アイズ(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

 

家族崩壊の危機の中、その現象は起き始める

 

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家族4人で住むマンション。

表札に文字がマーキングされ始める。

日常が非日常に変わってゆく恐怖。

そして…。

 

 

 

JK、由香里は、父と母、そして弟とマンションに住む普通の女の子。

普通だけど、なんとなく「人じゃないもの」の気配は感じたり。

 

 

 

 

母は、いつもカリカリしていて、

由香里が弟翔太の母親代わり。

 

 

父親は、君子危うきに近寄らず~。

 

 

ある日由香里は、表札に「F」という文字がマーキングされていることに気づきます。

オカンに言うと

「消しとけ、アンタしか消す人おらんがな!」

 

オカン、怖い…。

アセアセ滝汗滝汗滝汗滝汗アセアセ

 

 

 

その日も朝からオカン超機嫌悪く、

バタバタしてたら遅刻寸前。

友人から「早くこないとバスが出ちゃうよ」と連絡が来るけど、

「ごめん…先行って」

 

 

一本バスを遅らせた友人は、

バス事故に会い、帰らぬ人となってしまう。

乙女のトキメキおばけくんおばけくんおばけくんおばけくん乙女のトキメキ

 

 

 

親友を無くしたことで、心のバランスが少しずつおかしくなる由香里。

お化けはしょっちゅう視えるし。

 

 

 

 

業を煮やした母親は、由香里を病院に無理やり連れて行きますが

「友人を無くしたショックやんなぁ」

とドクターは仰り。

 

 

反対にヒステリックに喚き立てる母親に、何らかの病気の(精神的な)診断を下しはる。

 

 

母はますます攻撃的になり、

父親は失踪。

 

 

マーキングは、文字が増え続けて行くやんか。

 

 

「お母ちゃん…ウチ…お化けが視えるんや」

そ…それは…

オトンの不倫相手と妊娠中のオカンが修羅場って、相手の女の子供が死んだからそのせいや。

 

 

 

 

なんじゃってぇぇぇぇ?

!?ゲローゲローゲローゲロー!?

 

 

 

というわけで壁と車の間からぬっと出てくる、女の霊は、この人やったんか?

んじゃ子供のお化けは誰なん。

死んだ子供が成長してんのん?

 

 

そんな中、母親が投身自殺。

逃げやがったな、オメーは!!

ムカムカムキームキームキームキームカムカ

 

 

 

幼い翔太を抱えて、由香里は頑張りますが、

父親にこんな時には帰ってきて欲しい。

 

 

 

 

由香里の友人遠藤は、引きこもり気味の同級生・田中の協力を得て、

父親のPCのデータ解析とマーキング文字の謎に迫ろうとしはる。

 

 

田中はオトンが株をやってたことを発見。

しかも最近ある会社にブっこんでたことまで発見。

 

 

この会社名がマーキングに関係あると察した由香里は、オトンを見つけたるでぇ!

 

 

一方遠藤は、由香里の家族写真からあることに気づいてしまっちゃった。

!ポーンポーンポーンポーン!

 

 

 

由香里がマンションに戻ると、

遠藤が

「翔太くんはもう、中学生になってるはず」

と言い出しよる。

 

 

ここにいるやん?

「いないんだって!!」

 

 

号泣する翔太。

お姉ちゃん、お姉ちゃん

ぼくいるよぅ…と叫ぶ翔太。

 

 

しかし由香里は気づいてしまいました。

 

 

由香里がまだ幼いころ、

オトンは浮気してはる。

 

浮気相手は翔太を捕まえて離さへん。

相手は、修羅場事件の一件で下半身が不自由になってたらしく、

どうも過失で翔太を殺してしまったみたいです。

ドクロドクロドクロドクロドクロドクロ

 

 

 

その現場を見てた由香里

(幼い少女の頃の彼女、少女の幽霊はこの由香里の姿だったわけ)

は、

不倫相手に「オメーのせいだかんな!」と罵られハワワワワ。

 

アセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセ

 

 

オトンは「隠蔽せなアカンし」と思い、

翔太はどうなったの?と聞く由香里に、

「翔太はあそこにおるやん」

と、子どもコーナーを指さしはる。

グッウインクウインクウインクウインクグッ

 

 

現実から逃れたい由香里はそれからずっと翔太を見てるねん。

 

 

って、待て!

じゃあ、翔太の幻を見せてた諸悪の根源はオトンやんけ!

 

 

オカンはそりゃ、

旦那が会社をやめて収入減るし、

浮気してまうし、

子供は行方不明になるのに、

娘は「翔太がいる」ものとして行動しとる。

 

 

そら、キーってなるわ!!!

ギザギザムキームキームキームキーギザギザ

 

 

つまり由香里の視てたお化けは、

浮気相手(事故直後なので半分死にかけてる)&幼いころの自分ってこと?

 

 

 

 

由香里の周囲、マボロシだらけ?

 

 

そして由香里が現実に引き戻された時、

オトンがにこやかに帰宅。

 

 

マーキングの文字は「FATE」でも「FAITH」でも無く、

「FATHER」

諸悪の根源、FATHER。

 

 

 

で、このFATHERは、

ちゃんとした現実のソレなんかにゃ~?

 

         おしまい

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

 

なんとなく不気味感は漂うけど、

わからぬことも多い謎に満ち満ちた作品でアルカ?

 

 

マーキングの文字を書いたのは誰なん?

キャプテン・トーマス?(あいつ馬鹿だから文字なんて書けねぇ)

アンゴルモア大王&その配下(ありえる)

 

 

モテモテ知らない人おいてけぼり。

 

 

 

 

貞子みたいな、大人幽霊と、

少女幽霊。

 

 

 

 

つか、この映画。

ホラーって言うよりサスペンスなんスよ。

 

 

翔太が「実はいない」というのは、結構早くわかるのね。

んでオトンも実はいない人なんかなーと思ってたん。

 

 

でもオトンはいるっぽいし…。

 

 

じゃあ、これもしかして。

全部…「誰もいない」んちゃうか?

 

 

オカンもあっさり死にすぎやし、

オトンも行方不明になったと思ったら、帰ってくる。

翔太は当然マボロシで、

親友も出番ちょっと。

遠藤も、影薄い。

 

 

マンションも、人がいる雰囲気がなさすぎ。

 

 

遊んでる子供たちの姿は視えてるけど、

翔太をあそこまではっきり認識できた由香里なら、

住民くらい思い込みで作れるんちゃうか?とね。

 

 

 

由香里は、オトンが翔太を殺した上に、

いない翔太を「いるもの」と刷り込まれたショックで

静かに狂って行ってたんちゃうんかいな。

 

 

由香里の無表情っぽさとか、

そういうことなん?

 

 

 

親の庇護が必要な時に、オトンは共犯者として娘を追い込み、

オカンはそんな父親にあっさり洗脳される娘を疎んじてる。

もやもやニヤニヤニヤニヤもやもや

 

 

由香里は、実は病院かどっかの部屋の中で、

永遠に醒めたくない夢を観てはるんちゃいますやろか?

 

 

そうじゃなくて、翔太以外は現実で。

オトンもきちんと帰ってきたとして。

 

 

あのにこやかな顔の下で

今度はどんな虚構世界を作って由香里に吹き込んでしまうんかと思うと。

っていうか、

由香里、生きていられるの?

知ってしまった由香里は、邪魔者なんちゃうの?

タラーガーンガーンガーンガーンタラー

 

 

 

そっちはそっちで

おばけ以上に恐ない?

ガーンゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリガーン

 

 

Jホラーお得意のおばけさんと、

サスペンスを融合したんやけど、

作ってるうちに「あれ?」となっていってしまわはったんちゃうやろか?

と思うくらい整合性がないのです。

 

 

翔太が、めちゃくちゃ

気味悪い…。

 

惜しい!

もうちょっと…

って思っちゃう作品。

グロはないので安心召されぃ!

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