私はゴースト(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

退屈やろうけど、最後まで観たって!

 

 

 

 

私エミリー、一人暮らしを満喫しておりますが。

あれ?ループしてる?

そんな時、どこからか声がする~。

 

 

 

瀟洒なお家に、お嬢さんが一人で住んでいます。

 

 

レトロな雰囲気が、ビシバシ伝わってくるお家。

わざわざ洗面所とか蛇口とか、

レトロに統一する人、おるやん?

金かけて。

 

札束ウインクウインクウインク札束

 

 

100均で「なんちゃってレトロ」にするん違うて、

マジなレトロ。

 

 

そういう人が住んだらテンション上がるわ-アップハート

そういう家に、エミリーは住んではります。

 

 

 

 

毎日目玉焼きを焼いて(卵は2個使い!豪勢に)、

パンと目玉焼きとの朝食を済ませ、

買い物に行き、

掃除もし…(かなりのキレイ好きとお見受けいたした!

 

 

でも、買い物に行っても、ドアがバタンと閉まるだけで、エミリーが出て行く気配はなし。

 

 

「なぜなら、あなたはお化けだからですよ~~」

台風おばけくんおばけくんおばけくん台風

 

 

ファッ?

私がお化け?

何言うてんの

??ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ??

 

 

 

「いえいえ、あなたはお化けなのです。成仏できてないの。

ちなみに私は霊能力者のシルヴィアよ」

 

 

そのうちエミリーは、以前にもシルヴィアと交信したことを思い出し、

自分が暴漢にナイフでめった刺しにされて殺されたことも思い出します。

ガーンゲッソリゲッソリゲッソリガーン

 

 

 

「今貴女が経験してるのは、思い出追体験、

普通は自分がお化けって認識したら、成仏できるんだけどなぁ」

 

 

なぜ自分が成仏出来ないのか不思議に思うエミリー。

たまに、上の階(屋根裏部屋)から、変な音が聞こえたりするけど、

それと関係あるのかな?

 

 

シルヴィアと交信していくうちに、エミリーは

母親から捨てられたことも思い出します。

 

 

それがさ、私悪魔憑きとか言われちゃってさ。

そういう無責任なことするから、

私殺されちゃうのよ。

 

 

「エミリー、あなたは殺されてはいない。

あなたは自殺なの」

 

 

な、なんじゃってぇぇぇ

?滝汗滝汗滝汗?

 

 

「あなたは…つまり多重人格で、

あなたの中にいる狂気を持った人格によって自殺に追い込まれたの」

 

 

 

な、なんじゃってぇぇぇ

??ゲローゲローゲロー??

 

 

「そいつも一緒に成仏しないと、あなたはこの世に囚われたまま…」

 

 

ものっそ怖い思いをして、

屋根裏部屋に行くエミリー。

( ;゚─゚)ゴクリ

 

 

ここでオカンが虐待してはったんよ…。

思い出したわ。

でも…

誰も居ないけど?

 

 

階下におりたエミリー。

しかし、誰かが螺旋階段をおりて来ます。

 

 

 

目の周りを真っ黒に塗った、エミリーの中にいた狂気の人格が、

ようやく登場です。

 

 

白塗りにマッパ。

 

 

いいですか?

想像して下さい。

白塗りにマッパの男(顔は目の周り真っ黒にしたメイク)が、ドダダダダダーと追いかけてきたら。

ランニングランニングランニングあしあとあしあと

 

 

ブランブランしながら(もちろんそのものは映ってませんが)襲ってきたら。

 

 

 

普通は逃げます。

ティンコを狙って戦おうなんて女傑は、そうそういません。

 

 

マッチ棒みたいやね…フッニヒヒ

などという余裕ぶっこきも出来ません。

 

 

エミリーは当然ひたすら逃げ、

追いつかれ、

ナイフで殺されます。

 

何度も何度も何度も。

 

 

 

サツガイされる輪廻。

 

 

エミリーは、シルヴィアに助けを求めますが、

あのババァ肝心の時に、うんともすんとも言いやがらねぇ!

 

 

 

エミリーは自分が戦うしか無いと、ガクガク震えながらも決意。

 

 

 

 

「お前を殺したら、ワイ自由になれると思ってたのに…、

自由にはなれなかった」

狂気の人格が、悲しげな顔で言いよるけど、

知ったこっちゃねーわ!

 

 

 

世界(瀟洒なお家)が瓦解していき、

ここに至ってようやくシルヴィアから、

 

 

「光の方に行きなさい、それが天国」

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラふんわりウイング

と言われますが。

 

 

どこをどう見ても光なんかあるかい!

 

エミリーは、崩れゆく世界の中ただひたすら

「私はゴースト、私はゴースト…」

と唱えるのでした。

 

 

        おしまい

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

 

 

エミリーは成仏できたのか否か!

 

 

70分ちょっとの映画なのですが、

前半のエミリーの日常部分は、

はっきり言ってつまんないです。

 

 

 

不穏な空気は孕みつつも、目玉焼き焼いて買い物行って…が続くので、退屈。

 

 

実は、これが後半活かされてるんですけどね

 

 

 

同じことを繰り返すのは、その記憶があるからで、

美しい家も小鳥がさえずる窓辺も、

全部記憶が生み出したマボロシ。

 

 

 

 

因果から開放されて、外に出ていこうとしたら、

そこは何もない暗闇。

虚無。

 

 

声すら消えてしまう虚無。

 

 

そして後半20分くらいで出てくる、

異型のマッパ男。

 

マッパ男が追いかけてきたら、

純真な乙女は逃げます。

 

 

もちろんマダムも逃げますよ?

股間をじっくり観察なんてしませんよ?

しませんとも!!

18禁真顔真顔真顔18禁

 

 

 

で、こいつがエミリーがオカンから捨てられた原因になった「凶暴な人格」なのは間違いなく。

悪魔やらデーモン族が取り憑いたやらそんなんじゃなく、所有人格の一つだと思うんですが、どうでしょう?

 

 

エミリーは「光」を見つけられず、

「自分は幽霊である」と言い続けて成仏しようとしますが、

結局あの、虚無の暗黒があの世なんでしょうか。

 

 

ワイはそう思った。

 

 

凄く退屈なパートと、

うヒィィィぃぃ!なパートに分かれてますが、

短い作品なので、

良かったら…。

 

 

ただ前半は、結構不穏と言いながらものんびりしてますが、

後半は、血飛沫が飛び散りますので注意。

あんまりグロいシーンはありません。

 

 

「オメーはお化けでも悪魔でもねーわ、変態だわ!」

そう言いたくなること

間違いなし!

 

ABC・オブ・デス2で

疲れて

今日は短いのを一発。

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