強くてでかい!
ジュラシック・ワールド ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray] 4,309円 Amazon |
ジュラシック・パーク構想から早幾年。
パークはワールドになって
お客さん、ウェルカムでっせ!
最強の恐竜を作ってご披露や!
しかしあんた、ものには限度っちゅうのがありますがな。
パークから大体20年後。
インジェン社はマスラニ社に買収されて、今やジュラシック・ワールドという一大テーマパークを経営成功させてはった。
島一個まるまる、ワクワク恐竜ランドや!
お客さんは押し寄せるけど、もっともっと…と思うのが経営者。
運営責任者のクレアさん。
甥っ子二人(ザックとグレイ)が遊びに来るけど、仕事が忙しくてそれどころじゃない。
秘書?のザラって言うおねーちゃんに甥っ子の世話を丸投げして「ほな、よろしく哀愁」
なんせウチは今、いろんな生命体のDNAを融合したハイブリッド最強恐竜、インドミナス・レックスのことで手一杯やから!
「よろしいですか?
数年に一回、新種の恐竜をお披露目せな、観客は先細りどす!」
ラプトルの調教をしているオーウェン。
自分やったらなんでも出来るでぇという無駄に自信家…でも基本的にはいい人なオーナー・サイモン。
ラプトルを軍事兵器に使えばええねんと持ちかけるホスキンス。
いろんな思惑が絡み合っとる。
サイモンはインドミナス・レックスは、でかくて強くて凶暴なので、
頑丈な壁の中にまだ封印してるけど、
それが大丈夫かどうか「おめー確認しろや」とオーウェンに命令。
ところが見に行ったら、インドミナス、おらへん。
壁には爪痕が。
まさか逃げよった
「直ちに体内に埋め込込んだ追跡装置で、インディの居場所を教えるザンスー」
「そこにいますで?逃げてませんで?」
「え?」
なんとインディちゃんは、擬態機能も持ち合わせていたので、周囲に溶け込んで、さも逃走したように見せかけておったのじゃ。
おお、なんと賢い。
ガフガァガォォォォォと、
「ウチ、ここから出たいねん、広い世界に飛び立ちたいの…それが、ガールの本能やん!」
(ここの子たちはみんなガールズ)
外に出たインディちゃんは大暴れ。
なにせ一緒に生まれた妹を共食いしたくらいの残虐性を持ってますから、
人間なんて餌です。
おやつよ、おやつ!
オーウェンとクレアは、警報を出し、エリアの一部封鎖をしますが、
お目付け役のザラから逃れて勝手に振舞っている甥っこ兄弟が、帰還命令が出てるのに無視して進んでいかはる。
そこへインディちゃんが現れ、アンキロサウルスをぶっ倒して、
甥っ子たちの乗ってる移動カーをボコボコに。
甥っ子たちは、滝壺に飛び込みなんとか難を逃れます。
全く、このシリーズの子供たちは、みんな冒険心が旺盛すぎるわ。
まぁ、なんとかクレアたちと合流できるんやけど。
インディちゃんを捕獲するため、警備隊が出ますが、
完全に翻弄され、みんな殺されはる。
しかもインディちゃん、体内に埋め込まれた追跡装置を自分で毟り取らはったぁ!
(埋め込まれたのを覚えていた。マダムより賢い)
インディちゃんは、勢いに任せアパトサウルスちゃんたちの群れを全滅に追い込む始末。
「食いたいんじゃなく、殺戮を楽しんでいる」
確信するオーウェン。
サイモンがヘリで出撃。
「オレに~~~任せろ~~~」
インディちゃんは翼竜ドームにやってきて、ドームを破壊。
外に出られるようになった翼竜たちは、飛び立つでぇ!
サイモンのヘリに当たってサイモンお陀仏
開放された翼竜たちは、避難してる人たちを襲います。
ぎゃー。
ザラは翼竜に掴まれて、
「あ~~れ~~~」
言うてたら、モササウルスにガバぁって翼竜と一緒に喰われちゃった。
今作中一番運のない人。
「こうなったら、ラプトルや、こういう時のラプトルや!」
仕方なくオーウェンは、ラプトル姉妹にインディちゃんの追跡をさせますが、
インディちゃんと巡りあったラプトルちゃんは、攻撃をしない。
だってインディちゃんにはラプトルのDNAも組み込まれてたカラー。
寝返ったラプトル達。
インディちゃんとラプトル。
もう、どうしようもない…。
クソ人間どもを始末したラプトルたちですが、
オーウェンとの間に再び絆が戻ったァァ!
インディに反旗を翻すラプトル達。
しかしその体躯の違いは、あまりにも大きなハンディで。
次々と散るラプトルたち…。
残るはブルーただ一人。
敏捷な攻撃は、巨大な顎と前脚の前に、もう風前の灯。
ダメなのか。
インディに…人の造りしキメラに。
我々恐竜は敗北してしまうのか。
(我々て…もうすっかり気持ちは恐竜)
いや待て!切り札があるやん。
そう、我らがT-レックスの姐御や!!
あまりにもデンジャラス過ぎて
封印されていた姐御が、ようやく出てきはるでぇ!
沸き起こる姐御コール。
姐御は、本能的にインディちゃんを敵と認識。
インディちゃんと死闘を繰り広げます。
インディの強力な前脚に、さしもの姐御も苦戦。
姐御がインディにやられそうになった時、
生き残っていたラプッチ・ブルーが、姐御と共闘。
姐御援軍を得て持ち直す。
うぉぉぉぉ、姐御ォォォォ!
ブルゥゥゥゥゥーー!
よっしゃ、インディが崩れ落ちた…トドメを…姐御!
…と思ったら、モササウルスが出てきてインディを水中に引きずり込んで喰ってしまわれた模様。
モッサンは、食い意地の張った娘でしたのね。
一仕事を終えた姐御は、ラプトルに攻撃をしかけず、森に帰って行きます。
オーウェンを見つめるブルー。
オーウェンは、ラプトルを人の世界から開放することに…。
それが彼女にとって、一番幸せだと思ったから。
「オワカレデモイイノ?」
「イイヨ」
ブルーは、森に帰ります。
人のいなくなったテーマパークで、
姐御は咆哮を上げるのです。
ウチの縄張りに入るものは許さんぜよと。
人と恐竜は相容れない。
彼女らは彼女らの世界で。
人は人の世界で。
でも、ロマンを金に変えることしか考えない人間は、
まだ多く残っていて…。
おしまい
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
冷血漢マダムが、
ブルーのあまりの可愛らしさに、
涙がホロリ。
ああ、ラプトル…なんて愛おしい。
そして〆はやっぱり姐御よのぅ。
そら、突っ込みどころは山のようにあるよ。
ガキは小憎らしいし、コソッと親の離婚話とか仕込んでるし(どうでもいい)。
最初っから、追尾装置確認しとけよって話だし。
モササウルスは正確には恐竜ちゃうやんとかさー。
他にもあるよ、ほじくれば出てくるがな。
でもそんなんどうでも良くなるくらい。
マダムは恐竜&その仲間たちが好きなのよさ!
特にラプトルシスターズの賢さ、可愛らしさったら。
人間ドラマなんか、正直どうでもええというマダムには、
これはドンピシャ。
前シリーズへのリスペクトもバッチリ。
新技術もバッチリ。
楽しく夢のある恐竜ワールドを目指していたハモンドと、その友人の息子である元社長。
そんな夢と浪漫は、人の欲望のために歪に進化していく。
人間って、罪深いよなぁ。
だって、普通に進化させるんじゃなく、イベントの目玉としてのハイブリッド生命体(キメラ恐竜)を生み出しちゃうんだもん。
どこまでも強くでかく。
したら、凶暴性も増加されるに決まってるやんか。
なんで恐竜にイカやらカエルの遺伝子を組み込まなアカンねん!
インディが009みたいに悩める嬢ちゃんやったら、
「ウチは世界一不幸な恐竜や」
って言うよ。中山千夏の声で。
インディちゃん、オラオラ系女子だから、悩む暇あったらKILLでぇす!
お陰でとばっちり喰らう他の嬢ちゃん達。
恐竜好きにはオススメ。
ドラマを観たい人には…あんまオススメじゃないかなぁ。
ガーッと来てワーっと来て、きゃー!そういう作品。
初っ端のドン!が実はカラスの脚ってのも、
ステキーーング!
(元ネタはそげキングじゃなくムテキングだからね)
そして今回も、
羊肉は使われませんでした。
チャンチャン。
姐御のかっこよさに免じて、ポチっと。
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