昔はこの顔マネで遊んだものよ…
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山田太郎(ドカベン)に似た
穏やかな顔の神様が、
怒りのデスロードしはる…。
時は戦国嵐の時代。
フジマル~、フジマル~…間違えました。
とにかく戦国時代に、花房家の領主は、
家老・大館左馬之助(上田馬之助みたいな名前)のクーデターにより、
その座を追われ=殺されちゃったん。
幼い領主のこどもたち(忠文&小笹)は、家来の小源太により辛くも救出!
小源太の叔母上である信夫のもとに身を寄せました。
信夫は、巫女にしては齢食ってるけど、神職で。
ここに祀られている神を、お守りするお役目様。
流石にここまでは左馬之助も追ってこねーって…と、兄妹はお家復興を希望として、山の中で密やかに生きておった。
そして10年。
兄ちゃんは立派な青年に。
娘は美人の嬢に成長。
花房の領主をぬっころしてくれちゃった左馬之助ってばー、チョー横暴でー。
領民は、みんな苦労してるわけー。
10年こらえてこらえて、もうヒーヒーよ。
「花房様の時はよかったな~」
「今の領主、ダメだよね」
TwitterでつぶやくこともLINEで愚痴ることも出来ない戦国時代ですから、
皆さんただ耐え忍ぶのみ。
小源太が城下に入って捕まっちゃって、
お兄ちゃんが助けに行くけど、やっぱり捕まっちゃって~。
なにしにいったー!
信夫さんが、
「オメーら、ええかげんにせんと神罰が下るぞよ」
って忠告したら、
「うっせーわ、バーカ」
と左馬之助怒って信夫をKILLっちゃった。
兄ちゃんも小源太も帰ってこねーと心配してたら、
左馬之助がやってきて、
「何が神じゃ、ヴォケ」
と、神様の額に大きな釘を打ち込まはるやん?
おお、何たること、コーンコーンと釘を撃ちこんだら(そんな軽快ちゃう)、
血がたら~~~。
いくら無神論者のマダムでも、そこまではようせんわ。
釘を撃ちこんだら、地震が起きて、
お山が鳴動よ。
家臣もガラガラ落ちてくる岩やらに押しつぶされて被害甚大。
小笹が、
「お兄ちゃん助けてほしい…小笹が犠牲になったら、神さん動いてくれはりますか?」
とホロリと涙を流すと。
神さんの石像が顔の前で手を上下し、
武闘モードにチェンジ。
怒り狂った青い顔になって、大暴れ。
勢いづいた神さん→魔神は、そこら辺にいる家臣をちぎっては投げ、ちぎっては投げ。
城下町に行っても大暴れ。
処刑寸前だった兄ちゃんと小源太は、この隙を巧くついた、元花房の家臣たち(今は謀反を起こそうと決起中だった)に救われるものの、
魔神の怒りは収まらず。
魔神にしたら、
額に釘打ち込まれて、
何晒すんじゃヴォケ-ってなもんでしょうし、
市井の庶民さんと左馬之助の家臣と花房の配下の者の区別なんかつくけぇ!ってな感じ?
とにかく、
あのヴォケ左馬之助殺すまでは、ワイ、暴れるでぇ。
左馬之助は必死に逃げますが、マジン・ゴーとなった魔神に追い詰められ、
掴まれて。
魔神の額に打ち込んだ釘を「お返ししますんやわ」と、
魔人さんが抜き取って左馬之助の胸にぶすつ!
死亡。
でも魔人さんは、暴走モードのエヴァのごとく、止まらへん。
庶民さんも犠牲に。
小笹が「もうやめて…」と泣くと、
( ゚д゚)ハッ!
魔神は光の玉になりどっかに飛んでいかはった。
残された、魔神の抜け殻になった山田太郎の石像は、
ガラガラと瓦解。
街をむちゃくちゃにした挙句の果てに、
バハハ~~イと責任は丸投げで逃走しやがった。
神のくせに!
おしまい
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大魔神って20メートルくらいあると思ってたのに、
4メートルくらいなんですってよ、奥様!!
生半可にリアルな怖さがある大きさですわよね。
前半の…と言うか、
殆どのシーンが、時代劇なので。
子供さんが観るには、そりゃもう退屈じゃったのぅと。
あ、でも当時は、ジジババと一緒に時代劇とか見せられてたから(テレビは一家に一台の時代)、そんなに苦痛でもなかったのかな。
カタルシスはあるもんね。
今観たら、すげー豪華やな-!!と思うんですが、
やっぱり前半の時代劇ドラマがめんどくさく、
正義側は、どこまでも清く正しく美しく!なので、
も~人間ドラマどうでもいいよ!
怪獣、怪獣出せよ!!なマダムには、
結構眠くなる展開でした。
寝ました…すみません。
ストーリーが結構大人向けなのに、
お色気シーンが皆無なのも、ガッカリンコ。
まぁ怪獣映画(日本の)に、お色気なんて以ての外!という時代でしたからねー。
でもさ、着物だからボディラインも出ないし、
胸元もピチっとしてるし。
大魔神が、ちっこい恐竜と戦うとか、
そういう展開は全く無く、
あくまで不埒な人間どもに制裁を加える…。
しかも、ためてためて最後に爆発。
前半は山田太郎顔で、じっとしてはるん。
ちょっとは、なんかせぇよ!
どんだけ穏やかやねん、アンタ…と思ったら。
一回放たれたら「処刑」「処刑!」と、らぶぽん(マヨイガ)みたいに一人で勝手に暴走して、一人で勝手に納得しはるというね。
そんで綺麗な(一応見目麗しく心も美しい)チャンネーがホロリと泣いたら、ストップしてくれはるというね。
集客が思ったよりアレで、三作目までしか作られませんでしたが、
下手にズルズルと上映して、
包丁みたいなドタマの怪獣と戦わせられるとか、
哀しいほどノーテンキなマーチを作られるとか。
そういう悲しい最後を見なくて済んで、
思い切り良く「ハイ、もう続編なし!三作目で終了~」にして頂いてよかったのかも。
時代劇スキーな方にはオススメ。
そうじゃない方も、
昭和のノスタルジックな映像美は堪能できますぞ。
大魔神の造詣、
これがまた素敵でさぁ
大魔神ごっことか、したよね?皆の衆!
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