絞められたりしますが、なんとか女王に奪われることを防ぐオヤジーズ。
そこへカーチャもやってきました。
スミルノフは同じ儀式を再度行い、指輪を返すことで女王の呪いを解除しようとします。
女王がアーニャを襲いますが、指輪を外に投げ捨て脅威は去ったかに見えました。
翌日大人たちが家を空け、アーニャとカーチャが二人きりで朝ごはんを食べてると、アーニャが豹変。
持っていたナイフでカーチャを襲います。
この辺の顔は「悪魔憑き」になった顔そのもの。
ママ上が帰宅すると隠れていたカーチャを見つけました。
「何してんのん」「アーニャが…」
ママ上がアーニャを捜すと、ママ上が襲われたァァァァ!
アントンは、スミルノフの家に彼を送っていくのですが、途中であの指輪を見つけてしまいます。
「まだ終わってない」
アーニャは救急病院に運びこまれます。
泡を吹いて、フンガガガガガーーとエビ反る彼女を観た医者は「痙攣」
「破傷風ちゃうん?」「震える舌観てへんのん?」
ママ上にはそんな知識がありません。
スミルノフはアーニャを地下の処置室に連れていき、毒薬を撃って仮死状態にさせ、その肉体から脱出した女王をねずみに乗り移らせようとします。
「あんた…ネズミて…」
マダムでも嫌なんだからプライドの高い女王がネズミに乗り移るわけ無いやんか。
「3分…3分経ったら命は危険、しかし女王は乗り移った肉体諸共滅びたくないから絶対出てくる。3分間待つのだぞ」
ところがよほどネズミが嫌なのか、タイムリミットが近づいても女王は出てきよらへん。
アントンが「うぉぉぉぉ、オレに取り憑けぇぇェェェ」
「あいよっ」
女王はアントンに乗り移りました。
アントンは白目剥いてグギギギとなってます。
スミルノフが「やめろぉ、ジョッカー…いや、女王、お前が欲しいおはオレだろう」
なんだか聞きようによってはとても卑猥な言葉です。
スミルノフは自分に女王を取り憑かせると、最後の意識を振り絞ってアーニャを助けはる。
そして皆を助け出したあと、部屋を閉め切り、女王とともに散る決意を固めるのでした。
アーニャ達は助かり、アーニャは誕生日を迎えます。
アントンとママ上も元サヤ。
誕生パーティの時訪問販売のおねーさんがやってきましたが、
彼女の指にはあの指輪が嵌っていました…。
振り返り鏡を見るアントン。
女王はまた来るのか…?
おしまい
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ロシアのホラー。
全然グロくないです。
そして、なんとなく長く感じる。
決して「ツマラナイ」わけではなく、オーソドックスに作られてるんですよ?
ただあまりにも「王道」すぎて、山もない華もない。
教科書通りの作品…とでも申しましょうか。
ホラー初心者には大変向いていると思います。
可愛い少女が悪霊に取りつかれる。
父親が必死になる。
協力者もまた子供を亡くしている。
悪霊である女王は、もや~ぼや~~にょろ~~んと出てきて、ガァッ!っと顔を出すという。
なんて関西人独特の説明なんや!!
自分が酷いことして捕まって殺されたのに、
畜生、恨んだるわ、子供を道連れにあの世行脚したるわ!
とんでもない性格の女王様。
後半の女王VSスミルノフ&パパ上を、もっと全面的に押し出せばデーハーになったのになぁ。
あと細かい情報を詰め込みすぎて、余計増長感を醸し出してる。
ラストのおねーちゃんは、女王に憑かれてるのか、
それとも女王の運搬人なのか。
どっちにも取れるし、思いすごしのような気もするし。
女王のモヤッとが見えたら「うわ、またきよった」になるんでしょうけどね。
結論。
スミルノフが薀蓄王で、
ちょっとうざい。
漫画で言う「この武器はムー大陸のナンチャラカンチャラで…!」と解説する人的なポジション。
くどいねん…ちゃちゃっと説明して、ちゃちゃっと、ポチ
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