シン・ゴジラ(ネタバレ&私的解釈) | 映画でもどうどす?

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映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

 

自分の好きに作ったら初代の呪縛を超えられた!

 

 

ゴジラが現れて

相変わらず我がジャパニーズを襲うので、

みんな頑張るよし!

簡単に云うとこういう映画。

 

 

 

注意!)

上映中ですがネタバレです。

ネタバレを知りたくない方はご遠慮ください。

 

注意注意注意注意注意注意注意

 

 

 

 

トレジャーボートが浮かんでる。

中には誰もいない。

揃えられた靴。

 

その時大きな衝撃が!

 

 

東京湾アクアラインが謎の浸水事故!

謎のプッシュワー水蒸気発生!

どういうことだってばよ?

 

?ポーンポーンポーンポーンポーン?

 

 

 

全く経済被害も甚大じゃし困ったなぁ。

政府のエライさんが、雑談風に会議してたら、

東京湾に巨大生物のしっぽらしきものが現れた!

 

 

 

ファッ?

巨大生物?

ナニソレ!

 

 

 

いまだかつてない事態に(つまりこのゴジラは、初代をはじめとするゴジラの血脈から外れた世界にいるゴジラ)政府はテンパります。

 

ギザギザ滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗ギザギザ

 

 

若き政治家、矢口蘭堂は、早々に巨大生命体の可能性を示唆に入れてた、

二世議員なのに有能という稀有な人材。

 

 

東京を目指す巨大生命体、

「自重で上陸したら死ぬるよ」

そんな楽観的観測を吹き飛ばすべく。

僕は死にましぇーん!と、謎のカイジュウは東京をやっさもっさと蹂躙していきます。

 

 

 

この子がまたかわいいのなんの。

くりっとした眼がチャーミング。

エラからゲッファー…ドバドバーっと、なんか出しはるぇ?

 

 

よいしょよいしょ…っと東京を破壊していって。

政府が「攻撃してもええから」という命令を下した頃には、

よっこらせっと立ち上がって形態変化を起こしてはりました。

 

 

 

自衛隊が攻撃しようとしますが、

民間人がまだ避難してへんので攻撃は一旦中止。

そのうちカイジュウは、海へと戻っていきます。

 

バイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイ

 

 

政府は蘭堂を中心にしてカイジュウ対策本部を立ち上げ、

御用学者じゃなんの役にもたたんから、汎ゆる伝手を頼り、学会の異端児やぼっちや鼻つまみや…

まぁいわゆるヲ系アウトローな連中を駆り集めます。

 

 

 

 

このヲ系アウトローたちが脳内をフル回転するときや、懸命に働くときにはエヴァBGMがかかるよー。

 

音符ブルー音符音符ブルー音符音符ブルー音符音符ブルー音符

 

 

ゴジラの通過した地点から放射能検出!

物理攻撃の他に放射能という見えない恐怖までゴジラは連れて来はった。

 

 

 

その頃アメリカから、カヨコ・アン・パタースン特使がやってきはる。

カヨコて!!

 

 

カヨコは「牧博士の消息を探しておくれでないかぇ?」と言うて来はります。

 

 

 

牧博士て何者なん?

ジャパニーズから追われるようにして渡米した天才博士。

原爆や水爆を憎んではる。

そしてカイジュウ(アメリカではGODZILLAと呼ばれてた)発現の予測をしていた人。

 

 

GODZILLAは呉爾羅。

以降カイジュウをゴジラと呼称しますから。

 

 

 

しばらく水中に隠れていたゴジラが、鎌倉に現れた!

しかも、ものごっつ巨大になってはる!

この巨大さのものさしが

目の大きさ。

 

 

くりっとした眼が可愛かったゴジラが

巨大化し(生物は成長しても眼の大きさは大して変わらないという法則に則ってるのが素敵)キュートからつぶらな瞳になりはった。

 

 

 

 

東京に侵攻し始めたゴジラを迎え撃つため自衛隊が頑張りますが、

ゴジラに傷一つ与えられず。

 

自衛隊、頑張らはったけどアカンかった…。

斎藤工くんの出番、もうおしまい。

ガーン!

 

ガーンチーンチーンチーンチーンチーンガーン

 

 

オレノタクミー!(ヲイ)

 

 

 

蘭堂のチームは、ゴジラの口腔内から冷凍液を注入し血液を凝固させ活動を停止させる作戦を思いつきはった。

 

 

しかし米軍は、世界の平和を守ります!俺ら世界の警察じゃけん!と国連軍に手を回し、国連総意のもとゴジラを攻撃することに決めたァァ。

 

 

東京にやってきたゴジラ。

避難する人々。

 

 

米軍の兵器がゴジラに損傷を与えるも、

ゴジラの熱線(泣けるほどかっこいい)であっという間に全滅。

なんと背びれからもゴジラ、ビーム出しはるんぇ!!

 

 

背びれが煌めき、

口からの衝撃派…が炎へ、炎がビームへ。

キィィィィンという尖った音(この音はマダム的には色合いと合致)のビームで破壊されまくるトウキョウシティ!

 

 

 

そしてゴジラの怒りのビーム攻撃のせいで首都壊滅。

首相官邸も巻き込まれ逃げ出そうとしていた政府関係者は避難ヘリごと災禍に呑まれてしもうた。

 

!!びっくりびっくりびっくりびっくりびっくり!!

 

 

首都東京を蹂躙したゴジラはエネルギーを使い果たし

一旦動きが制止。

 

 

しかし次に動き出したら、

もうどうなるか判らへん。

 

 

 

アメリカは核を落とすことを決断。

核なんか落とされたら、日本わやになりますがな!

 

 

今や世界の脅威となったゴジラ。

何がコワイかって、

ゴジラは単体生殖をし、進化をどんどん繰り返していくこと。

今現存する生命体の中で一番進化をしている個体。

もしかしたら「死」という輪廻の輪からも超越してるかもしれぬ。

そういう存在。

 

 

 

つまり、神。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

神に対し、ヒトは「神の炎」で戦いを挑もうとしますが、

蘭堂チームのメンバーたちは悲観的。

 

 

カヨコも、核を落とすことには批判的。

 

 

ここでゴジラ冷却作戦(ヤシオリ作戦)が、唯一核に対抗できる手段かもしれないとして脚光を浴びますが、

なんせ日が足らん。

そして牧博士の残したヒントも解読できひん。

 

 

でも、ある一つのきっかけ…

なぜ「紙に残したのか?」

から、解析に成功するヲたち!

 

 

官民両輪、不眠不休でジャパニーズの底力見せたるわーー!

 

 

見栄のプライドの言うてる場合ちゃうし。

世界にも協力をお願いするし、頭くらいなんぼでも下げるし!!

 

 

こうして核投下時間をずらし、

アメリカ軍協力の元、

ヤシオリ作戦が開始された!

 

 

ヒトの知恵が勝つのか。

神であるゴジラの生命力が勝つのか!

 

 

 

 

新幹線や在来線による攻撃、無人爆撃機による攻撃!

ゴジラが倒れたらすかさず、血液凝固剤を注入!

 

 

ゴジラも簡単には倒れず、ビームを撒き散らします。

 

 

アドレナリン出まくり千代子!

 

グープンプンプンプンプンプンプンプンプンプングー

 

 

人の叡智は神の暴挙を制御。

凝固剤が完全に注入され、ゴジラは凍結したまま、動きを止めます。

 

 

今度動き出したら核が降る。

トウキョウシティを睥睨しながら、

ゴジラは佇んでいます。

 

 

そしてゴジラの尻尾の先には、人の骨のようなものがあり…。

 

 

      おしまい

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

 

樋口っちゃんは、やっぱり一番偉いヒトじゃなく二番目のほうが気楽なんちゃうやろか?

 

 

庵野さんは、嫁が好き。

↑ ↑ ↑

ここがポイント。

 

 

カヨコって、ハッピーマニアのカヨコ?

安野モヨコさんの漫画あんま読んでないからしらんけど。

 

 

 

この映画はぜひとも劇場で…大画面でご覧ください!

 

嫁が好きでゴジラが好きで、

「ワイのゴジラや。ワイらが作りたいゴジラがこれや!」

そんな開き直りで作ったら、

すげーのできちゃったよ…ヲイ!

 

ハート笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣きラブラブ

 

 

 

【ここからマダムの勝手な考察】

 

 

 

何でゴジラは東京を襲うのか?

 

 

 

東京を中心とする首都圏には、この国の基幹を司る物々が集まっています。

つまり、ジャパニーズという生命体の「頭」は東京。

 

 

動物であるなら敵の急所を狙うのは当たり前。

ジャパニーズにとって東京を狙われることは急所を狙われること(生命力がガタ落ち)。

究極生命体であるゴジラもまた本能で、

「頭を叩かねばならぬ」

と認識していたから、東京が狙われた。

 

 

こう解釈しました。

 

グッウインクウインクウインクウインクウインクグッ

 

 

ラストの骨、アレは何?

 

ゴジラは次の生命への進化の段階に入ってた。

それは小型で小回りの効く「渡り」ができる生命体。

小型なら複数個体を生み出すことも可能だしね。

 

 

人型サイズの有翼形態なら、攻撃もされにくいし大陸間移動も楽。

また認識されにくいという利点もあります。

これはジュラシック・ワールド(原作の方)でも、ラプトルの渡りというストーリーが挟まれてたことからも推察できるように。

 

種族が多地域に移動し増殖することが、

今現存する特殊個体である人類を駆逐する最も効率的な方法と考えられます。

 

 

ゴジラは細胞分裂で別個体を生み出す…。

 

 

あの凍結時に「次世代を残し、生き残る」(明確な生存本能)→「本体(巨大生命体)の廃棄はやむを得ない」→「凍結が生じるのは尻尾の先」→「なんとか凍結から逃れて次世代生命体を生み出そうとした」んじゃないかなー。

 

間に合わなかったわけですが。

 

 

 

 

というのがマダムの考え。

まぁ続編ができたら

ココらへんも、きちんとした回答が出るのかもしれないっす。

 

 

 

 

いろんな批評を読んでると、

賛否分かれてるようです。

 

 

初代に拘る人ほど拒否ってる模様。

だからさぁ、初代ってのは「あの時代」だから出来た作品なわけよ。

思い出補正や哀愁フィルターがかかった作品を

今の作品と比較するのがナンセンス。

 

 

善と悪のカイジュウが戦う。

善なるカイジュウではあるものの決して「ヒトの味方ではないんぇ?」というコンセプトが平成ガメラ。

 

 

カイジュウは災害。

カイジュウは恐怖。

これがシン・ゴジラ。

 

 

ディザスタームービーにするなら龍巻とか撮っとけという意見も見ましたが、

上海台風や、アサイラムの龍巻映画を観てて、

心ウキウキする奇特な人(マダムのようなヒト)がどれくらい、いると思うねんな。

 

 

映画として興行する以上、お客が入ってなんぼやん。

ゴジラなら、ゴジラという厄災を描けるやん。

ゴジラファンも入るやん。

 

 

そう言う龍巻撮っとけな人はシャークネードなんか観ても、アカン言うんやろ?

つか、そもそもシャークネードなんか観ないやろ?

 

 

 

石原さとみの英語力云々というご意見も。

わかればええねん!という観点で見れば、

「字幕が要らない程度の簡単な英会話」

(中学レヴェルで十分理解できる)

それでええんちゃいますやろか?

 

 

英語力が高い人は文句があるかもしれません。

でも、ホラー映画の英語力しか無いマダムなんかには、

こんでエエです…でした。

 

 

 

シン・ゴジラは、オトコノコの映画。

かつてオトコノコだった人や、

オトコノコの心を持ってる人には

ビシバシ来ます。

 

 

故に。

 

情感に溢れる映画では

無いです。

でもゴジラって、情感溢れる映画である必要あるか?

ナッスィング!

 

一寸でも興味を持った方にはぜひとも

観て頂きたいです。

マダムが考えたキャッチコピー。

「泣けるほどアドレナリン」

長々とありがとうございました。

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