やべぇ、おもろい!!!
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ウォーレン夫妻がイギリスのエンフィールド事件に絡む。
今度は離婚したシンママとその子供達。
シンママなのに何故か広い家!
あまり片付いてる感がないのが安心設計(そんなとこばっか観てる)。
あらすじに行く前に。
エンフィールド事件ってのはマジで実話ですねんよ?
あと、今回長いのでヨロスク!
アミティビル事件を調査していたウォーレン夫妻。
ロレインは、一家惨殺事件があったラッツ一家を追体験。
「恐ろしいもの」に遭遇してしまったロレインは地獄を見た…とつぶやきますが、それは前章に過ぎなかったのです。
1977年イギリス・エンフィールドの住宅。
ここで離婚してシンマッマとなったペギー・ホジソンとその子供達が暮らしてました。
マーガレット…しっかり者の長女
ジャネット…心優しい妹
ジョニー…影の薄いお兄ちゃん
ビリー…末っ子弟、吃音がある
この家に異変が起こります。
ドアをどんどんと激しく叩く音が聴こえたり。
ジャネットは自分が夢遊病でやらかしてるんやと思い悩みはる。
ある日ジャネットはいきなり男の声で、
「ここはワシの家じゃーーー!お前ら出て行けー!ワシはビリーと遊ぶんじゃー」
本来のジャネットとおっさんの声が口論を始めるもんだからマーガレットはビックリ。
同じ頃ビリーは廊下に設置してあるテントに放り込んだ消防車の玩具が、勝手に動き出し、恐る恐る様子を見に行ったら、テントから大声がしてビックリ。
ギャッ!
マッマが起きて様子を見ますが何もなく…。
ジャネットは風邪を引き学校を休みます。
家にいるのは自分だけ。
テレビのチャンネルが勝手に変わり、リモコンが消え、置いた覚えのない椅子にリモコンが放置され、テレビから「ワシの家じゃ」と怒鳴る男が現れはる。
ウォーレン夫妻はマスコミの俎上に上げられ疲弊中。
エドが不気味な夢を見て、その姿を絵にします。
尼僧コスをしたお化け系…って感じで見るからに不気味。
ロレインは、暫く休養しようとエドに提案するのでした。
ジャネットやビリーだけでなく、マーガレットたちも謎のポルターガイストの襲撃に会います。
ジャネットが噛みつかれた!
ブラッシーか!(若い人には判らないネタ)
マッマがベッドの下にあったウィジャボードを引き裂くと、部屋中が大揺れ。
ひぃぃぃぃ!となった一家は、お向かいのノッティンガム家に逃げ込みます。
警察も駆けつけますが、調査してる警官の前で起きるポルターガイスト現象。
マスコミがこの噂を聞きつけ接近してきよる。
協力者はモリス・グロスと言う心霊研究家のおっちゃん。
モリスやインタビュアーの問いかけで、ジャネットに憑依しているのは「ビル・ウィルキンス」というこの家で亡くなったジッジということが発覚。
ノッティンガム家に避難しているホジソン一家ですが、ビリーはノッティンガム家にまで押しかけてきよった。
呼んでへんがな!
ジャネットは完全に憑依され、痙攣を起こして倒れてしまいます。
この事件がウォーレン夫妻の所に持ち込まれました。
ロレインは全く乗り気ではありません。
何しろ家の中であの尼僧のコスプレイヤーに遭遇しまったから…。
おまけにエドが「尖ったもの」に突き刺さり死んでしまう予知夢まで見ていたので、危機感が募るばかり。
「あれ絶対警告やん、ウチのカンがそう告げとる、
厭や厭や、行きとうない…」
しかしながらエドに説得されて渋々エンフィールドへ行くことに。
ホジソン家の、最初にポルターガイストが起きた部屋は封印中。
そしてジャネットは孤立していました。
テレビで晒され虚実まぜこぜの噂に取り巻かれ、そしてあの恐怖や苦悩を赤の他人は共有してくれない。
学校でも気味悪がられる…。
心も精神も疲労しきっている少女。
ロレインはジャネットに、かつての自分を見たような気がしてそっと寄り添います。
ジャネットを介した霊との交信が始まります。
エドがビル(ジャネット)に向かって十字架を向けると「きゃー、いやーん」と逃げていきよる。
ロレインは「この家に、霊的なものをあんま感じないんよね…」と言い出しましたよ。
ホジソン家に泊まり込むウォーレン夫妻。
その夜。
ジャネットは気づいたら天井に貼り付けにされてて身動きが取れなくなってるやん。
眼下にはビルジッジ。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルなジャネットは、何かに引きずられるように天井を抜け、あの封印された部屋にいました。
壁にかけてある無数の十字架が、1個…また1個…くるりと逆十字に変わっていきます。
ジャネットの悲鳴を聞いて駆けつけたマッマ。
鎖に南京錠かけてドアを封印してあるので(ここは御札を使うべき)、マッマの力(ちから)ではドアが開かない。
エドが「鍵もってこんかい」と叱咤し、漸く「鍵鍵鍵…」となるマッマ。
「鍵あらへん」とならない所は偉し!
ジャネットは、既の所で助かるのでした。
落ち込むホジソンの子供達に、エドがギターの弾き語りを聴かせます。
笑顔が戻る子供たち。
なんか泣ける…。鬼の目にも涙。
状況に改善も見られず、進展もしないので、家の中にカメラを設置することに…。
ロレインは、功を焦っている名誉欲に駆られた人間だと思っていたモリスが、実は死んだ娘への深い愛情から心霊現象に関わってることを知り、人は見かけで判断したらあかんなーとちょっと見直したり。
エドはペギーと共に洗濯室(地下室)に行き、水ダダ漏れの原因である水道管を修理しようとします。
エドの背後、水の中から現れる「なにか」にペギーが気づきます。
「エド、後ろーーー」
えっ?振り返れば奴がいない。
あれれ?
…と思って油断したらペギーがビルに襲われた!噛まれたー!
エドは水の中に沈んだ入れ歯を見つけました。
歯型が一致。噛んだのはビル!
ツリーの飾り付けをしていた子供たちの前にやつは現れます。
でもジャネットにしか見えない。
ジョニーが果敢に立ち向かいますが(空気だった僕の出番やでぇ)大暴れするジャネットの前にすっかり空気。
荒れ果てた家の片隅でジャネットを見つけ出し十字架をかざすと、
「おれを…くれない…おれを…くれない」
と言ってビルが消えました。
ところが映像にはジャネットが一人で暴れてる姿しか映っておらず、お化けに懐疑的な心理学者は「やっぱ、この子のイタズラやんか」と結論付け。
この映像により、ウォーレンやモリスは撤退を余儀なくされます。
重い心のまま帰るウォーレン夫妻。
エドがピカラットし、テープレコーダーで確認すると。
「あれがはなして」「たすけて」「あれが」
↓↓↓↓
たすけてあれがおれをはなしてくれない
ビルは操られていただけで、黒幕は他にいた!!
悪魔でした!
(マダムのオカルトセンサーちょっとへし折られる…悪魔かよ…)
ロレインは幽体離脱しビルの元へ飛びます。
「この家に帰ってきたが家族はもういない。移動したいがそれは出来ない。やつはあの子を狙っている」
ビルは悪魔の存在を知り伝えようとしていた…子供たちを守ろうとしていた?
ロレインは対抗手段を聞きますが、
「授けたり因んだりする」
「誕生のときにあった」
「死ぬまでついて回る」
というヒントは得られるものの、ちゃんとした明確な答は得られません。
エドとロレインは考えます。
( ゚д゚)ハッ!
答は…名前!
ウォーレン夫婦はホジソン家にダッシュ。
ジャネットを助けるために。
エドが家に入るとドアが閉まりロレインは締め出された形に。
エドは必死でジャネットの名を呼ぶものの、いきなり吹き付けてきた蒸気が顔面を狙い撃ち。
エドは視力をかなり失い手探りぼんやり状態。
締め出されたロレインは、家の下にあの「尖ったモノ」…予知夢でエドを貫いた「もの」があるのを見つけて呆然。
一刻も早くあの尼僧を倒してエドを救わねばならぬ!
あいつを倒すには名前を呼べばいい。
名前…確かに聞いたことがある…。
家の中であいつと遭遇したときに、ワタシは聞いた、あいつの名前を…!
ジャネットは尖ったものの真上に立ち飛び降りようとしていました。
なんとか落下寸前でジャネットを掴むものの、自分も落ちそうになるエド。
エドを救うためロレインは助っ人が開けてくれた隙間から屋内に侵入、エドを探します。
今にも落下しそうなエドとジャネットを見つけ助けようとすると、悪魔(尼僧のコスプレ)が出てきて「さしたらへんわ!」攻撃してきやがる。
サイコキネシス?モブサイコ?的な力で壁に吹き飛ばされるロレイン。
ロレインは叫びます。
「お前の名は、ヴァラク!
お前に命じる!
地獄にもどれ!」
悪魔は地獄に戻り、ジャネットもエドも無事…。
エドは十字架のペンダントをジャネットに譲ります。
「いつか、きみが大人になったら…これを誰かに託しなさい」
ジャネットはきっと…受け継ぎ伝えてくれるでしょう。
エドとロレインの「志」を。
これ以来ポルターガイスト現象はなくなり、
ペギーはその生涯をこの家で終えます。
ビリーが座って亡くなったあの椅子に座り、
そこで命を終えるのです…。
回る回る因果は回る。
メリーゴーランドの幻灯機のように…。
おしまい
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新作で借りました。
大事なことなのでもう一度言います。
新作で借りました!
おお、ドケチなマダムが一体何事か?
ポイントの有効期限が今月いっぱいだったから使いました。(やっぱり)
すっごい面白かったです。
ちょっとうるうるするシーンもあったりで。
特殊な能力を持ったロレインがジャネットにシンパシーを感じ、
今は一人でもいつかきっと理解者が現れるから…、
これはボッチへの応援歌です。
エドの「お父さんパワー」は立派だなぁと思いました。
実の娘ちゃんも、ほっとかれたり家の中に不気味なもんあるしでやさぐれそうなのにいい子なのは、ロレインとエドが「ちゃんと愛情を注いでる」からやな!と言うのが透けて見えるこういう演出は好き。
真犯人だと思ってたら実は…と言うミスリードも上手く、
ロレインに、
「霊の存在が感じられない」
と言わしめる悪魔の狡猾さったら。
映画の導入で語られる、アミティビル事件はすごく有名です。
ホラーに馴染んだ人なら「あ…はいはい…」となるほど有名。
その初っ端のシーンで、ロレインが遭遇する「幽霊」が不気味で宜しいのよ。
そんでこのエンフィールド事件もまた、ポルターガイスト現象としても有名な実話なのねん。
モリス・グロスも実在の人。
実話を上手く取り込んで、破綻なくきちんと恐怖譚に仕上げる、巧し、実に巧し!
驚かしシーンも、来るのわかってるのに、
ビクッってなるですよ。
テレビ局のところなんか、今ならネットに置き換えてもOKだし。
いろんな含みのある作品やなーと思いました。
なにより、子役の子がスゴイ。
向こうの映画の子役層の厚さに驚愕です。
ジャネットちゃんの体を張った演技!
マーガレットお姉ちゃんの妹を思いやる優しさ。
ビリー少年の朴訥さ。
ジョニーの空気(ごめん)。
前作は嬢ちゃんばっかりでしたが子沢山。
今回は男女二人づつですが子沢山。
こういう兄弟姉妹なら、たくさんいてもいいにゃ。
決して裕福ではない家庭で肩寄せ合いながらも暮らしてる家族に忍び寄る悪魔。
悪魔も怖いけど、疑いから入る大人や排他的になる周囲や…。
今の世相と比較しても、人はほんま進歩してねぇなぁと思い知らされます。
それ故に。
エドの父性、ロレインやペギーの母性。
ご近所さんの庇護。
こういう「温かい心」がストレートに伝わってきます。
2時間超えの超大作ですが、飽きること無く観ることが出来ました。
ただし!
ホラーが苦手な方、
ビックリサプライズな驚かせ映画に弱い方はご注意。
尼僧のコス悪魔はガチで怖いです。
悪魔…でテンション下がりますが、悪魔に対しての認識が違うんだからしゃーないよね。
全てはここから始まった!「死霊館」
http://ameblo.jp/makomako-63/entry-11789804945.html
子供を救いたい…原動力はこれ。
子供を救えない大人はアカン!
それだけは言いたい。
ホラーだけど、まじ面白い。
怖いの苦手な人は残念やなぁ…ククク…ポチ
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