ラストのサマーにやつが来ますねん。
ラストサマー3 [DVD]
1,523円
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コートに帽子に鉤爪というフル装備のフィッシャーマン。
過去の事件をほじくり返し、
「おまんら許さんぜよ!」
世間的にはそれを「余計なお世話」と言います。
ちょ、ご存知?
7月4日にコートを着て鉤爪を持った漁師が襲いに来るんですのよ、奥様。
若者たちがヒャッハーと楽しんでたら、いきなりフィッシャーマンが現れた!
アンバーたちは吃驚。
みんな逃げてぇェェェ!
アンバーの彼氏コルビーが鉤爪で傷を負わされ、友人のPJがフィッシャーマンに追い詰められ、逃げる時に屋上駐車場から落ちちゃった。
ところがこれ、アンバー・コルビー・ロジャー・ゾーイそしてPJたちが企んだドッキリ企画。
PJは本当なら助かるはずだったのに落ちたところが悪くて串刺し即死。
ロジャーは、それぞれ将来もあるし、自分たちがやったことはバレてないし、このままだんまりを決め込もうと提案。
反対してたアンバーも、渋々賛成し、この事件は迷宮入りに。
1年後。
カメラマンを目指すアンバーは、先に都会に出ていった恋人のコルビーに会うことを楽しみにしてます。
パーティ会場で、戻ってたコルビーに遭遇。
なぜホワイ?
コルビーってば研修で失敗したから帰ってきたんですって。
はぁ?どういうことよ!なんで彼女のアタシが知らんのよ!
「もう彼女じゃねーし」
いきなりの別れ展開。
傷心のアンバーを見つめてるのは、ランス。
亡くなったPJのお父ちゃんディヴィスは保安官でランスはその甥っ子です。
そしてもう一人、保安官の部下、ハフナーもアンバーに心を寄せてはる。
いくら傷心でも、2週間後に都会に行くことになってるから荷造りしとかなくちゃ。
アンバーの両親は都合よく留守。
鉤爪をこするような音が聴こえました。
シュッシュシュー。
ふと気づくとメールが50件も来てるじゃないの。
「あんなこと言って、別れたくないのね、ウフフ」
メールを見たら、
去年の夏のことを知っているぞ
ほんげーーーー!
アンバーは驚愕し、あの事件以来疎遠になっていたゾーイの元へ行きます。
歌手になるため頑張ってたゾーイ、いまさら頼ってきたアンバーに苛つきますが、そこは人の良い彼女。
翌日アンバーとゾーイはロジャーのところへ行きます。
リフトの工場で働いているロジャー。
メールを見せると「警察に話そう」と言い出し、アンバーから「警察は私達の有りもしない嘘で振り回されたのに、いまさら言える訳無いでしょう」と諌められちゃったよ。
コルビーは、メールが来ただけでガタガタ騒ぐな!とえらい剣幕。
山に写真を撮りに行ったアンバー。
自転車が何者かに壊されてしまい、リフトを使って下山することに。
あっという間に日が落ちて、心細く思ってたらリフトに鉤爪男が登場、襲われた!
なんとか窮地を脱し、たまたま撮れていた写真をゾーイ達に見せることに。
ロジャーには連絡が取れませんので、様子を見に行くことにしませう。
ロジャーはその頃自殺を企ててました。
ところがカギ爪の男が「じゃあ、ワイが殺したる」と現れると逃げの態勢。
結局アデュー。
駆けつけたアンバーたちはロジャーのご遺体と遺書を見つけ、事件は自殺で解決。
事情聴取はされますが。
翌朝ランスから警察に事情を聞かれたと教えられました。
コルビーはディヴィッド保安官を疑ってます。
ランスはアンバーに「実はPJからあの時の悪戯の真相を全部聞いていた、まだゲームを続けるつもりか?」と問います。
ここでランスも「知っている」人間としてターゲットにロックオン。
コルビーはプールで脚を鉤爪を突き立てられ負傷。
アンバーは街を出ることを提案。
ゾーイが今晩のライブには有名なエージェントが来ると言うので、それが終わったらに街を出ることに。
陰で聞き耳頭巾なディヴィッド保安官。
夜になりライブが始まります。
一人酒を取りに行くコルビー。
ランスとアンバーが仲良しこよしになってるのが気に入らない模様。
ライブが終わり、高揚感に包まれているゾーイ。
しかしフィッシャーマンが現れた。
逃げるアンバーたちはゾーイと逸れ、ゾーイは孤立しフィッシャーマンにやられます。
ディヴィッド保安官がやってきて「なんじゃこりゃー」と言ってたら、背後にいたフィッシャーマンにぐさり。
コルビーもまたフィッシャーマンに殺されました。
フィッシャーマン、八面六臂の活躍です。
ライブ会場から逃げ出したアンバーとランスの前にハフナーが現れ、
「ずっとあなたが好きでした、アンバーを守るため自首してきたロジャーに黙っておくように伝えたのですぞ」
今告る???
そういうことを今頃言うからフィッシャーマンの餌食に。
ライフルで撃ってもフィッシャーマンは死なない。
車で轢き殺しても死なない。
ただ唯一に弱点は、ロジャーが隠し持っていた鉤爪。
この鉤爪で応戦するものの、ピンチピンチ。
だって死なないんだもん、脳天に鉤爪突き刺してるのに動いてるんだもん。
アンバーが動かした芝刈り機?ガガガーってミンチにしてバッフーンボッフーン!と排気するマスィーン…あれにフィッシャーマンを巻き込んで漸くやつはミンチになって消滅。
ランスは大怪我を追いましたが命はとりとめました。
ランスとアンバーは付き合っています。
アンバーは都会から田舎に帰るところ。
途中でパンクしてしまい、車から降りて様子を見ていると、鉤爪の音が?
きゃあああああああ-というアンバーの悲鳴が聞こえてきて。
おしまい
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WOWOWで「ラストサマー一挙放送」ってのをしてたんです。
なのに、録画し損ねて、気付いたときには半分ぐらい終わってたん。
慌てて録画スタートしたものの、初代は撮り逃した…。ムキー。
R-15なので期待してたんだけど。
ま…、まぁ確かにグロはあるんだけど…、ソフトグロやん?(マダム基準)
鉤爪っていうさきっぽの尖った物を持ってるのに、おめんたまはありません。
いや、あったら厭やねんけど、なかったらないでがっかりンコするじゃない?
そういうものじゃない?
カメラワークに創意工夫を凝らしました…が成功はしてません!
( ー`дー´)キリッ
…の典型的なパターン。
普通に撮れよ、フツーに…。
無理せんくていいやん。
話としては初代ラストサマーと同じく「黙ってたら(悪い事したのに隠蔽してたら)やつが来る」って話。
良かったところは、惨劇が行われてる一方で、ライブに来ている何もしてない普通の子達は襲われないところ。
でもディヴィッド保安官は、完全にまきこまれただけです。
と言うか、フィッシャーマンってわかってるんだから、ミエミエのミスリードは要らないってば。
旦那に「ラストサマー3、どうやった?」と聞かれて、
「フィッシャーマンがジェイソン化してはった」
「何故なのか?」(震え声)
順番に殺されていくパターンだと、やっぱり物理的に(いくら不死とは言え)襲われちゃうシリーズより、ファイナル・ディスティネーションみたいに、相手が運命ならどうすることもできんわ、お手上げ~~~。
…のほうが面白い…かな?
(荒木飛呂彦先生も言うてはった)
あとは、ジェイソンやフレディ、マイケル・マイヤーズみたいにキャラが立ってないのが問題なのかも。
ティーンエイジャー・ホラーって括りでは、それなりに頑張って作ってるとは思う。
ああ、初代ラストサマー、観たかったわ。
記憶が朧気やねんもん。
誰?
マダムは、いつだって記憶が朧気って言うてるのは!
なるべく大人の配役を出さないのが、
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